第3節、2-5と大敗を喫したレノファ山口FC戦で、
ジェフの“新9番”クレーベは待望の初ゴールを奪った。
かつてブラジル代表に名を連ねたエースが、
日本での新たな1年に向けた決意を語る。

インタビュー・文=細江克弥

誰に聞いても「日本は最高だ」

クレーべ

―― 今日はぜひ、リップサービスをお願いします。

クレーべハハ(笑)。オーケーオーケー。

―― まずはジェフに来ることになった経緯から教えてください。

クレーべ19歳の時にブラジルからポルトガルに渡って、そこで長くプレーしました。2015年には中国でプレーしたことがあるのですが、日本だけでなく、今回のタイミングでまた別の国で挑戦するチャンスがあるかもしれないという話になり、それに対して僕自身が前向きだったことがスタート地点です。

ジェフからのオファーを聞いた時は、ほとんど迷うことなく決断しました。クラブが説明してくれたプロジェクトもとても魅力的に感じました。

―― 中国でそれほど良い結果を残せなかったことを考えると、アジアで再びプレーすることに対して多少の抵抗感もあったのでは?

クレーべそういった感情はありませんでした。確かに中国では難しい時間を過ごしました。ブラジルやポルトガルと比較した文化的な違いだけでなく、サッカーの違いに適応するのが難しかった。ただ、今回のオファーを受けて何人かの友人に聞いたのですが、日本でプレーしたことがある選手は皆、「日本は最高だ」と言うのです。そういう言葉をたくさん耳にして、チャレンジしようと思いました。

クレーべ

―― 「日本は最高だ」という言葉を聞いて「ホントかよ?」とは思いませんでした?

クレーべ僕が疑う余地もなく、本当に誰に聞いても「すごくいい!」と言うんですよ。だから、よっぽど素晴らしい国なんだろうなと。

家族も「行ってみたい」と言ってくれたし、妻にも、息子たちにも、初めて行く国に対する恐怖心のようなものはなかったようです。今のところはまだ僕だけですが、実際に来てみて、日本は確かに「最高だ」と思います。生活環境もそう。人もそう。少なくとも、僕にとっては中国より“かなりいい”ですね(笑)。

―― ちなみに、家族はいつ頃日本に?

クレーべ2、3週間後には来る予定です(※取材日は3月6日)。少し前まで子どもが風邪をこじらせていて少し予定を遅らせたのですが、準備はもう整っています。

―― 外国籍選手、中でもブラジル人選手は家族が近くにいると力を発揮するという印象があります。

クレーべそれは間違いありません。家族を愛しているし、近くにいてくれることは本当に嬉しい。やはり、アスリートは“ピッチ外”の環境もとても大切です。「ブラジル人だから」かどうかはわかりませんが、僕自身にとって、家族の存在はものすごく大事。いいパフォーマンスにつながることは間違いありません。

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『個性を活かす』

―― チームに対してどんな印象を持ちましたか?

サッカーについては、やはりヨーロッパのほうが“戦術的”であると感じました。日本のサッカーは攻守の切り替えがとても速く、いかに早くスペースを見つけ、いかに早くそこを攻めるかが問われる。

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