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  • 2022.12.13
  • クラブ

役員人事の内定について

2022年12月31日(土)付けで代表取締役社長 森本航の退任と、2023年1月1日(日)付けで島田亮の代表取締役社長就任が内定いたしましたのでお知らせします。なお、2022年12月21日(水)に開催予定の臨時株主総会及び取締役会において正式決定いたします。


2022年12月31日付

○退任
代表取締役社長 森本 航


2023年1月1日付

○就任
代表取締役社長 島田 亮

 
氏名
(生年月日)
略歴
島田 亮
(しまだ あきら)
(1966年12月17日)

1989年 4月 東日本旅客鉄道株式会社 入社
2004年 6月 同 事業創造本部 資産活用部門広告G課長
2006年10月 同 同 ホテル・メディア事業推進部門スポーツ事業G課長
2007年 9月 株式会社東日本ジェイアール古河サッカークラブ 営業部担当部長
2007年 9月 同 取締役営業担当部長
2011年12月 ジェフユナイテッド株式会社 代表取締役社長
2016年 1月 株式会社ジェイアール東日本企画 JR局担当局長
2018年 8月 JR東日本メディア株式会社 代表取締役社長 (現在に至る)

 
退任挨拶

このたびジェフユナイテッド株式会社の代表取締役社長を退任することとなりました。2019年12月に就任してから3年1か月、サポーター、スポンサー、ホームタウンである市原市、千葉市の皆様にはコロナ禍の厳しい環境の中でも変わらぬ応援をいただきましたこと感謝の念に堪えません。

社長に就任し3シーズン、J1昇格を目指して取り組んでまいりましたが、皆様のご期待に応えられなかったことについては大きな責任を感じております。ホーム最終戦の挨拶で「少し時間をください。」と申し上げた主旨は、来シーズンのJ1昇格に向けた準備に取り組むことでした。来シーズンは、新たにスタートした小林慶行監督の体制で「リスクを怖れないサッカー」で土台を作り、J1昇格を目指して戦ってまいります。その先には皆様と感動と感激を分かち合える日が必ず来ると信じております。
小林慶行監督は監督として初めて指揮を執ることとなりますがコーチから監督に昇格し初年度に結果を出す例もあります。今回の編成は小林慶行監督自らが獲得する選手に対して自分のサッカー観について熱意をもってプレゼンしそれに共感してくれた選手を中心に編成が進んでいます。このような選手獲得のスタイルは今までのジェフでは珍しいことです。

小林監督と話すなかで、「自分は監督1年目なので怖れるものはなにもない。選手ともこの気持ちを共有してリスクを怖れないサッカーをしてスタジアムを歓声一杯にしていきたい。」という言葉がありました。11月20日のオシム元監督追悼試合で新たに設けられたオシムゲートにも「リスクを冒さない者は勝利を手にすることはない。それはサッカーも人生も同じだ。」と刻まれています。私はこの言葉の力を信じています。もちろん勝負の世界ですので結果が積み重ならなければ何の説得力も持たない厳しい世界です。だからこそ最初の第一歩は信じるところから始めていきたいと感じています。

この世界に入るまではサッカーは有名な監督や選手、実績のある戦術、素晴らしい環境があれば結果はでるもの、いや、でるはずという意識がありました。しかし現実はそんなに簡単なことではないことに気がつきました。大事なことは選手、スタッフ、サポーター、スポンサー、サッカーに関わるすべての仲間が同じ方向を向くことです。勝っているとき、順風のときは皆が同じ方向を向いてくれます。逆に負けているとき、逆風の時は皆が違う方向を向き始めます。今まで昇格してきたクラブを間近で見てきました。強いチームは、負けているときに逆風のネガティブな時間をいかに短くするか、そしてすぐにポジティブな方向に切り替えることをしており、こういったマネジメントが優れているクラブが真の強いクラブであると感じるようになりました。逆風の時にこそ、クラブの真価が問われます。そこを乗り越えるためには皆がお互いをリスペクトして信じあうこと、ともにリスクを冒して挑戦を続けること、そして一番大事なことは勝つまであきらめないことです。これが3シーズンを経て行きついた私の結論です。そしてこれはサッカーだけではなく全てに対して同じことが言えるかと思います。

私は生まれも育ちも千葉市でありこの街には人一倍、強い愛着があります。そしてもう一度、フクダ電子アリーナでJ1の試合を実現させることは一分一秒たりとも頭から離れたことはありませんでした。もちろん思いだけで結果がついてくるような甘い世界ではありません。そしてこの3年間、もう一つの戦いとも直面しなくてはなりませんでした。それはコロナ禍で支えていただいてきたサポーターやスポンサーの皆様が厳しい環境にいる中でクラブの経営を健全に維持していかなくてはいけないことでした。これはトップである社長の仕事であり大きな責任でもありました。ジェフユナイテッド市原・千葉はトップチーム以外にも長年のプロ化の夢が実現したレディースの選手たち、将来のプロ選手を夢見る育成部門の選手たち、そしてそれを応援するご家族、さらにクラブスタッフなど多くの人たちの夢や人生にも責任を持っています。だからこそコロナ禍を理由にクラブが継続できなくなることは絶対にできない、こういった思いももってやってきた3年間でした。この戦いは絶対に負けが許されない試合です。そしてこれからも同じことが言えます。

ジェフユナイテッド市原・千葉での3シーズン、厳しい時期もありましたが、そのような時にスタジアムで温かい声をかけてくれたサポーターの皆様には幾度となく心が助けられました。ジェフユナイテッド市原・千葉のサポーターは日本一です。引き続きジェフユナイテッド市原・千葉へのご支援、ご声援をお願いいたします。

最後に、ジェフユナイテッド市原・千葉に関わる全ての皆様にあらためて御礼を申し上げます。
ありがとうございました。

ジェフユナイテッド株式会社
代表取締役社長 森本 航