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2006 February02

2006.2.5 UPDATE

サポーターコミュニケーションデー議事録

レポート

サポーターコミュニケーションデー議事録


2006年2月5日(日)に行われた「サポーターコミュニケーションデー」について内容のご報告をいたします。


司会酒井
そろそろ時間になりましたので、ただ今より 第6回サポーターコミュニケーションデーを始めさせていただきます。
本日はお忙しいところたくさんの方にお集まりいただきまして、ありがとうございます。
今年で6回目となりましたサポーターコミュニケーションデーですが、強いチームを作るために、皆様と活発な意見交換を行っていきたいと思います。2時間という限られた時間ですが、どうぞよろしくお願いいたします。
それでは初めにジェフユナイテッド市原・千葉代表取締役社長 淀川隆博よりご挨拶をさせていただきます。
クラブの将来像や運営方針についての質問を多数いただいております。その内容も含めご挨拶させていただきます。

社長挨拶
本日は寒い中、多数お集まりいただきありがとうございました。今年も多数の貴重なご意見、忌憚のないご意見をいただき、ありがとうございました。私からクラブ経営に関する将来のビジョン的なことをお話しさせていただきたいと思います。いただいた質問等の全てに答えられたら良いのですが、限られた時間の中ですので、おおくくりに説明させていただくということでご容赦いただきたいと思います。
クラブビジョンとして3つの柱を掲げています。
1)魅力あるクラブ
2)地域とともに歩むクラブ
3)親会社から独立して自主自立の経営をする
ということです。
「魅力あるクラブ」というのは、まずトップチームが優勝を狙うチームから、優勝できるチームにするということでこの数年描いてきましたが、昨年ようやく今までの苦労が実って、タイトルが取れました。皆様のご支援の賜物であり、また選手たちもそれに答えて、オシム監督を胴上げしようということで(実際胴上げはしなかったが)タイトルを取ってくれました。それに象徴されるように、一丸となって、さあ次はリーグ優勝だ、天皇杯優勝だという方向に向かいたい。それをひとつのベースにし魅力あるチームがあって、クラブが成り立っていく、そういうことを描いています。
またトップだけではなくて、アマチュアチームに(ジェフユナイテッド市原・千葉クラブと名称を変更する)あらたな展開があり、プロを目指すわけではありませんが、JFLにステップアップをすることができました。またL2(日本女子リーグ2部)ではありますが女子のクラブもあります。日本の中で男女を問わず優秀なクラブがここにあるということ、そしてさらにスクールを拠点とした、普及育成部のジュニアユース、ユースでトップを支えていきたいです。
2つめの地域とともに歩むクラブというのは、このスクールを拠点としてまさにホームタウンであります、市原市と千葉市を中心として、そしてそこだけに特化するのではなく、上総地区・房総半島を中心とした普及活動で、地域の皆様方のコミュニケーションの場を作る、あるいは、スポーツを中心としたものから文化的な活動にまで育て上げることができれば良いなと思っています。トップの勝敗はもちろん非常に大切なことであるとは思っていますが、クラブとしてはそれだけでは片輪走行になってしまうと思っています。もうひとつの大事なことは、普及育成活動こそがクラブを支える重要な活動だということです。普及育成活動のスクール拠点は現在2箇所で、習志野市と市原市辰巳台に1つあります。その他トップのクラブハウスがある姉崎公園でユースなどの活動があります。社内外を問わず機会があればいつも言っていますが、こういった場所が上総地区、あるいは房総半島にもっとたくさんあれば、もっと多くの方々とつながりができると思っているのです。スクールについては会費等をいただいておりますが、収益部分ではなかなかペイしないということがありますので、スポンサー等お金をいただいている地域にまず還元しているというのが実情です。理想的な形は、自主自立できるそのような拠点がたくさあるということです。
それはコミュニケーションの場だけでなく、地元のお子さん達がそこで育ち、ジェフでスポーツ活動をできてよかったな、というものが作れれば良いなと、そういうクラブ運営ができれば良いなと思っています。そしてその中の何人かの才能のある人達がトップにつながっていけばよい、もちろんそのためだけにやるというのではなくて、結果的にトップに上がってくる人達が出れば良いと思っています。また選手だけではなく、これからは指導者もジェフから育って、代表あるいは海外に行くということがもっと恒常的になっていくのではないかと思っています。出て行くのは寂しいですが、成長のためなら、世界に羽ばたいて行くのなら喜んで送り出せるような雰囲気を作りたいし、世界を目指す人が多ければ多いほど良いと私は思っています。そしてそういう人達が自分たちの後輩を教える、教わった子ども達がまた指導者として代表に、または世界に羽ばたいていくという、循環型のしくみにできればよいなと思っています。経費のことばかり社長は言っているとお叱りを受けていますが、先立つ物がなければなかなかできないので、やれる範囲で目指していこうと思っています。
ご質問の中でクラブの運営費に関すること、いただきました。また昨今のメディアによる情報、ジェフはどのくらいの規模でやっているんだということが、少し情報として錯綜しているようなところがありますので、今日はそこもお話したいと思っています。
私たちの収入規模は約25億です。2000年までは20億を切って、しかも成績が良くなくて汲々としていたということは、皆様もご承知だと思います。昨年、当初フクアリと市原臨海での試合数は半々としておりましたが、フクアリの工事が遅れたために、残念ながら5試合しかできませんでした。市原臨海の入場者数はここ数年微増していたので、一昨年の7,200人から8,500人規模で想定していましたが、残念ながら約6,500人に減ってしまいました。しかしフクアリでは4試合が完売し(神戸戦は雨やモーターショー、ロッテの優勝などがあって残念ながら延びませんでしたが)、今年は平均15,000人を目標に望む覚悟でおりますので、ぜひ皆様にも友人知人・親戚などなど誘っていただいて、ご来場いただければと思います。平均入場者数が15,000人になれば、恥ずかしながら、ようやくJリーグの入場者数最下位脱出ができると思います。もちろん浦和や新潟などは、あの大きなスタジアムに毎回40,000人集められているので、入場者数トップにはいきません。フクアリは公称18,500人ですが、見切り席や緩衝帯などがあるので、満席になったとしても実際には17,000人くらいになってしまいますから、目標は15,000人以上で臨みたいと思います。今年は市原臨海競技場が改修工事に入りますので、20試合+α(ナビスコカップ決勝トーナメント進出の場合)をフクアリで全部開催します。改修後は、何試合かは臨海でもやっていくつもりです。今まで支えてくださった皆様や市原市の方々ともお約束していますので、ゼロにはしません。しかし今年についてはフクアリで20試合をやります。
昨年はいろんな意味でトライアルの5試合でしたが、今年はまさに足固めの年であると、今年こそジェフの経営的な部分での力が試される時だと思っています。また株主様からいただいている広告宣伝費についてご質問をいただきましたが、減らしていくということは事実であります。レッズの例をあげるまでもなく、Jリーグの理念は、親会社に頼らないクラブを作るということです。私どもも親会社からの自立を発足から10年後ということで約束してきましたが実行できず、フクアリができるまでということで待ってもらいましたが、やはり親会社から自立していく方向で進んで行きたいと思っています。薄氷を踏む思いですが、これもぜひ実現させていこうと思っているところです。親会社からの広告宣伝費が減っていく中で、入場者数増に向けて、また新たなスポンサーの獲得に奔走しています。お客様の入場者数は昨年も最下位ではありましたが、グッズ販売など他でカバーしている部分もありますので、そこも引き続きビッククラブ(55億円を超えているレッズやマリノス)に取り残されないように、少しでも早く次の30億円を目指して、そして下部組織の方ももう少し拡充できるような形にしていきたいと思っています。今年は、トップチームはA3という韓国と中国との国際大会もありますので、「アジアを目指そう」を合言葉に臨むつもりです。その先にはACLという大会があり、そのためにはリーグ優勝とか天皇杯優勝ということになりますが、ジェフとしてもぜひそういうレベルに向かって努力していきたいと思っています。

酒井
クラブ運営についても多岐に質問をいただいておりましたが、社長挨拶の中に含まれていましたので、次のテーマに移りたいと思います。

それでは本日の進行方法及び注意事項について説明させていただきます。
本日は、皆様から事前にいただいた質問をもとにクラブより回答させていただくという形で進めさせていただきます。クラブからの回答の後、皆様から更に質問があればその質問についてお答えしていきたいと思っております。
ただし時間が2時間という限られた中なので、十分にできない部分もあるとは思いますが、クラブとしては誠意をもって皆様の質問に答えていきたいと思っておりますので、ご了承ください。
次に皆様にお守りいただきたい点について申し上げます。
この会はクラブ主催のイベントですので、この会についての内容・動画・静止画・音声等をホームページ等に掲出することはできません。この会の概要に関しては、後日オフィシャルサイトでご報告する事を予定しています。
携帯電話の着信音はお切り下さい。また室内での携帯電話の使用はお止めください。
また席を立っての、カメラ等での撮影は他の方にご迷惑ですのでご遠慮下さい。
また室内での飲食及び喫煙はご遠慮ください。喫煙は入口に喫煙スペースがございますので、そちらをご利用下さい。
質問についてですが、質問がある方は手を上げて下さい。こちらで指名させていただいてマイクを回しますので、マイクを通してお話し下さい。また質問の内容はある程度1つにまとめて質問してください。

酒井
フクアリと臨海での試合収益についての目安について質問です。

回答者:平山常務
いろいろな考え方がありますが、運営費用と競技場の使用料において考えると、昨年度の実績から、市原臨海競技場より約2,500人分フクアリの方が多く経費がかかると分析しています。

酒井
続いてはチームについて。最初の質問は選手育成についてです。お願いします。

回答者:祖母井
選手育成ということで話しをさせていいただきます。基本的な考え方はジェフが発足してから変わっていません。最近は実績がなくて寂しいですが、下からトップにあげていくという方針です。年末年始に育成部のコーチと100回以上ミーティングをし、育成に関して危機感を感じていたので、育成部長を専任することにし、池上を担当させることにしましたのでご安心ください。
トップについてですが、レイソルの玉田選手は、オシム監督の下でやりたい、「オシムの言葉」も買っていました。でも彼の移籍金は出せないですよね。ですから皆さんにはクラブの現状を考えていただきたいと思います。その中で他のチームに勝っていくという夢を持っていただきたい。私もここでやりたいという夢があり、みなさんにも夢があると思います。それでは限られた資金でどうするか、若い選手を育てること、私の責任だと思います。今まで移籍して来た選手、1年で移籍してしまったりといろいろなことがありましたが、実際にはチーム力、一人一人の力は、特にオシム監督が来てからは上がっています。このレベルに、新加入した選手がついていくのは大変なことなのです。昨年、滝澤選手が、「チャンスがないんだけど」と私に言いました。私は滝沢選手に「オシム監督はペレやマラドーナのような選手以外はすぐに使わない」と言っていたよと伝えました。同じことを高橋選手にも瀬戸選手にも言いました。移籍してくる選手はやはり期待されていると思っているので、すぐにチャンスをもらえるのではないかと思って来るわけです。しかし実際にはなかなかついていけないというのが現状です。ですから今年は他チームからの獲得はしませんでした。今年は大卒2名新卒5名を獲得しました。若い選手を鍛えて行く、今年はそういう方針でやっていきたいです。
それから、ジェフの中盤には180cm以上の選手はいないという意見もありました。私もオシム監督にいつも言われています。私の背が168cmなので、私の基準で選んでいるのではないかと言われています。監督からも指示を受けていますので、今回もそういう選手をピックアップしました。だからと言って工藤選手や佐藤勇人選手が外に出なければいけないわけではない。彼らは背の高い選手にはできないものをたくさん持っているので、そこも間違えないように理解してあげて欲しいと思います。

酒井
アマチュアチームの活動についてもお答えいただけますか?

正式名称はジェフユナイテッド市原・千葉クラブ、呼称はジェフクラブでお願いします。もともとは市原市がサポートとするということで、市原市と一緒に作ったクラブです。今は市原市と協力しながら、このクラブがあるわけですが、現状を言いますと、去年までは、夜勤をしながら、アルバイトをしながら活動するといった選手が100%でした。そのような中でJFLまで上がったということは信じられないこと。ジェフの育成でやっていた選手もいますが、今後はどういうふうに展開していくかと言うと、今までやっていた選手+プロチームに所属している選手で戦うと思います。去年トップは、水曜日はほとんど練習試合で、合計130試合をこなしました。しかしトップで出場しない選手は練習試合ばかりで、公式の試合の場というものがなかった。中牧選手が途中でアマチュアに登録を変えてアマチュアの公式戦に出場し、すごく伸びたと思います。そういう形でアマチュアクラブを活動させていきたいと考えています。スタッフは吉岡監督・片岡コーチ松本コーチ。特にプロ契約の若手の選手をアマチュアチームで強化するということで、オシム監督の練習の更に2倍くらい練習して強化していきたい。その担当を松本がやります。

酒井
育成のついての中でも少し話がありましたが、移籍について少しお話していただけますか?

移籍というのは皆様に100%喜んでいただけないと思います。A選手については、次で頑張ってもらいたいね、でもB選手については、何で出したのと。新外国籍選手決まりました。何であんな年寄り取ったんだと思われた方もいるでしょう。去年いろいろな国を周りました。ブラジルにも行きました。良い選手いっぱいいましたが、移籍金もかかるし、その他にもいろいろなことがある。今回ガンバに2年所属していたクルプニコビッチ選手と1月31日に仮契約をしました。2月2日からトルコの合宿には参加していますが、メディカルチェックがやっと終わったところなので、この場で正式に発表させていただきます。斎藤選手とガンバ時代に一緒にやっていました。背番号9。(拍手)拍手がブーイングにならないように頑張ります。
高橋・滝澤選手を移籍リストに載せなかったのは、特に滝澤選手はケガをしてしまってトライアウトに参加できなかったので少し遅らせました。彼とは話をしていえ遅らせたのは、約束の下にやっているので理解していただきたいです。瀬戸選手は2チームからのオファーがあったが、レイソルに行きたいということでレンタルになりました。林選手とは一昨年から一番ミーティンクをした選手です。きついことも言いました。残り10分で大活躍して流れも変えてくれた。でも90分の選手になって欲しいと監督も私も思っていて、いろいろな話をしました。彼自身もジェフでやりたいということはあったが、彼が変わるためにも環境を変えてやった方が良いということもあり、あれだけの能力をもった選手はなかなかいないが、京都からオファーがあったので、移籍させることにしました。理解できる方と理解できない方がいると思いますが、公式な場で話をすることが大切だと思っています。

酒井
祖母井チーム統括本部長だからこそ期待したい、海外クラブとの提携についても聞かせて下さい。

新聞にも出ていましたが、実際に行ってきました。素晴らしいクラブでした。でもチームの名前だけで提携を結ぶのは良くないと判断しました。提携を結ぶ前に、いろいろなつながりを持ちながら、ベーシックな部分を築いた方が良いと思います。ベンフィカの2番目のGMとは仲が良いが、ファーストのGMはよくわからない。今は話しがあるだけで、提携は結んでいません。

酒井
最後になりますが、強化からサポーターへのお願いというのはありますか?

お願いがひとつあります。私は家族・ファミリーという言葉が好きです。現場とフロント、現場とファン、そういうのはすごく大事だと思います。もちろん理解していだたけない場合もあるとは思います。でも年に1回ですがこういう場で話をする。それ以外にも機会があるときには、私は誠意をもって話しています。
今年の正月に9歳の次男に、「家族って何?」と聞きました。そしたら子どもは「一緒に生きること」と言いました。「一緒に生きることってどういうこと」って聞いたら、「一緒に食事をすること、一緒に楽しむこと、一緒に悲しむこと」と言いました。ですから皆さんにお願いしたいのは、強い時、強かった時、弱い時、弱かった時いろいろあると思います。そういう時に一緒に食事をして、いっしょに悲しんで、いっしょに楽しんでそういうクラブになっていきたいと思っています。社長が話しましたように、Jリーグで優勝したい、もちろんあります。去年優勝した時は嬉しかった。でもいつも良い状況になるとは限らないのです。優勝できなかった時に何か残らなければいけない。歌にもありますように、ナンバー1ではなくてオンリー1になっていくクラブにならなければいけないと思います。

酒井
こういう時だからこそ、祖母井本部長に聞いておきたいということがあれば1つ2つ、いかかでしょうか?

Q:千葉市から来た塩田です。13年ジェフを応援していますが今回初めて来ました。淀川社長に聞きたいのですが、選手の移籍については喜んで送り出していきたいという話でしたが、選手の移籍金はクラブの大きな運営資金だと思います。移籍金をクラブの運営資金の重要な1つと捉えないのですか?移籍金を取らないとか、その移籍金を親会社に返したという話も以前ありましたが、それは違うのではないかと思うのですが、どうなのでしょうか。

回答者:淀川社長
A:選手の移籍については、昨年のイヤーブックにも少し話を載せましたが、選手を育てて経営資源にしてクラブが成り立って行くということはあることですが、私としてはそういうふうにはしたくないと思っています。選手を売って買ってということはしたくない。一番良い形は、選手もジェフも相手クラブもそれぞれが一番良いと思って移籍が成り立つことが、私は移籍の一番良い形だと思っています。なかなか難しいですが、誰かが喜んで誰かが泣くという図式にはしたくない。先ほど祖母井からもお話した林選手のように、選手が出場機会を求めて他クラブへ移籍していくということは大切なことで、当然だと思います。その中での移籍金は、一円でも高いほうが良いには決まっていますが、相手もあることで、その中での妥協点もありますし、一概には言えないことです。今、育成部分について危機感を持っているという話もしましたが、過去のように下部組織から選手を上げていきたいと思っていますし、またその時に下部組織で育てた選手を売って、経営資源にするつもりはないということをご理解いただきたい。今やらなければいけないことは、はっきりしている。フクアリを恒常的に満員にする。そうするとグッズ収入など相乗効果で増やせることがたくさんあるので、まずそれをやってみて、その上でそういうことをやらざるを得ないというケースになればあるかも知れないが、まだできていないことがたくさんあるので、まずできていないことからやっていきたいということです。

Q:市原の中西です。移籍のエピソードを聞いたが、ポペスク選手の移籍についてのエピソードについて教えて欲しい。

回答者:祖母井
A:ポペスクはすごく熱かったザンフィールさんの教え子でした。彼は、私から契約の話しをする前に引退したいということを言いました。鼻を折っていて手術しなければならなかった。これには4ヶ月くらいかかるので、年齢的なこともあるから引退したいということでした。そのあと、自分は100%試合には出られなかったが、オシム監督は素晴らしかったし、オシム監督からいろいろなことを学べた。でも自分は求められていること(運動量)に答えられなかった。そしてもし今年の選手が全員残れば今年以上のチームになると思う、と言っていました。今年ポペスクは、日本に旅行に来ると言っていたので、その時にはぜひ言葉をかけて欲しい。

Q:八千代から来た山田です。今年はリーグ戦の結果は勝ち点1差で4位だった。これは引き分けの試合が多かったからだと思う。勝ちにつなげられなかったというのが大きな問題だと思う。これをクリアすれば優勝にかなり近づくのではないかと思ったのですが、祖母井さんどうお考えですか?

回答者:祖母井
A:オシム監督はこの状況をよく知っています。俺はお金のないチームにばかりいってしまうなと言っていました。監督はそういうクラブをずっと回って、すべてのチームで優勝している。これは彼の生き方なのです。何かにチャレンジしたいという。不安定な部分に何かにチャレンジしたいと思っている人。ここにいる皆さんもそういうクラブを愛して、皆さんで優勝しようということで集まっているのだと思います。これを克服するには何かアイデアがないとできない。そのアイデアの1つがアマチュアであり、もう1つはトルコキャンプ。トルコキャンプは宮崎や熊本に行って行うキャンプ費用とあまり変わらない。それであれば、海外の強いクラブがたくさん集まっているトルコに行って、そこで練習試合をたくさんした方が良いだろうということで選択しました。これは監督のアイデアではなくて、我々のアイデア。オシム監督がいなくなった後の方向性について今から考えているのですか、という質問もありましたが、方向性を考えていたからオシム監督に来てもらったのです。逆だと思います。あとはみんなでアイデアを出しながら上位に食い込んでいく。この勝ち点1とか2というのは、相当な努力をしないとクリアできないと思いますので、サポートもよろしくお願いします。
オシム監督がいつまでやるかですか?オシム監督自身がどこまでやるかわからないので、誰もわからないと思います。

酒井
ここからの質問は多岐に渡っているので、各担当より説明させていただきます。
それでは次に、チケット、グッズ、広告宣伝、スポンサーなどの「営業関係」について、営業部の来栖部長にお伺いします。

回答者:来栖
去年一年間ご声援いただき、チケットをご購入いただき、グッズをご購入いただき、ファンクラブに入会いただいて本当にありがとうございました。残念ながら昨年の観客動員は最下位を更新してしまいましたが、明るい兆しもたくさんありますので、ぜひ頑張っていきたいと思っていますので、ご協力、よろしくお願いいたします。

酒井
では、はじめに、チケットのことについてお伺いします。現在、ファンクラブ会員の方は特典として割引券(会員価格購入券)がもらえますが、試合会場でしか使えないので、昨年のように前売の段階で売り切れてしまい、当日券がない、という状態が続くと、利用できる機会が少なくて使い勝手が悪い、というご意見があるのですが・・・・?

いままで市原では席に余裕がありましたが、フクアリ開業後はありがたいことにお客さまが増えて、自由席に限って言えば、神戸戦も含めて全て前売りの段階で売切れてしまいました。そのために当日フラっとスタジアムに来てもチケットが買えないということになり、皆様には大変ご迷惑をかけてしまったと思っています。
割引券のご利用には、ファンクラブ会員であるというご本人の確認が必要なことから、どうしても有人発売・対面発売が必要でした。そこで、いろいろ智恵を絞った結果、今年は、チケットぴあのご協力を得て、千葉県内のチケットぴあのお店に行ってファンクラブの会員証を提示すれば、割引券を使って購入できるというようにしました。近くにぴあがない方もいらっしゃるとは思いますが、市原臨海やフクアリまで行かなくても、主要な街の主要なショッピングセンターなどでぴあのお店が入ってるところ、例えばペリエやパルコや長崎屋やららぽーとなどでご利用いただけますので、お買い物ついでにぜひご活用いただきたいと思います。
また市民・ファンクラブ先行発売も、去年は試合会場での先行発売後に電話のみ1日限りとしていたものを、今年は少し拡大して、試合会場で販売したあと、3日間、電話予約または千葉県内のぴあのお店でも先行販売できるようにしましたので、相手チームのサポーターに買い占められる前に、ぜひお早めにお求めいただければと思っています。ぜひお友達を誘ってご利用いただきたいと思います。

酒井
相手チームといえば、浦和レッズ戦のときは、アウェイ側自由席ばかりかスタジアムの半分以上を真っ赤に染められてしまいました。一方で、ホーム自由席にはかなり空席が目立っていたように思います。浦和戦ばかりでなく、その他の試合でも、「チケットは完売」といいつつ、実際には空席もありました。「試合を見たい人がチケットを買えないのに、席は空いているというのは問題ではないか?」、「なぜ18,500人収容のスタジアムでチケットも完売なのに、『本日の観客数は17,000人』という発表になってしまうのか?」、あるいは、「スポンサーに招待券を渡しすぎなのでは?」といったご意見が結構寄せられているようですが、いかがでしょうか?

先ほど社長からも少しありましたが、フクアリは座席数18,500人のスタジアムですが、クラブがチケットを販売する時には、17,000枚とちょっとしか出していません。ホームとアウェイのお客さまをわけて安全を確保するための緩衝帯や、マスコミ用の記者席、見切りのために指定席としては発売できない席などがあり、実際に発売するのは17,500枚ぐらいです。ですから、18,500人には絶対にならないです。17,000人になれば満席状態だと思ってください。
それから、「無料の招待券をあちこちに出しているから空席が多い」というのは多分誤解です。有料のチケットをお持ちの方でも、例えばシーズンシートの方でも、今日は都合が悪いから来れないとか、当日天気が悪かったりとかで来られない方もいらっしゃいます。経験的には、多い時で1割弱の方が、有料のチケットを持っていてもご来場されないこともあります。かといって、オーバーブッキング(注:座席数よりも多くチケットを発売すること)は、実際に来られてしまって席がないというケース、また安全上の問題もありますのでできません。ですから17,000人になったというのは、本当に満員でありがとうございましたということです。
浦和レッズ戦ですが、ホーム自由席がガラガラになってしまった理由はなんとなく皆さんも感じられているとは思いますが、レッズのサポーターがものすごい勢いでチケットを買いました。レッズのサポーターは「アウェイ自由席」だけではなく、大量に「ホーム自由席」を購入しました。だからと言って赤いユニフォームを着ているお客さまを、ホーム側の自由席へ案内できませんし、入場のお断りもできませんので、止むを得ずアウェイ側に入っていただいた。そうするとアウェイ側が定員オーバーでビッチリ埋まり、本来ホーム側に入るべきお客様がいないわけですから、ホーム側はスカスカになってしまったということです。多少のコントロールで調整できるところはあると思いますが、皆様にもご協力をお願いしたいと思っています。先行発売などでお友達を誘っていただければと思います。ぜひご協力をお願いしたいと思います。

酒井
2月5日時点で、シーズンシートの売れ行きはどうですか?

昨日現在、3,500枚を超しました。昨年のシーズンシートが2,000枚弱でしたので、おかげさまで、1.5倍くらいになっています。それでも、昨年、フクアリのセット券が約2,000枚売れたので、シーズンシートとあわせると昨年は4,000枚ということになります。そこにはまだ届いていないし、なんとかこれを超えて、5,000枚ぐらいになると良いです。インターネットでの受付を延長しました。指定席は2月15日まで、自由席は2月いっぱいまで申し込みを受け付けておりますので、まだお申し込みでない方、まだお友達がお求めではない方は、ぜひお買い求めいただければと思います。20試合全部なんて行かれない、という方もいらっしゃると思いますが、値段がだいたい25%引きになっていますので、4試合分休んでも元がとれますし、チケットは試合ごとにばらばらですから、行けない試合はお友達にプレゼントすることもできますし、次のお客様を誘う誘い水になりますので、無駄にはなりません。ぜひよろしくお願いします。

酒井
チケットをよりたくさん発売するために、例えば「シニア割引」とか、今度新しくJFLに昇格した「ジェフ・クラブ」との共通割引のようなことはできないでしょうか?という質問です。

いろいろな形で割引をしてお客様を増やしていくということは、商売の1つのあり方です。ただフクアリは4万人も5万人も入るような大きなスタジアムではないので、そこから得られるチケット収入には自ずと限界があるので、いろいろな割引をするほど余裕がないのが現状です。シニア割引については結構シニアの方が多いので、真剣に考えなくてはいけないと思っています。とりあえず今年から、車椅子のお客さまには、ご本人と付き添いの方お一人までをそれぞれ半額にすることにしました。ほかにもいろいろ考えるべきことはたくさんあるとは思いますが、まずはそこからはじめようと思っています。
「ジェフ・クラブ」との共通割引ですが、そもそもジェフクラブのチケットをいくらでどのように発売するか、などの詳細がまだ決まっていません。とはいえ、同じファミリーの中なので、なんらかの形で優遇策が取れないか、クラブの中で相談しているところです。

酒井
では、次に、グッズやショップのことについてお伺いします。去年は、フクアリオープンや、ナビスコカップ優勝で、いろいろな記念グッズがでました。そのため、場内グッズ売店が大変混雑して、落ち着いて買い物ができないというご意見をいただいておりますが?
うれしい悲鳴ではあったものの、売店の混雑については、かなりのものがありました。ご不便をおかけして本当に申し訳なかったと思います。改めてお詫びを申し上げたいと思います。
それでも文句ひとついわず、行列の順番を待って、たくさんのお買い物をしていただいた皆さまには、本当に感謝しております。フクアリで試合をやるようになってから、売店の数も3店舗から4店舗にし、臨時売店を増設し、売り子の数も大幅に増やし、ありとあらゆる手段で間口を広げてきましたが、物理的な限界もあります。優勝記念グッズもあり、いつもよりお買い物をされる方が増えたこともあったと思います。なかなか満足な売場体制が取れていないし、これ以上増やすといっても限界があります。そこで、オンラインショップの品揃えを充実させたり、ファンクラブ会員限定の通信販売を始めたりしていろいろと間口を広げてきました。通販だと送料がかかってしまうとか、通販で買うのと売店で買うのとではどちらが先に手に入るのかわからない、といろいろとご意見があるのは承知しています。混んで並んでも初日に欲しいという方と、ゆっくり優雅に買い物をして遅れても良いから通販で買いたいという方と、いろいろなお客様の要望にあわせた選択肢を広げていこうと思っています。ご満足のいただける状態にするのはなかなか難しいのですが、頑張っていこうと思っています。

酒井
今、ジェフのグッズが買える場所は、オンラインショップ、試合当日の場内グッズ売店、姉崎の練習場にあるオフィシャルショップ、それと一部の商品については千葉駅のジェフキヨスクぐらいだと思います。今後ますますホームタウンの市民の方に親しまれるようになるためには、例えば千葉市内や蘇我地区などにオフィシャルショップを出すことはできないのでしょうか?

お店は出したいです。しかしいろいろと調べていくと、だいたいお店単体で1億円くらいでは商売にならないというのが現状のようです。ジェフの場合は昨年、初めて年間のグッズ売上が大台にのったというところですから、まだまだショップを1店舗持つほどの力はちょっとないのが現状です。もう一段階上のレベルにあがったら、ぜひやってみたいなと思っています。

酒井
次の質問です。昨年までは公式ユニフォームファンクラブ会員限定でしたが、今年はユニフォームの発売方法を大幅に変えましたよね?

ファンクラブ限定で公式ユニホームを発売するという方法から、どなたでもお買い求めいただけるようにしました。ファンクラブ特典がなくなったという言い方をするとその通りですが、1人でも多くのお客様にユニホームを着て、黄色い格好をして、選手と同じ格好をして応援していただきたいとの趣旨から、間口を広げることにしました。それに、ミズノさんの全面的なご協力がいただけて、今年はホーム開幕戦にユニホームをなんとか間に合わせることができるようになりました。そのため受注生産方式でお好きなサイズをということではなくて、ホーム開幕戦でいろいろなサイズ、好きな選手のものを選べるようにしようと考えています。ファンクラブの方にはファンクラフ特価10%引きで販売いたします。ですから開幕戦ではぜひ好きな選手のユニホームを着て応援していただきたいのですが、全ての選手の全てのサイズがたくさんあるわけではないです。人気選手はたくさんありますし、新人選手は少ないです。ですから我こそは少数派と思われる方は、早目にお買い求め下さい。そしてもし欲しいものがなくなってしまったが今日から着たい、という方は12番を買って下さい。どうしてもこの選手のものが良いという方には、4月以降に受注生産をします。ただし2ヶ月くらい待っていただくので、ワールドカップあけになるとは思いますが、そういう形でご購入いただけるよう、選択肢を用意します。それから今年のユニホームには念願の星が入りました。

酒井
次に、広告・宣伝についてお聞きします。特に多いご意見は、昨年創刊したフリーペーパー「JEF PRESS」についてです。「配布箇所をもっと広い範囲に拡大してほしい」とか、「黄色いボックスが壊れかかっているからなんとかして」とか、「もっと頻繁に駅の構内で配布するべきでは」とか、「チケット情報ばかりでなく、もっと読んで楽しいものにして」とか、いろいろと来ています。

広告宣伝に関しての9割はジェフプレスについてでした。去年のこの場で創刊をお伝えしたとき、みなさんから拍手をいただきました。激励の拍手だと感じ、責任が思いなと思ったので、誤字脱字もいっぱいありましたが、心血を注いで作ってきたつもりです。同時に駅の中で配布をする時に、皆さんにご協力いただき集まっていただいて、一緒に配っていただいたくなどもし、このことも本当に感謝しております。ありがとうございました。
この1年間で、いろいろな媒体を使って頑張って宣伝してきました。優勝したということもあって、当初の目的である一元の千葉市民の方には、とりあえずジェフが千葉にある、ということはだいぶ認知されたのだろうと思っています。今年はその次のステップとして、とりあえずジェフの試合に行ってみようではなくて、次の対戦はこんな見所があるから行ってみようというレベルへ行かなければいけないのかなと思っているので、もう少し予告編を入れるなど、内容も充実させていかなければいけないと思っています。また、黄色いボックスも壊れかかっているのでリニューアルをしようと思っています。明日から、来月からというわけにはいきませんが、もう少しお待ちいただけると、もう少しかっこよくなると思います。

酒井
「JEF PRESS」のほかに、宣伝についてはどんなことを考えているのか?もっとJRの力を借りて、たとえば「みどりの窓口にジェフのぬいぐるみを置いてみては?」とか「クレジットカードSuicaViewカードとのタイアップカードはできないの?」とか「駅構内のアナウンスでジェフの試合の告知をしてもらってください」など、特にJRがらみの要望が多いのです。

JRさんとはいろいろな場面でいろいろな打ち合わせをして、できることできないこと整理しながらご協力をいただいています。しかしJRばかりに頼るということではなく、いろいろな他のスポンサーやメディア各社、関係者の皆さまのお力添えをいただきながら宣伝していきたいです。次の試合どこでやるの、いつやるの、チケットどこで買えるの、といったことがあまり知られていないと思います。ジェフプレスにはいろいろと載せましたが、それ以外の媒体も活用してあちこちの関係者からご協力いただこうと思っています。ご期待下さい。

酒井
次はスポンサー関係についてです。すばり今年、スポンサーは増えそうですか?

増やさなければいけないという社長からのプレッシーャーヘもあるので、多分増えると思います。優勝したということもあり、多少の追い風は吹いています。一昨日、人材派遣の「バックスグループ」さんに新しいオフィシャルスポンサーになっていただきました。人材派遣会社ですので、ジェフクラブ(アマチュアーム)の日頃の仕事を斡旋するといったご協力から、アマチュアスポーツを盛り上げたいということでオフィシャルスポンサーになっていただきました。そのほかにもまだ発表には至らないですが、いくつかの会社と打ち合わせしていますので、開幕までにはオフィシャルスポンサーとなってくれる会社が、もう少し増えてくれるかも知れません。
決まれば発表します。

酒井
「ユナイテッドパートナーズ」の募集をしていますよね。

今まではどちらかというとファンクラブ特典の延長のような感じで、協力店舗的なイメージが強かったのですが、今年からどちらかというと明確にミニミニスポンサーシップという位置づけをしました。新しく、ジェフのために多額は無理だけど、少額で応援したいというありがたい企業さんがあちこちにできましたので、このスポンサーを作りました。ホームページをご覧いただくと第一弾がアップされていますが、少しずつ増えています。そういう企業さんたちと街ぐるみで町を黄色く染めていくことができればと思っておりますので、皆様にもそういうユナイテッドパートナーのお店をぜひご利用していただいて、みんなで町を盛り上げていければと思います。

酒井
最後に、ファンクラブやサービスのあり方について、お考えをお聞かせください。

お客さまへのサービスのあり方については、難しい永遠の課題だと思っています。どこまでいっても正解はない。これだけたくさんのお客さまがいらっしゃるので、それぞれ千差万別なご意見があり、すべてのお客さまに満足いただけるというのはとても難しいです。金銭的なメリットを求められる方もいれば、抽象的ですが、もっとクラブとサポーターの間の心の絆を縮めるような活動をして欲しいという方もいらっしゃいます。どれがあるべき姿でどれがサービスのあり方なのかという正解はないのですが、いろいろなことを考えて、できるだけ心をこめてやりたいと思っています。特に、市原臨海では余裕があって7,000人のお客さまに対してできたサービスでも、ごった返すフクアリの17,000人の方にはサービスできなくなってしまうということが、たくさんあるわけです。ジェフも新しい時代になったので、新しい時代に相応しいサービスを試行錯誤していこうと思っています。決して「満足」と言ってはいただけないとは思いますが頑張っていきますので、よろしくお願いします。今年は試合会場を常に満席に近い15,000人にするということが、経営の最大の課題となっていますので、それに向けて頑張って行きます。「山椒は小粒でもぴりりと辛い」みたいなチーム、営業のスタイルでありたいと思っています。

酒井
では次に「広報について」です。ホームページの内容等についての質問をいただきました。この件のつきましては、広報担当の近藤より回答させていただきます。
まず、スターティングイレブンについてお聞かせ下さい。

回答者:近藤
そもそもスターティングイレブンは、市原臨海競技場に選手名板がなく、お客様からスターティングメンバーがわかるような方法を取って下さいというニーズが多かったので、印刷物を作ったというのが経緯です。フクアリは大型映像装置があり、試合中にはそこでメンバー表示をしたり、さらには携帯サイトでも試合前にメンバーの配信を行っているので、スターティングイレブンの役目は、残念ですが終わったのかなと考えています。フクアリで5試合、市原と同じ方法でやってみましたが、配布の時間が遅くなったり、入口の混雑で配布がうまく行かずに皆様の手元に届かなかったということなどがあり、スターティングイレブンそのものを考え直してみたいと思っています。実際にどういうふうにするかはまだ検討中です。

酒井
UNITEDの内容充実を測ってほしいというご意見もありました。お願いします。

UNITEDの紙面を充実して欲しいというご意見ありました。例えばライターをこういう人にして欲しいなどの実名を入れて要望もいただきました。まずクラブとしてはオフィシャルの情報発信ツールが、UNITED、ホームページ、ジェフプレスと大きくわけて3つあります。その中でUNITEDは選手の素顔がわかるようなインタビューを中心に展開していきたいと思っています。特にスポーツ紙などでなかなか取り上げてもらえない新加入の若い選手などにもスポットライトを当てて、紙面を作って行きたいと考えています。やはり選手の素顔を書くためには、選手のこと、クラブのことを良く知っているライターさんではないと、なかなか良いものが書けなかったり、プラスアルファの部分が引き出せなかったりします。今いるライターさんは都内から週3回くらい練習を見に来ていただいています。今朝も朝からイヤーブックの取材のために赤沼さんが来られて新人選手のコメントを取ったりしています。やはりそういうライターさんにこそ、クラブの記事を書いていただきたいと思っていますので、継続していきたいと思っています。またさらに充実をはかるというためには、紙面を増やすということが重要になってきます。経費のことで恐縮ですが、新規のUNITEDパートナーズの募集も行っていますので、広告等の収入増があった場合には、少しずつ紙面を増やせるように努力していきたいと思います。またその際には選手の別の情報を伝えられるような形にしたいなと思っています。

酒井
次にホームページに関してですが、オフィシャルサイトの更新をまめにしてほしい。有料コンテンツは価値のある内容を提供してほしい。オシム語録は常に最新の内容に更新すべきではないかなどなどたくさんいただいています。

昨年に比べると情報の更新、特にクラブの新着情報は早くなっているのではないかと思います。それ以外のコンテンツやオシム語録等については、素材が集まって来ないとできないものです。私も含めてホームページの担当で、いろいろなインタビューを見たり、試合前のミーティングなどでこれは語録にふさわしいなと思えるようなものについては、なるべく早いタイミングであげたいと考えておりますし、努力させていただきます。有料コンテンツの内容は、価値をあげるという努力をまだまだしなければならないと思っています。昨年は月1回のマンスリーカレンダーをやってみたのですが、今年も新企画をソネットさんとねっている途中なので、期待していただければと思います。

酒井
まだまだたくさんいただいているのですが、トルコキャンプの様子をホームページで詳細に伝えてほしいというご意見があるのですが。

トルコキャンプの情報は毎日ホームページの方で、姉崎日記は日本時間で夜中に更新されていると思います。新着情報については、だいたい5時くらいをめどに更新していますが、逆にこれでどうなのかな、ということを聞きたいとは思っています。もう少しというところはありますか?特にないようなので、はい。写真をもう少し載せたいなというところはあります。しかし私がここにいるということは、広報は今キャンプに行っておりません。マネージャーが時間のない中写真をいっぱいとって、夜遅くにクラブへメールで送って来てくれています。カメラの調子も悪いのですが、その中でも良いものを送ってきてくれています。配信速度の制限がトルコのホテルであるので、徐々に増やして行きたいと思っています。昨年皆様からお叱りを受けた、キャンプの情報が遅いという部分は、実は、昨年は、持って行ったパソコンが強烈なウイルスに侵されてしまい、パソコンが全部ダメになってしまったということがありました。今年はキャンプ終了までこのまま更新を進めて行きたいと思います。

酒井
その他、メディアの情報を詳細にして欲しいとか、ホームページのチームスケジュールカレンダーがわかりづらい、などなどありましたので、こちらの方も検討をお願いしたいとともに、先ほども少し祖母井さんからお話ありましたけれど、ポペスク選手へ日本語でメッセージを送りたい、選手の帰国情報などなども教えて欲しいなどのご意見があったのですけれども。

祖母井のほうからも話がありましたが、今年日本にプライベートで来るということは私も知っていますので、来日の情報が祖母井から来ればすぐにお知らせしたいと思います。また帰国便等については、クラブから公式に出すことはできません。なぜなら、飛行場など交通機関等の施設に人がたくさん集まってしまう、実際にオシム監督の帰国の時にもファンの方々が集まったと聞いていますが、情報として出してしまうと、施設側にご迷惑をお掛けする部分もありますので、公表は控えさせていただいています。

酒井
昨年同様、このサポーターコミュニケーションの内容をぜひホームページでお願いします。最後に広報からのお願いがあれば、どうぞ。


ついで運営にいきたいと思います。
こちらも多数ありましたが、まずスタンプラリーです。

酒井
スタンプラリーの手伝いに選手がいるのはうれしいが、それ以外押印するだけの(スタッフのみ)の窓口を設けてほしい。フクアリと臨海では若干違うという意見がありました。

回答者:大木
市原臨海の時は、選手が練習を終えてから来ることができました。しかしフクアリでは距離が遠くなり、練習後に食事を取らせる時間を考慮したり、交通渋滞などの理由で、選手はスタンプラリーに参加していません。またフクアリは思ったほどコンコースが広くなく、また臨海の倍以上のお客様が来られて混乱もしているので、選手による押印は難しいと判断しました。スタンプラリーについては、今年は方法が変わると思いますが、いずれにしても選手の参加は、練習があるので難しいと思います。ただし押印場所を増やすなどの工夫はしていきたいと思っています。


酒井
フクアリには大型映像装置がありますが、大型映像装置が有効活用されていないのではないか。時計をデジタル表示にできないのか。スタジアムのアナウンスを文字情報に出してビジョンに出すことはできないのか、などいただいております。

大型映像装置の活用ということですが、試合のハイライトシーンなどはテレビの関係でできる時とできない時があります。また微妙な判定は出せないことになっています。ビジョン担当とは試合終了後にハイライトを流そうと話しをしています。ハーフタイムはスポンサー紹介やジェットスフィーンのダンスなどがありますので、時間的に少し難しいところです。最終節では、お客さまをバックに写してスポンサー紹介をしたのですが、見た方いらっしゃいますか?トライはしてみました。少しずつトライはしていきますので、また何かありましたら言っていただければと思います。デジタル表示についてですが、フクアリにはアナログの時計があります。経費のことを言うと怒られてしまいますが、今の設備ではできないので、また新たにタイマーを購入しなければなりません。このような質問があったので、いくら位かと調べましたら、アナログで勘弁して欲しいなという金額でした。千葉市にもお願いはしてみますが、せっかくアナログがついているのだから、使おうということです。我慢して下さい。

酒井
時間がなくなってきましたが、帰りの導線等について非常にたくさんのご意見をいただきました。とても混みあっていると。こちらもお願いします。

この導線に関しては、たくさんのお電話・メールいただきます。今は右側の歩道しか使っていません。左側は使わせてもらえないのです。このことはフクアリがオープンする前から両方使わせて欲しいと関係各所にお願いしていました。駅からスタジアムに向かうと、国道を渡ってから、道が商業施設の方にU字になっています。ここは開発途中なので、横断歩道をつけられないとのことなのです。ゆくゆくは信号ができてT字路になるのですが、それまでは信号・横断歩道はつけられないのです。アウェイサポーターとホームサポーターが一緒になってしまい嫌な思いをしたという方もたくさんいらっしゃいますし、帰りは駅まで40分くらいかかったけど、8分ではないのか、などとお叱りを受けています。クラブも困っていて、引き続き関係箇所と協議を続けて行きたいと思っております。