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2017 SEASON MATCHES試合日程・結果

望みをつなぐ4連勝



望みをつなぐ勝利だ。アウェイの大分トリニータ戦に臨んだジェフは、2-1で勝利。4連勝を成し遂げて勝点を「59」に伸ばした。

スタメンは4-2-3-1の布陣。GKは佐藤優也。最終ラインは右から溝渕雄志、近藤直也、キム ボムヨン、乾貴哉の4人。ボランチに佐藤勇人と矢田旭が入り、2列目は右に町田也真人、左に清武功暉、トップ下に船山貴之を配置。1トップにラリベイが入った。

立ち上がりは押し込まれる時間が続いた。2分、6分と大分にシュートを放たれ、ゴール前に押し込まれる場面がつづく。それでも、9分には清武、10分にはラリベイが決定的な場面を迎えてシュート。流れを一気に引き寄せると、16分にはカウンターからチャンスを作り、矢田のラストパスを受けた清武がシュートを放った。18分には佐藤優也が前節に続くビッグセーブでピンチをしのぎ、ジェフが主導権を握り始める。

もっとも、シンプルに裏を狙う大分の攻撃にも破壊力があり、攻守の入れ替わりが激しい展開は続いた。両チームとも攻撃的な姿勢を見せた前半は、スコアレスドローのまま終了。フアン エスナイデル監督は早くも手を打ち、清武に代えて為田大貴を投入する。

試合を動かしたのは、その為田だった。

まずは53分、左サイドでドリブル突破を仕掛け、グラウンダーの鋭いクロスを供給。相手GKが弾いたボールをラリベイが押し込み、ジェフが先制点を奪う。

さらに68分、再び左サイドをドリブルで突破した為田が鋭いクロス。ゴール前に飛び込んだ船山がスライディングシュートで合わせ、ジェフがリードを広げる追加点を奪った。

しかしその後は防戦を強いられ、71分、72分と大分に決定的なチャンス。81分、指揮官は足を痛めた船山に代えて熊谷アンドリューを投入したが大分の勢いは増す一方で、迎えた85分、大分の後藤優介にゴールを奪われ、1点差に迫られた。

約6分間のアディショナルタイムを含めて、その後もジェフの劣勢は続いた。90分には町田に代えて大久保裕樹を投入。守備を固め、苦しい時間を耐え抜いた選手たちは、試合終了のホイッスルと同時にピッチに倒れ込んだ。

フアン エスナイデル監督は選手たちのパフォーマンスを賞賛した。

「選手たちに感謝しています。全員が素晴らしいハードワークをしましたし、勝利に値するものだったと思います。4連勝の原因は、全員がハードワークをして、全員がいい状態にあることです」

苦手意識はもうない。ラリベイが言う。

「僕たちはアウェイのパフォーマンスを問題としていましたが、この試合を境に、アウェイだろうが、ホームだろうが関係ないということを示せたと思います。駆けつけてくれたファンの皆さん、ホームで応援してくれたファンの皆さんに感謝します」

ラスト3ゲーム。自分たちの力で、わずかな望みを大きな可能性に変えることができる。