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2010 January01

2010.1.17 UPDATE

新体制・新加入選手発表記者会見その1

レポート

本日(1月17日)13:00より、ユナイテッドパーク、ミーティングルームにて、2010ジェフユナイテッド市原・千葉 新体制・新加入選手発表記者会見を開催いたしました。

多くの報道関係の皆さま、スポンサーの皆さま、ご家族の皆さまにお集まりいただきました。ご出席いただきました皆さま、誠にありがとうございました。

冒頭、三木博計代表取締役社長より、新たに策定したクラブビジョン、今季の活動の方針、シーズンスローガンについてご説明いたしました。この詳細につきましては、別途新着情報にてご案内いたします。

三木社長からのご挨拶
「大変多くの皆さんにお集まりいただき、誠にありがとうございます。今年はJ2での戦いになりますが、非常に厳しいことが予想されます。いろいろなハードルがあると思いますが、必ず1年で昇格を勝ち取りたい。そういう気持ちで頑張っていきます。今シーズンはクラブとして『走りきる!そして、その先へ。』というスローガンを掲げました。江尻監督は自分たちが主導権を持ち、アグレッシブに走って、走って、走りきることができるチームを目指しています。選手はそのような意思統一を図り、1日1日を、そして1試合1試合を走りきることに徹してほしい。また、選手だけではなく、クラブ全体も走りきることを完遂したいと考えています。サポーターの皆さんとともに1試合1試合を走りきり、いいゴールを目指したい。そして、1年でJ1昇格という大きな目標に続き、その先を見据えることも忘れてはいけない。チームの成長を目指して高い目標を設定したものと、皆さんにはご理解いただければと思います。この1年、一生懸命頑張りますので、よろしくお願いいたします」

続いて、司会より、今季のチームの指揮を執るコーチングスタッフ、江尻篤彦監督、斉藤和夫ヘッドコーチ、米田徹コーチ、菅原大介コーチ、眞田雅則コーチ(本日は欠席)、澁川賢一コンディショニングコーチをご紹介いたしました。

神戸清雄テクニカルダイレクターから本日登壇いたしました、村井慎二、林丈統、佐藤勇人、山口慶、戸島章、倉田秋、青木孝太、渡邊圭二、伊藤大介、鎌田翔雅、佐藤慎之介各選手をご紹介し(茶野隆行選手は欠席)、ご挨拶いたしました。

神戸テクニカルダイレクターのご挨拶
「今シーズンよりテクニカルダイレクターに就任した神戸です。今シーズンは契約更新、ならびに複数年契約の選手を含め、ほぼ選手が在籍してくれました。そして、新加入の選手を加え、質、量ともに十分な補強ができたと考えています。
目標はズバリ、1年でのJ1復帰です。決してJ2が楽なステージとは考えていません。われわれは十分に自覚しています。もちろん戦うのは監督、コーチ、そして選手ですが、われわれフロントもバックアップし、クラブ全体で目標を達成していきたいと思っています。スタッフについても、昨シーズンに引き続き江尻監督が指揮を執りますが、目指すサッカーを具現できるような新しいコーチ陣を 加えました。いずれにしても今シーズンはハードな戦いになると思いますが、1年間よろしくお願いいたします」

続いて、江尻篤彦監督が今季への抱負をお話ししました。

江尻篤彦監督のご挨拶
「今シーズンも引き続き監督をさせていただくことになりました。神戸テクニカルダイレクターからも話があったように、昨シーズンでチームを去る選手が一人もいなくて、なおかつ新しい選手が加入してくれました。すごく心強いし、このようなメンバーをそろえてくれたクラブに感謝しています。以前、ジェフでプレーしてくれた選手が何人も戻ってきてくれました。高校生と大学生、そして移籍によりジェフへ来てくれた選手も。戦力的には昨シーズンよりもプラスアルファだと思うし、正直、誰を使うかは今のところまったくゼロの状態です。開幕まで一人10試合が出場できるスケジュールを組みました。必ず90分×10試合という日程です。その中で表現をしてくれた選手を、開幕では使っていこうと考えています。
私たちに課されたミッションは、1年でしっかりJ1に上がるということです。今シーズンのJ2は、ホーム&アウェイの36試合です。J1とあまり変わらないことから、われわれにとっては強みだと思っています。ただ、繰り返しになりますが、J2での戦いは楽ではありません。そのことはよく分かっています。われわれがどういうサッカーをして、得点を取っていくかが重要になります。そのためのスローガンとして、『走りきる!そして、その先へ。』を掲げましたが、明日の練習ではもう一つ加えて選手に話そうと考えています。ボク自身の目標として、『ひたむきに走って、走って、走り続ける』ということです。ひたむきという言葉の裏側には、当然、スタジアムにはサポーターが来てくれるわけであり、皆さんに感動を与えなければいけないし、謙虚さ、そして感謝の意味が含まれています。ですので選手にはひたむきさを求めたいし、それが先へとつながっていくと考えています。
私自身が目指しているサッカーですが、もちろんバルセロナのようなチームができればこしたことはありません。しかし、簡単にはいかないのもサッカーです。実はスタッフと話す機会があったのですが、ワールドカップの南米予選を勝ち上がり、チリが本大会出場を決めました。監督はアルゼンチンのビエルサ氏です。チリは昨年、日本でも試合をしましたが、そのときのチームではなく南米予選でのチリ代表です。その戦いこそが、ボクが目指しているチームです。特に、チリがホームでアルゼンチンに1-0で勝ったゲーム。ものすごくスピーディーで、90分間、メッシを含むアルゼンチンの主力選手をキッチリ抑えこんだ。しかも、ボールを奪った瞬間には、チャンスだと思ったらセンターバックもゴール前に攻め込んだ。ボールを追い越して4人、5人がゴール前へ飛び込んでいく。ボールを奪われたら、そこからディフェンスを始めていく。また高い位置で奪って攻撃に転じる。1点を取ったシーンなどは、まさしくその象徴でした。今日、この会見の場にいる選手に対し、アルゼンチンのプレーヤーの名前を挙げてもらったら、きっと何人もの選手が挙がるでしょう。でも、チリの選手の名前は出てこないと思う。ジェフには傑出した選手がいるわけではない。でも、粒はそろっていると思う。だからこそ、チリのようなサッカーがわれわれのスタイルだと考えています。チームのためにひたむきにプレーできる選手を使っていくし、そのサッ カーを目指していく。こういう形で1試合、1年間を戦うことができたら、その先が見えてくる。明日から厳しいトレーニングを始めますが、90分間戦える体力、90分間戦えるメンタリティを植えつけたい。そして、(クラブハウスから見て)左奥にあるフクアリで、サポーターの皆さんに感動を与えたい。それができる選手をチョイスしていきます。
昨シーズンとは違い、練習の量を増やしていきます。もしかしたら、何人か脱落するかもしれない。歯を食いしばって頑張ってもらい、1年でJ1に上がる目標を達成していきます。選手にはそれを求めたいし、厳しい戦いになると思いますが、しっかり結果を出していかなければならない。そして、J1に上がったあとも中位から上位、そしてアジアを目指していく。そのようなチーム作りというか、チームの色を出しながら戦っていきます。よろしくお願いいたします」