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  • 2024.07.04
  • 社会連携活動

フードバンクちばとの共同事業について

ジェフユナイテッド市原・千葉では、新人研修の一環として、久保庭良太選手と谷田壮志朗選手が6月21日(金)午後にフードバンクちばへ食品の仕分け作業を行うために訪れました。
 
 
 

■当日(6月21日)の活動報告について

今回の食品仕分け作業は久保庭選手と谷田選手が参加しました。はじめに食料廃棄と食料難の現状について約1時間レクチャーを受け、その後仕分け作業を実施しました。
仕分け作業では、食品の賞味期限を確認しながら、期日とカテゴリーに分けていくという地道な作業。谷田選手は「これはどこの棚だ?」と仕分け棚を探して歩き回っていました。久保庭選手はケガの為、箱に入った食品の消費期限ごとに仕分ける作業に専念。最初はなかなか期限を見つけられずに四苦八苦していましたが、時間が経つにつれてテキパキと食品を消費期限別に分けていました。
久保庭選手は、「個人がフードロスを減らす一環として、フードバンクの存在が広まることが非常に重要だと感じました。サッカー選手という立場としてこのような活動を社会に広めていく必要性あり、自分ができることをやっていこうと思いました。」
谷田選手は、「食品ロスの多さを改めて知ることができました。一方で食に困っている人が多くいて、その人達をサポートする企業やボランティアの方々が多くいることも知ることができました。自分自身ができることは限られていますが、まずは食品ロスを減らそうと思いました。」と話してくれました。
今後もジェフユナイテッド市原・千葉では、食品ロスと食料支援の課題に継続的に取り組んでまいります。
 

食品廃棄と食料難の問題、現状について勉強しました。

 

消費期限とカテゴリー別に仕分ける為のレクチャーをうけます。

 

消費期限を確認して棚に入れていきます。

 

【「フードバンク」とは】

企業や各家庭で余剰となった食品を集めて食品の廃棄をなくし、さらにそれを貧困等で食料に困っている方々に提供するシステムです。日本国内では年間約2000万トンの食品が廃棄され、その中にはまだ食べられるのに捨てられてしまう「食品ロス」が500~800万トンもあると言われています。一方で、経済的な理由で家族が必要とする食料が買えなかった経験を持つ世帯は全世帯のうち15,6%にものぼり、さらに7人に1人の子どもが生活支援を受ける状況です。こうした矛盾を少しでも改善し、安全に正しく食品を届けることをフードバンクちばが行っています。

ジェフユナイテッド市原・千葉では、クラブ理念である「ジェフユナイテッドアンセム」の実現の一環として、2021年からこの食品ロスと食料困窮の課題に取り組み始めており、6月16日に行われた、2024明治安田J2リーグ第20節徳島ヴォルティス戦では、ファン・サポーターの皆さまのご協力により、各家庭で余剰となっている食品等を収集させていただきました。最終的に57名(寄付金のみ含む)の方にご参加をいただき、総重量49.6キロの食品を集めることができました。