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2009 December12

2009.12.23 UPDATE

サポーターカンファレンス議事録その4

クラブ

【議事録4】


今シーズンはどうもご苦労さまでした。酒々井町の○○と申します。戦術的な話ですが、シュート数が極端に少ない。350本、されたシュート数が470本ですよ。これじゃ勝てるわけがないじゃないですか。あげくのはてにサイドバックは、ジェフは好きですよ。だけど言っています。サイドバックはクロスを上げられない。ボランチちょこちょこやっていてパスは出せない。FWまでボールがいかないんだもん。サッカーを知らない妻がこっちにはこないねって言っているんですよ。これじゃJ2で勝てるわけがないじゃないですか。どうするのですか。以上です。

三木
まさしくおっしゃるとおりであります。特に、前監督のときには、かなり確率が高くなってから打てというような指示があったようですね。私は直接的には聞いていませんけれども、そんなことでシュート数がかなり少なかったと思います。ディフェンスがかなり簡単に破られていたということで、被シュート数といいますか、打たれたシュート数が多かったですね。サイドバックも両サイドともにですね、ここのところのバランスが非常に難しいと思うのです。選手としては、そこの辺を含めた補強を考えてやっています。サイドからボールが入るかどうかです。選手は一生懸命やってくれていたと思います。力を抜いているとは私は思わないですが、結果が出ていない以上、ご指摘というか、どなたがご覧になっても同じようなご感想になるだろうと思います。厳しいご指摘ではありますが、ありがたくお受けしたいと思います。ありがとうございます。


○○と申します。ここ数年、選手が何人かレギュラークラスの選手がほかのチームへの移籍が多いのですが、個人的なことを申し上げられないのは分かっているのですが、現時点で契約のほうは、全体のだいたい何割ぐらい済んでいるのでしょうか。今後、年明けにレギュラークラスの選手が何人もほかのJ1のチームやほかのJ2のチームに行く可能性はあるのでしょうか。以上です。

島田
契約に関する具体的なお話はできないのですが、私も財務担当として立ち合わせていただいているなかで、一通りの選手と話し終えました。もちろん、既に契約を結んだ選手もいます。すぐに、1回目の交渉で契約を結ぶまれなパターンで、一度持ち帰って考えるというのが一般的ですが、その中でいまのところ、残らないということを明言している選手は一人もいません。ただ、これから他チームの戦力の補強がある中で、いろいろな話がきて、いろいろと考えていくと思います。いまのところ一通り話した中ではそういう話は出ていません。だからといって、全員が残るという保障できるかというと、これはまた明言はできませんが、去年、一昨年と同様に携わってますが、今年に関しては、1年でJ1に戻ろうという、そのような意見が多く出てますので、どんどん流出するようなことなないと思いたいですし、そうならないように我々としては努力していきたいと思います。


○○といいます。よろしくお願いします。来季からJ2ということで、今まではJ1にいたのでテレビやメディアで触れることはよくあったので、ジェフの試合を見ることが出来たのですが、J2に落ちるとダイジェストでの試合すら見られないことがありまして、ジェフの試合がなかなか、アウェイになると本当に観られなくなってしまうので、もし、今シーズン、サンフレッチェの試合をやったときのように、フクアリでPV(パブリックビューイング)をやったような形で、来シーズンも全試合フルというのはなかなか難しいのかもしれませんが、アウェイの試合でそういったPV観戦が、フクアリとかそういったところで出来ないのかなと、検討ぜひよろしくお願いしたいと思いまして、その辺のことも質問させていただきました。

島田
営業担当としてお答えします。今シーズンもパブリックビューイングを実施して、大勢のお客様にご来場いただき、盛り上げていただいたと感謝しております。ご指摘のとおり、J2になりますと、NHK様やTBSチャンネル様の放映が減少するという状況は我々も認識しています。もちろん、ご要望いただいた件、ありがたいご意見として参考にさせていただきますが、ご承知のとおり、スカパー様がJ1、J2全試合放映ということで、彼らが放映に関する権利を有しております。我々としてもなるべく多くやっていきたいところではありますが、パブリックビューイングについてはスカパー!様への配慮も必要となります。(※)まずはそのことが前提ですが、我々も来年は大きな山の試合が出てくると考えておりますので、予算も含めて適宜考えていきたいと思います。また、柏レイソルさんが、我々と同じような境遇にあるということで、千葉県内の多くの皆さまに見てもらいたいということで、千葉テレビ様ともいろいろ話をしていきたいなということは考えております。ご期待に100パーセントお応えできるかはわかりませんが努力していきたいと思いますし、クラブハウス(12JEF)のほうに来ていただければ、ダイジェスト映像等にはなってしまいますが、プレーする姿は見られると思いますので、あわせてそちらの方もご活用いただければと思います。よろしくお願いいたします。

※補足
JリーグオフィシャルブロードキャスティングスポンサーであるスカイパーフェックTV!様への加入者増がリーグ全体の発展につながるため、クラブとしてもスカイパーフェックTV!様の施策に協力しております。


○○と申します。本日はどうもありがとうございます。先ほど、三木社長からJRを退職されて、ジェフユナイテッドの本職になっていると聞いてすごくうれしかったのですが、そのことにつきまして、ほかにこれから三木社長についていってジェフユナイテッドの本職に、出向ではなく、ジェフユナイテッドの正社員になられる方がこれから増えていく可能性はありますでしょうか?

三木
私のことをいいますと、JRではありませんから、ここしかないのでありますが、役員はみんな、2年任期であります。私は昨年の4月の株主総会で選ばれて2年の任期でありますから、来年の4月までというのが一応の任期であります。今年の結果を持って、株主から辞めろと言われたり、再任しないよと言われたらそれまでの話でありますし、私はそういう立場であります。ぜひ、しっかりとしたいと思います。

ご質問の趣旨がちょっとよく分かりかねなかったのですが、ジェフユナイテッドの社員が増えるかどうかという話でしょうか。それでよろしいのでしょうかね。いま私どもクラブの仕事をしている者にはいろいろな雇用形態があります。社員というのが一番少なくて、一番多いのは監督、コーチ、選手、コーチ、トップのコーチもアカデミーのコーチも含めて業務委託契約という契約を結んでいますし、それが一番数が多くて、その次には社員です。社員の中にも契約社員という年数を切った社員もあります。もう一つは社員に似ていますが、嘱託という制度もありおます。あるいは、時間的なパートで来ている方もいらっしゃいます。あるいは派遣で対応している部分もあります。それぞれの労働形態の特徴によっていろいろな雇用契約、あるいは業務委託契約、あるいは派遣契約、臨時社員のアルバイト契約というような各種の雇用形態を持っているのでありまして、一概にこれで社員数が増えるかどうかというふうにはならないと思いますし、我々も先ほど、育成のコーチについての効率化と申しますか、適正化と私は考えておりますが、適正化するということがあります。

クラブの評価、育成と同様に組織の効率化というのは企業にとって永遠のテーマでありますから、必ずしも社員数が増えるということにはならないと思います。

我々のクラブがどうかといいますと、Jリーグの各クラブの経営データの開示をご覧になればわかると思いますが、我々の10パーセント弱ぐらいが一般管理費であります。ですから、そこが、その中に社員の賃金等が含まれるということです。一般管理費の率からいくと、ほかのクラブに比べてかなり低いといえると思いますから、かなり効率的な運営は出来ているということがいえると思います。お答えになっているかどうかわかりませんが、回答させていただきました。


○○と申します。よろしくお願いします。J2に来年入るのですが、3位以内ということで上がるということですが、ただ3位以内に入るという漠然とした目標であれば、J2とはいえ結構難しいと思います。たとえば優勝を目指してやっていくということでお話いただければ、どれだけの補強のお金があるだとか、そういった話もありましたので、どういった補強をしていくのかの楽しみとか予想も立てられるので、来年の目標とする勝ち星やどこの順位を目指すとか明確な目標の数値をお聞かせ願いたいと思います。

三木
今年と来年では試合数が変わりますので、数字的には即答できませんけれども、我々は3位以内を目指すのではなくて、目指すのは優勝。これはもうここではっきりと申し上げますけれども、3位以内ではない、優勝です。目指すのは優勝です。3位以内というのはレギュレーションとして3位以内であれば昇格できるということでありますけれども、我々が目指すのは優勝だとお答えをさせていただきます。具体的な数値に関しましては試合数が違いますのでちょっとここでは急にお答えしかねます。ぜひご理解いただきたいと思いますが、我々がJ2で目指すのは優勝です。

私も冒頭のご挨拶でお話させていただきましたように、下手をしたら戦う以前に負けてしまうということだと思います。ゲームにだけ集中出来ればいいけれど、それ以前に輸送の手段であるだとか、スタジアムの状況であるだとか、そこは大幅に違うだろうし、フクアリに慣れた選手にとって、ビハインドになることが多分出るのではないかと思います。どこがどうというふうには申し上げられませんが、少なくともフクアリのピッチコンディションとの差があることが多いのではないのかと、私もそこは十分に同意し得るところであります。我々はあのピッチでJ1のゲームが皆さまにお見せすることが出来るように、1年で上がるという目標を立てていますし、ここで目標はと言われたら優勝しかないだろうと思います。


中央区の○○と申します。ホームスタジアム満員のことについてお伺いしたいのですが、チケットを売るということのほかに、売った分、必ず来てもらうことが必要になると思うのですが、特に今シーズンの後半、ほぼ完売状態にもかかわらず、スタジアムに来てみると1万3000、4000人そこそこということで、空席が目立つ、やっている選手のほうが気の毒な感じになってしまったことがあると思うのですが、どういったところに問題があって、どうやって改善するかということをいま考えてらっしゃるかということ、あと関係ないのですが、事前にウェブで受け付けた質問は徹夜してでも、ここに印刷機を持ち込んででもギリギリまで、印刷して時間を省いて欲しかったというのが思いました。お願いします。

島田
最後の質問へのご返事の件につきましては、大変申し訳ございません。空席の件ですけれども、たとえば席のアップグレードであるとか、ダウングレードであるとか、友達と来たときに席を移りたいであるとか、いろいろなご要望が寄せられており、今シーズンの反省に基づきまして、お越しいただいた方に楽しんでいただけるように、勉強させていただいております。一例でありますが、今日お配りしたシーズンシートの資料の中にもありますが、通常はお一人で来ている方が、お友達をお連れになったときに一緒に並んで観たいというご意見は多数く寄せられていますので対応できるようにと、思っています。

あとは、終盤戦、空席が目立ったという点についてですが、FC東京戦(11月22日)などのように気象条件が厳しくなると、シーズンシートをお持ちのお客さまの中には天候が悪いのでご来場を控えるというようなパターンがかなりあったと思われます。もちろん、私どもの成績が確定してしまったということも多分にあると思います。そういう形でお客さまの出足が鈍ったというところは反省しております。

先ほど申し上げましたような施策を絡めながら、もう一つはチームの強化によってエキサイティングなゲームをシーズンを通して演じるという、これを両方あわせてやっていきたいと思っています。ただ、アウェイ側のお客様に関しましては、おそらく近隣のチーム、集客力のあるチームなどの状況を考えますと、厳しい状況が続くのではないかということは覚悟していますが、そういうことに関しての施策も、いろいろと考えていきたいと思っております。

また、スタジアム内でのアメニティ、飲食、イベントごとに関しましても、より一層、楽しんでいただけるようなことを考えていきたいと思っておりますし、また、これまではどちらかというと、選手のイベントへの協力という面では、ほかのクラブに比べて遅れを取ってきたところがあろうかと反省していますので、来シーズンはそういったところも含めて検討し直していきたいと思っています。以上です。

三木
ただ今の、「完売でどうしてお越しいただけないのか?」というお話について、分かりやすくいうと、実は、ご招待券にも何種類かありまして、私どものご招待のお客さまと、もう一つはバックスタンド側に看板が出ております、Jリーグのオフィシャルスポンサーのご招待券がメインスタンドの一番いいところを用意するようにと、Jリーグからの要請があるんです。そこのお客さまがかなり埋まっていないんです。正直にいうと。我々はそこは埋めて欲しいのです。

ただ、千葉ではなく東京方面の企業さまが多いものですから、なかなかそこのご招待席が埋まってくれない。そこはかなり苦労しています。我々が行っている市民招待についても我々が多少自前で、千葉市の皆さま、市原市の皆さまを中心としてお出ししている部分があって、そのご招待のお客様の場合にも雨が降ったり天気が悪いと、非常にご来場率が下がってしまうということがございます。

酒井
では、最後のご質問とさせていただきます。


○○といいます。強化の面で聞きたいのですが、神戸さんのテクニカルディレクターというのと、前任の昼田さんのシニアマネジャーというのと、肩書き的に何が違うのかお聞きしたいと思うのですが、よろしくお願いします。

三木
GM(ゼネラルマネージャー)という言葉がありますが、私は基本的には日本のクラブチームには本来のGMに該当する仕事をしている人はいないと思います。選手の強化、あるいは経営も全部なさっている方がGMだと思っています。

神戸の場合にはどのようにつけようかということで彼と話をしました。本来は、私は彼はストラテジックダイレクターというようにSDと考えていたのですが、ストラテジックというのがかりにくいからテクニカルダイレクターでいいよということで、TDというようにしようとなりました。日本語でいえば、編成強化責任者という訳を決めております。編成というのはその年だけではなくて、将来を見越したチーム編成という意味での編成、強化責任者ということにしたいということで、テクニカルダイレクター今までのシニアマネジャーとは違う名称をつけさせてもらっております。以上です。


酒井
時間になります。そろそろ終了となりますけれども、まだご質問をいろいろあるかとは思いますが、すべての方のご意見を伺えずに申し訳ございませんでした。2010年、ジェフにとっても皆さまにとっても素晴らしいシーズンになりますように、来年、サポーターコミュニケーションデーを早々に開催する予定だとうかがっています。そのときにまたよろしくお願いします。今シーズン、本当にご支援ありがとうございました。それでは社長、最後に一言だけサポーターの皆さまにお願いできますでしょうか。


三木
最後までご清聴いただきましてありがとうございます。優しいことって本当は厳しいのですよね。私は皆さまの優しさが分かるから、決して我々を甘やかしてないということだと私は理解をしているのです。温かさって本来は、非常に厳しいものを持っているのを、そこをあえて皆さんが、そこは我慢してくれているなと、私はしみじみ思います。ただ、私もここでこの仕事に携わることができて非常に幸せです。そして、こんなに温かいサポーターが、こんなに、この時間まで数多く、途中で立ち去ることもなくお話を聞いていただけた。非常にありがたいと思います。

私、今年の2月のサポーターコミュニケーションデーのときに、サポーターはお客さまを超えた存在ですというお話を申し上げました。私はこう思うのです。お客さまであるならば、その部署の一番わかっているのはその担当ですから、担当からご説明するのが一番いいのだろうと思いますけれども、皆さまはお客さま超えたサポーターであるからこそ、私は出来るだけ直接皆さまに私の分かっていることを出来るだけお話をしたいという立場で今日、この席に立たせてもらっています。今後ともすべて、ジェフのことをお話することは出来ませんが、ご質問にはウソのない正直な答えを今後ともさせていただきます。申し訳ないけれども、すべてをお話できません。お話出来ないけれども、ウソのない回答であるということだけは、胸を張っていえます。今後ともよろしくお願いしたいと思います。

非常に不甲斐ない結果に終わった2009年でしたけれども、先ほど申し上げましたように、J2での優勝を目指す、ここの場をタイトル獲得のを取る第一歩にしたいと思います。来年もまたどうぞよろしくお願い申し上げます。

酒井
チームはしっかり開幕まで準備し、シーズンに入っていきます。来季もどうぞ、応援をよろしくお願い申し上げます。本日は皆さまの貴重なご意見とお時間をいただき誠にありがとうございました。お気をつけてお帰りください。ありがとうございました。