Vol.5 「平らなピッチにするために」

報告日 2020年6月19日

報告者 SSP UNITED 石井幹生

2020年6月16日のアリーナ

J2リーグの再開日程も発表され、ジェフの選手たちがいよいよフクアリに帰ってきます。試合に向けて仕上げ作業を進める日々ですが、グラウンドに求められる大前提として平坦であることが挙げられます。選手の踏圧以外にも、日々おこなっている管理作業の影響で平坦性に影響を及ぼすこともあるため、必要に応じて実施する作業で転圧があります。


転圧作業の様子

転圧作業も様々ですが、今回はコートローラーという機械を使用して作業をおこないました。面で芝生表面を押さえつけることで細かな凹凸や作業機械で発生した轍(わだち)を改善することが出来ます。


後ろから見るとこんな感じです

大きなローラーがコロコロ転がりながら芝生を押さえつけていきます

この作業をおこなうことで平坦なグラウンドを作ることは出来ますが、重い機械で芝生を押さえつけることで、土壌が固まってしまうという問題もあります。サッカーをおこなううえで、固すぎるグラウンドは選手から好まれません。適度なクッション性を確保しておくことが重要なので、この作業は必要な場所、必要最低限の実施に止めています。


芝生に害を与えないテントウムシ。私のラッキーアイテムです。