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試合日程・結果

2017 SEASON MATCHES試合日程・結果

この悔しさを、次へ。



スタメンは4-3-3の布陣。GKは佐藤優也。最終ラインは右から溝渕雄志、近藤直也、キム ボムヨン、乾貴哉の4人。アンカーのポジションに熊谷アンドリューが入り、中盤に町田也真人と矢田旭が位置。前線は右に船山貴之、左に清武功暉、中央にラリベイが並んだ。

前半はジェフが湘南を圧倒した。

圧倒的に主導権を握りながら、なかなかゴールを奪えない厳しい試合だった。

まずは5分。カウンターで相手最終ラインの背後に抜けた船山がGKと1対1となりシュート。しかしポストに嫌われ、最初の決定機を逃す。それでも前線からの激しいプレスで主導権を握ったジェフはショートカウンターから立て続けに決定機を演出。12分には清武、町田、ラリベイとつないで町田がシュート。さらに16分にはキムのアーリークロスに溝渕が飛び込み、折り返したボールに船山がヘディングで合わせたがGKのビッグセーブに阻まれる。

その後もジェフの勢いは衰えず、攻勢は続く。

20分には30メートル超の距離から直接FK。清武の無回転シュートがGKを強襲し、直後の23分には町田のクロスから再び清武がシュートを放つが惜しくもポスト。34分にはラリベイが振り向きざまにシュートを放ち、39分には熊谷のサイドチェンジから乾がクロス。飛び込んだ船山の足は、ほんのわずか届かなかった。

前半はほぼパーフェクトと言っていい。町田は振り返る。

「いつもどおりというか、イメージどおりの立ち上がりでしたし、ほぼウチのゲームだったと思います。できれば早い時間に点がほしかったけど、前半はゼロに抑えることができて、後半もこれを続ければチャンスは必ずあるんじゃないかと思っていました」

後半も主導権を握ったのはジェフ。フアン エスナイデル監督は早めの交代策でその勢いを加速させようとした。

68分、船山に代えて為田大貴を投入すると、為田を左に、清武を右に配置。直後の70分には清武が右サイドからクロスを送り、ラリベイがシュートを放った。76分にはラリベイに代えて指宿洋史を投入。ジェフはさらに圧力を強めて相手ゴールに迫ったが、ゴールを割ること“だけ”ができなかった。

迎えた82分、相手にCKを与えると、途中出場のドラガン ムルジャにヘディングシュートを決められて失点。85分には矢田に代えて若狭大志を投入し、近藤を最前線に上げる。しかし最後までゴールを奪うことはできず、0-1のままジェフは黒星を喫した。

指揮官が言う。

「本当にいい試合をしたと思っていますし、内容に満足しています。選手に対しては文句のつけようがありません。彼らの努力に感謝していますし、素晴らしいプレーを見せてくれました。負けて嬉しい試合はないので喜んでいるわけではありませんが、自分たちのサッカーには満足しています」

勝利への強い意志を、しっかりと表現した試合だった。それでも、ゴールと勝利という結果だけがついてこなかった。それでも、今シーズンにおけるホーム初黒星という結果を“次”につなげなければならない。指揮官はこう続けた。

「もし我々がこのパフォーマンスをキープすることができれば、多くの試合で勝てると信じています。これが我々の進むべき道です。監督としての目的は、このパフォーマンスレベルをキープすることです」