チームの強化部門を指揮するゼネラルマネージャーとして、2年目のシーズンを終えた。
オフはチーム編成のトップとして多忙な日々を過ごすが、順調に“結果”を示している。
3年目の2018シーズン、高橋GMはチームをどのように変革させるのか。その思いを聞いた。

インタビュー・文=細江克弥

“いい選手”は“いい選手”。

高橋GM

―― 2018シーズンのチーム編成にあたっては、どのようなコンセプトをイメージしているのでしょう。

高橋まずは「継続性」ですね。今年1年間やってきたスタイルは簡単じゃないし、それをしっかりと維持したい。そこに、いかにして外国籍の選手をあて込むかというのがシンプルなテーマです。

―― 編成においては、よく「継続は1つ年齢を重ねる」と言われます。つまり高齢化のリスク。

高橋もちろん、平均年齢については気にしています。過去のジェフは平均年齢がとても高く、そのことによるデメリットも確かにありました。ただ、単純に年齢だけで選手のことを見るようなことはしません。データを見れば分かりますが、例えば佐藤勇人や近藤直也の2017シーズンにおける“稼働率”は、2016シーズンと比較して15%以上も上がっている。彼らの能力を年齢だけで判断することはできないし、今年は特に、トレーニングの内容を変えればコンディションが上がることを証明できたと思うんです。

だから、編成においては1年ごとのイメージと、2年先、3年先のイメージを常に同時に持っていなきゃいけない。特に今年は、2年先、3年先のイメージにも合致する選手を獲得しました。年齢的には、20代前半から中盤の選手ですよね。

―― なるほど。それにしても、2017シーズンは獲得した新戦力がことごとく結果を残し、存在感を示した気がします。

高橋僕自身、ヴィッセル神戸時代も含めて“見たことがある選手”が多かったので、ウチのスタイルに合うかどうかの判断がしやすかった。それが大きかったと思います。

抽象的ですけど、“いい選手”は“いい選手”なんですよね。でも、攻撃が好きな選手に守備をやらせたいとして、そのアプローチを間違えてしまうと“いい選手”としての良さが消えてしまう。例えば、アンドリューはもともとボールを触るのが好きで、それをやらせた上で守備を要求すれば、どちらも向上することは分かり切っていたというか。旭もそう。彼の良さは“ボールを前に運べること”で、そういう特長を生かす道さえイメージできれば、あとはフアン(エスナイデル監督)がうまくやってくれるかなと(笑)。

高橋GM

―― 確かに(笑)。

高橋獲得候補に挙がっている選手のビデオは、必ずフアンと一緒にチェックします。その時に彼が気に入った選手については、実際に獲得すれば必ずいい方向に持っていってくれる。だから、補強についてはほとんど確信的と言えると思います。

―― オフに入ってからは選手との面談を続けていますよね。

高橋すごくいいなと感じるのは、「2017シーズンのJ2で気になった選手は?」と聞くと、チームメイトの名前を挙げる選手が多いんです。例えば、アンドリューやドゥ(近藤直也)、ヤマトやタメもそう。それは大きな変化だと思っていて。