あるテーマについて、どこまでも深く語り合う『JEF TALK』。
スペイン・ベティスに移籍することを発表した
ジェフレディースの守護神・山根恵里奈。その決意や思いを、
熱く、楽しく、明るく語ってもらいました!

丸3日かけて作りました!

山根恵里奈選手

―― ついにスペイン・ベティスへの移籍が発表されましたね。

山根そうなんです〜(笑)。

―― どういう流れで決まったんですか?

山根えっと、とりあえず、手当たり次第に(笑)。代理人をつけていたわけではないので、そもそも、どうやったらオファーがもらえるのか、どうやったら契約までいけるのかがまったく分からなかったんです。だから、ジェフの小林(美由紀)マネージャーを経由して海外で活動されている指導者や関係者の方に「力になってください」というお願いをしました。「履歴書と自分のプレービデオを作れ」と言われたので、すぐに準備しようと思って丸3日間くらいかけて作りました。

山根恵里奈選手

―― ご自身で?

山根はい(笑)。過去2、3年分の試合から「これはいいぞ!」と思えるプレーを抜き出して。あまり長すぎてもアレなので、6、7分に収まるように。自分が何をアピールしたいのかが大事だと思ったので、ビデオの構成をしっかり自分で考えたんです。「どーしよーどーしよー!」と言いながら作ったんですけど、それだけ見たらすごいGKにしか見えないようなビデオができちゃって。「そんなすごくないだろ!」というツッコミも受けながら、でも売り込まなきゃいけないので仕方ないですよね。

―― 素晴らしい。

山根履歴書は、英語ができるジェフのスタッフの皆さんに手取り足取り教わりながら……。小林マネージャーには練習が終わってから付き合ってもらって、夜中にファミレスで作りました。それを何件も送ったんです。

―― 具体的にどの国、どのチームでプレーしたいというイメージはあったんですか?

山根全然。漠然としたイメージしかなくて、しかもGKだし、日本人だし、代表歴があるとはいえ難しいことは分かっていたので。だからなるべく入り口を広げてたくさん出しました。時期としては、12月の終わりくらいからアドバイスをもらい始めて、年内には履歴書とビデオを完成させたのかな。1月に入ってからすぐに送り始めたんですけど、それでもちょっと遅かったみたいです。

山根恵里奈選手

―― どういうリアクションがありました?

山根興味があるというお返事は、いくつかいただきました。ただ、外国籍選手の枠をGKで使うよりはフィールドの選手で使いたいとか、ニアミスで代表クラスのGKが加入することが決まってしまったとか。興味は持ってもらえたけど、その後の返答がなかったり。“興味”から先には、なかなか進めなかったですね。ただ、最初から難しいかもと思っていたので、予想どおりでした。

―― でも、興味を持ってもらえるだけですごい。

山根やっぱり、188cmという身長は自分にとって唯一の武器だし、世界的に見てもそんなに大きい選手はほとんどいないので。少しでも興味を持ってもらえるポイントがあったことは、すごく良かったのかなと思います。

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『“安定”の先に残るものって……。』

―― そもそも、どうして海外でプレーしたいと思ったんですか?

うーん……。今までジェフで5年やってきて、この環境に慣れているし、いい条件で仕事もさせてもらって、サッカーに集中できる環境が整っていて……。そういう環境の中でもっとトレーニングを積んで、試合に出続けて成長するという選択肢もあると思うんです。でも、そういう安定した環境で過ごしたその先に残るものって、なんなのかなと考えることがあって。

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