報告日 2020年6月5日
報告者 SSP UNITED 石井幹生
今回は芝草にとってのご飯の話です。
引き続き夏芝への切り替えを進めている状況なので、水を切りながら冬芝へストレスを与えている日々ですが、萌芽を進めている夏芝も極度な乾燥状況は好ましくありません。そのため、雨が降らない期間などは人為的に水を与えてあげることで、芝草の生育をコントロールしています。多く水をまきすぎてもダメ、少なすぎてもダメな作業なので、芝管理の中でも難易度の高い作業となります。
このスプリンクラーは芝草を育てる以外にも、ジェフのサッカーを支える役割もあります。それはボールスピードと転がる距離の向上です。芝生表面が濡れていることで、パススピードが速く、遠くまで転がるようになるため試合直前に水を撒くことは、ジェフのスリリングなサッカーを実現するために重要な役割となるのです。これから暑くなるとせっかく水を撒いたピッチも乾きやすくなります。そのため、乾燥した状態になってもボールが良く走るピッチの実現を目指しています。