我々のチームのサッカーを心から楽しみました。選手が発揮したすべての努力に、本当に感謝しています。最後の最後まで走り切ってプレスをかけた。このチームを指揮することができて、本当に幸せです。選手に感謝したいと思います。

――監督の目指しているサッカーを100％体現したように見えました。

前半の立ち上がりは少しナーバスになり、いくつかのミスがありました。しかし、それ以降はしっかりと連動し、ミスもなくなりました。後半に関してはファンタスティックな試合でした。選手に注文したことはすべてやってくれましたし、それ以上のことをやってくれました。誰が見ても分かると思いますが、相手よりも上でした。いつも千葉に来てくれている記者の皆さんは分かると思いますが、勝てばいいということではなく、勝ち方が大切であるといつも言っています。これです。ファンタスティックな試合でした。

非常に明確だった「やるべきこと」を、すべての選手が高いレベルで実行した試合でした。この試合が決勝戦のようなゲームであることは分かっていましたし、それを90分間続けられたことが結果につながったと思います。前半の立ち上がりは、気持ちの高ぶりもあり、必要のないミスもありました。でも徐々に落ち着きを取り戻して、2点目、3点目とたたみ掛けるように追加点を奪えたことが大きかった。それからは、余裕を持って進めることができました。守備陣の集中力も素晴らしかったと思います。

後半はチームがとても落ち着き、さらに強い気持ちを持ち続けることもできました。自分のゴールシーンはどちらもフリーでしたし、1点目はタカ（船山）、（自身の）2点目はタメ（為田）からのナイスアシストでした。2点目はタメとのタイミングも合いましたし、スペースを作る動きでフリーになることができました。

僕らはやるしかないので、挑戦者として闘って、うまくいったという結果だと思います。前半の立ち上がりは少し難しい状況になりました。選手が替わっているポジションもあるし、慣れるまでに時間がかかったところはあると思います。でも、それもみんなでカバーすることができたし、耐えるべき時間に耐えることができた。それが良かったと思いますし、こういう試合を毎試合やらなきゃいけないと思います。

相手はパスをつないでくると分かっていたので、前からプレスに行こうという話は監督からありました。それが90分間続いたことが良かった。相手は技術があるので危ない場面もありましたが、耐えて、追加点をすぐに奪えたことで優位に立つことができたと思います。まだホームで1試合あるので、今日以上の試合をやりたいですね。

自分たちが主導権を握れる時間帯は少なかったけど、それでも勝てればいいので。相手がああいうサッカーをしてくるのは分かっていたし、試合前のミーティングでボールの奪いどころなどの指示もありました。試合序盤に少しミスが多かったのは、やっぱり経験の少なさだと思います。だからああいう展開になることは予想していたし、特に焦ることもありませんでした。

相手にボールを持たせて、それを奪ってショートカウンターを仕掛ける。今日は割り切ったサッカーがハマったと思います。ただ、前半にも点を取れそうな場面があったので、早めに決めていればもう少し楽に戦えましたね。2-0から3-0にできたことが大きかった。とはいえ、シモビッチのシュートがクロスバーに当たったシーンもあったので、運も味方にすることができたのかなと思います。もう少し主導権を握りたいけど、それについては今日は相手のほうが上手なので。相手をうまくハメられた試合でした。

ボールを持たれることは試合前から分かっていましたし、ミーティングでもプレスをかければいい形でボールを取れると監督が言っていました。その中でそれをしっかり実現できて嬉しく思います。今日もすごくプレッシャーを感じていましたし、最初ちょっと硬かった部分もありましたが、最後まで走るというところで自分たちの長所を出しながらリラックスしていけたと思います。

（ゴールシーンは）也真人くん（町田選手）の粘りがゴールに繋がったと思います。今日は90分通してみんなが走って、いつもより特にボールを取る力というのをすごく感じました。（ホームの名古屋サポーターに）負けないくらいゴール裏はジェフサポーターで埋め尽くされていて、その声援が僕らを走らせてくれました。本当に力強かったです。