今年の10月に行われたAFC U-19女子選手権タイ2019において、日本女子代表は3大会連続6回目の優勝を成し遂げ、2020年にコスタリカとパナマで開催されるU-20女子ワールドカップへの切符を手にした。
その中、同大会ではジェフレディースU-18からFW大澤春花とMF中尾萌々が選出され、ともに全試合に先発出場しタイトル獲得に大きく貢献。
クラブのアカデミーで育ち、“心技体”を磨いてきた2人にワールドカップへの思いと、アカデミーの卒業を間近に控え、これからの目標について話を聞いた。

インタビュー・文=石田達也

ワールドカップでは優勝を狙う!

大澤&中尾

―― 本題に入る前に、二人は仲が良いですね?

大澤はい(笑)。

中尾仲が良いですよ(笑)。

―― 初めにAFC U-19女子選手権タイ2019大会のことを振り返ってもらいたいのですが?

大澤アジアの頂点に立つことを目標にしていたので、優勝できたことは本当に嬉しいことですし、多くの試合にスタメンで出場させてもらったことは自分の自信になっていて良い経験が詰めたと感じています。フォワードとして3得点を取れたことは良かったのですが、大事なところでもっとゴールが決まっていれば楽な試合運びができていたと思うので突き詰めていきたいと思っています。

中尾目標を達成したことは良かったと思います。代表チームは始動時からしっかりとコンセプトを積み上げてきました。それを発揮する舞台だったので大会前は緊張していましたが、大会がスタートするとあっという間でした。1試合1試合、みんなで話し合うなど充実した時間を過ごせました。

大澤&中尾

―― 3連覇がかかっていたと思うのですがプレッシャーはありませんでしたか?また国際大会を通じ肌で感じたことを教えてください。

大澤プレッシャーはありませんでした。

中尾私もありませんでした。

大澤プレッシャーのことは考えず、優勝したい気持ちの方が強かったこと、目の前の試合に勝ちたいという気持ちの方が強かった気がします。

中尾私も勝ちたい気持ちの方が強かったと思っています。

大澤率直に感じたことを話すと、決勝戦の相手は北朝鮮女子代表チームだったのですが、アップ時から声を出していて、チームの雰囲気が日本とは違っていました。そうした空気感や雰囲気を日本チームも作っていった方が良いとも感じました。

中尾私が感じたのは、多くの観客が入っているスタジアムだったこと、そして国歌斉唱の瞬間は気持ちが締まりました。雰囲気にのまれた部分もあって、球際での判断が遅れた部分もあったので、そこの意識づけをしたいと思いました。

大澤&中尾

―― この優勝経験は二人にとって、どんな糧となり2020年にコスタリカとパナマで開催されるU-20女子ワールドカップに生きてくると思いますか?

中尾U-16の時には3位通過で、ワールドカップ本大会では結果を出せませんでした。そして、今大会では最高の舞台で戦わせてもらい優勝できたことは、前回の経験がつながっていると感じました。ただ2020年のコスタリカとパナマで行われるU-20女子ワールドカップについては、代表チームの中で優勝という目標を立てています。だからこそ、その時のメンバーに選出されることが大事ですし、このままでは優勝は難しいとも思っています。自分自身がさらに成長することでチームの力になりたいと考えます。

大澤U-16の時には優勝を逃しています。今回の大会では、多くの試合に出場させてもらったことでキツイ試合でも、自分のためではなくチームのために得点を取り、走ることができたので自信につながっています。来年のことを考えてみても、まず自分が代表メンバーに選ばれなければ優勝も見えませんし、選ばれることを目標に努力を重ねていきたいです。アジア大会では3得点の結果でしたが、もっとゴールにこだわったプレーをして、大事なところでチームを勝たせられる選手になりたいと思っています。