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2017 SEASON MATCHES試合日程・結果

エースの一撃! アウェイで快勝!



前節まで3位につけていた徳島ヴォルティスからアウェイで勝利をつかみ取り、もう一度、自分たちの力でチャンスを手にした。

町田也真人が振り返る。

「相手にボールを握られてしまって、自分たちのやりたいサッカーはあまりできませんでした。それでもなんとか耐えて、難しいゲームに勝てたことに満足しています」

もちろんフアン エスナイデル監督も、ポジティブな言葉を残した。

「リードを守らなければならない状況でチームは苦しみましたが、ハードワークをして結果を残すことができました。選手たちは素晴らしいパフォーマンスを見せてくれたと思いますし、満足しています」

スタメンは4-3-3の布陣。GKは佐藤優也。最終ラインは右から溝渕雄志、キム ボムヨン、近藤直也、乾貴哉の4人。アンカーのポジションに熊谷アンドリューが入り、中盤には加入後初スタメンとなる矢田旭と町田也真人が位置。前線は右に船山貴之、左に清武功暉、中央にラリベイが並んだ。

総得点数でリーグ1位のジェフと同2位の徳島の対戦は、立ち上がりからインテンシティの高い好ゲームとなった。

最初のチャンスは徳島。長身FW佐藤晃大のポストプレーから左サイドに展開し、オーバーラップしたDF馬渡和彰がシュート。これは佐藤優也がしっかりとブロックする。対するジェフは19分に決定機を演出。右サイドでラリベイが起点を作り、溝渕がクロス。清武が飛び込んでスライディングシュートを放つが、これは惜しくもオフサイドの判定だった。

その後はセカンドボールを拾い合う五分五分の展開が続き、ジェフは高い位置からのプレスによるボール奪取と得意とするサイド攻撃からチャンスを作った。ボール支配率は徳島が上回ったものの、近藤を中心とする最終ラインは見事なコントロールで相手に隙を見せなかった。

前半終了間際の43分には左サイドで再びラリベイが起点を作り、右サイドに展開。フリーでパスを受けた船山は飛び出したGKの動きを見極めてループシュートを放ったが、これはミートせずゴール左に外れる。しかし迎えたアディショナルタイム、またしてもラリベイが右サイドのポストプレーで起点を作ると、船山が一度失ったボールを奪い返し、町田がラストパス。相手最終ラインの背後に走り込んだラリベイがスライディングシュートを放ち、これがゴール左隅に決まってジェフが先制に成功した。

徳島はハーフタイムに2人を交代。しかしジェフは後半も立ち上がりから積極的な攻撃姿勢を見せ、49分にはCKから乾がクロスバー直撃のヘディングシュートを放った。58分には足を痛めた清武に代えて、MF為田大貴が投入された。

65分に迎えた徳島の決定機は、MF島屋八徳のヘディングシュートを佐藤優也がファインセーブ。直後の67分、フアン エスナイデル監督は疲れの見え始めた矢田に代えてMFアランダを送り込み、73分には船山に代えてDF若狭大志を投入。フォーメーションを5バックに変更し、守備を固めてカウンターを狙う戦術にシフトする。

その後の時間帯は徳島の猛攻を受けたが、ジェフ守備陣は落ち着いて対応し、カウンターから決定機を演出。82分にはラリベイのポストプレーから思い切りよく攻撃参加した溝渕がミドルシュートを放つが、これは惜しくもゴール左に外れた。

それでも、苦しい時間帯をなんとかしのいで敵地で勝点3を獲得。上位につける徳島から、しかもアウェイで手にした勝利に選手たちは笑顔を見せた。決勝ゴールを決め、シーズン得点を2ケタに載せたラリベイが言う。

「勝つということは本当に重要なことです。順位に影響する対戦でしたし、チームが自信をつけるという意味でもとても重要な試合でした」

次節からはホーム2連戦。上位進出を視界にとらえ、より多くの勝点を積み重ねたい。