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2014 NEWS & INFORMATIONレポートの新着情報

2014 January01

2014.1.21 UPDATE

【レポート】 サポーターコミュニケーションについて

レポート

2014年1月18日(土)千葉県教育会館にて、新体制発表会見と合わせて、サポーターコミュニケーションを開催いたしました。当日は多くのご来場をいただき誠にありがとうございました。また、事前申込に当選されなかったお客さま、当日整理券の配布終了に伴いご入場できなかったお客さまには、心からお詫び申し上げます。

サポーターコミュニケーションにおける質疑応答の内容については、下記の通りとなります。

登壇者:
ジェフユナイテッド株式会社
代表取締役社長     島田 亮
取締役         海寳 真路
テクニカルダイレクター 斉藤 和夫

司会者:
蒲田健 氏
酒井道代 氏




【質問1】
昨年は4バックをベースに戦っていましたが、選手の特長などを考えて、今年は3バックで戦う可能性はあるのでしょうか。
【斉藤】
システムについては鈴木監督とまだ話をしていませんが、試合に勝つために色々な手立てを打っていきます。

【質問2】
昨年J1昇格を逃しましたが、一番足りなかった部分と、それを今年どのように解消していくかを教えてください。
【斉藤】
昨年は安定した戦いができないシーズンでした。特に、走力をベースにしているチームに対して苦手意識がありました。
サッカーは「走る」スポーツなので、「走れない」と絶対に駄目だと思います。また、我々が目指しているのは、ボールを動かすサッカーです。相手が前からきても、いなすだけの技術、クオリティを高めないとどこかで行き詰まってしまうので、その部分も追求していきます。「走る」ことをベースに、クオリティを上げることをしっかりとできるようトレーニングしていきます。

【質問3】
昨年、守備ラインを高くして戦ったときに、裏を取られて失点しているケースが多かったと思いますが、対策を教えてください。
【斉藤】
守備ラインを高くするには、前からの守備が一番必要となります。フリーで蹴らせない、自由に走らせないということをしっかりとやっていきます。また、長いボールに対して、競り合いで後手を踏むということも少なくしなくてはいけません。こぼれ球の処理などは予測、予知する能力が必要ですので、個々の選手の判断力、考える力も高めていきます。

【質問4】
 サポーターコミュニケーションに、監督が登壇されていない理由を教えてください。
【島田】
監督の仕事はピッチの中で結果を出すこと、皆さまからのご意見を監督に伝えるのは我々クラブスタッフの仕事であると考えていますので、この場に監督を登壇させておりません。それは、スタジアムなどで監督と話がしたいという要望に対しても同じ考えです。監督には、現場に集中してほしいという考えのもと、このような対応をさせていただいておりますし、今後も同様にしていきたいと思っております。

【質問5】
夏場の失速を含め、昨年を通じて「走る」サッカーをできなかったこと、アウェイゲームでのコンディショニングが悪かったこと、そしてホーム徳島戦やアウェイ札幌戦など重要な試合で勝てなかったことについて、対応策を教えてください。
【斉藤】
今年も「走る」という部分は追求していくので、昨年より良い結果を出せると思います。本来1年で結果を出さなければいけないのですが、今年は2年目ですので昨年以上にしっかりと準備していきます。
アウェイゲームでのコンディショニングは、選手がしっかりと備えられるよう鈴木監督が色々と考えておりますので、今年は良い準備をしてくれると思います。
勝負どころで勝てないという点は、トレーニングを積み上げることでしか改善できないと思っているので、日々のトレーニングを厳しく行う中で競争させ、レギュラーを勝ち取った選手に試合でその責任を果たしてもらうことで改善したいと思います。

【質問6】
大塚フィジカルコーチの得意分野を教えてください。また、得意ではない部分を補うために、フィジカルコーチの増員を考えていますか。
【斉藤】
大塚フィジカルコーチは、データを取りながら選手個々にアプローチをするという点を得意としています。また、大塚フィジカルコーチがもう一回り成長することを考え、増員については考えておりません。

【質問7】
J2で下位のチームに勝ててないのですが、守備的なチームへの対策はありますか。
【斉藤】
相手の守備がブロックを作る前に、あるいは相手のブロックの間を取って早く攻めるということを徹底し、最後のシュートの精度を高めることで打開したいと思います。また、フリーキックは大事な得点源なので、トレーニングでしっかりと準備していきます。
年々J2リーグのレベルが高くなっており上位も下位も関係ないので、毎試合しっかりと勝ち点を積み上げられるよう考えていく必要があると思っています。

【質問8】
「シーズンシートの特典」、「ユニフォームゲッツ」、「グッズの割引率」などについて、J1に昇格し収入が増えた際は、以前の取組み内容に戻してもらえるのでしょうか。
【海寳】
2008、2009、2010年の三期連続赤字という苦しい時期から脱し、2011年からは黒字となり、2013年も黒字の見込みです。キャッシュフローについても、心配ない状態となっております。つまり、お金がないので、ユニフォームゲッツをなくした、グッズの割引率を下げたということではなく、よりお客さまに喜んでいただけるよう常日頃考えている中での施策となっております。
今後は、ジェフの将来を考え育成という部分に優先的にお金をかけていきたいと思っていますが、お客さまに喜んでいただける施策はしっかりと取り組んでいきます。ご報告として、昨年のサポーターコミュニケーションで、ピンバッジの特典は良くないというご意見をいただいたため、今年から12JEFで使える商品券に変更しました。今後も皆さまのご意見を伺いながら、よりよい施策を考えていきます。

【質問9】
昨年に比べ補強にお金を使ってないように思いますが、予算は昨年同等に確保できているのでしょうか。また、外国籍選手補強用として1億円くらいの予算は確保してあるのでしょうか。
【海寳】
2014年度も昨年度と同等の予算、収入の確保を見込んで営業活動をしておりますので、昨年程度の補強費も確保できる見込みです。さらに、選手の怪我などアクシデントに対応できるだけの予算を確保する必要がありますので、スポンサー収入の増加、チケットやグッズの増売などに取り組んでいきます。
補強については、年俸が高ければ良い選手であるとは限らないと思いますが、リストアップされた選手の年俸が高い場合も獲得できるよう営業努力をしていきます。

【質問10】
今年の観客動員の施策を教えてください。私案ですが、空席の目立つジェフシートに、市内の子どもを招待してはいかがでしょうか。
また、育成について、今後どのようなビジョンで活動していくのかを教えてください。
【島田】 
観客動員の施策として、昨年に引き続き、積極的に小学生を招待していきたいと考えています。ジェフシートは、スポンサーの方にご活用いただいている席が多いので、まずはスポンサーの方にご来場いただけるように働きかけをしていきますが、非常に良いご提案をいただきましたので、具体的に何ができるかを考えていきたいです。
育成は我々の生命線であると考えております。アカデミーについては、前社長、前テクニカルダイレクターの時期から取り組んでおり、徐々に良くなってきています。本日は、アカデミーダイレクターの朴がおりますので、一言お話しいたします。
【朴】
数年前から、10年後に千葉県出身のアカデミー選手だけで優勝できるチームを作るということを目標に活動しており、現在少しずつ芽が出ているところです。千葉県の小学生は本当に才能にあふれています。我々は恵まれた場所にいるので、その恵まれた場所の地の利を生かした育成を成功させられるよう頑張ります。
今の小中学生は、世界で活躍するかもしれないと夢を持たせてくれるような選手がたくさんいます。トップチームで活躍したその先には、ACミランの本田選手やマンチェスターユナイテッドの香川選手のように、世界で活躍する選手がジェフから育っていくと確信しています。

【質問11】
昨年のプレーオフ準決勝徳島戦は残念な結果となりましたが、試合終了とともにシーズンが終わるという場面でしたので、サポーターに向けて最後に一言ほしかったです。
【島田】
おっしゃる通りだと思います。ただ、今年はサポーターの皆さまに良い報告をできるようにしたいと思います。

【質問12】
新規顧客を呼び込むための施策は、どのようなものをお考えでしょうか。
【島田】
派手ではありませんが、先程の小学生招待などホームタウンに寄り添った形で、地元の方々に喜んでいただけるような企画を地道に行っていきたいと思います。

【島田】
本当に遅い時間までありがとうございます。
オフシーズンに、Jリーグスタート時からのサポーターの方から、一通の手紙をいただきました。そこには、厳しいご意見から激励のお言葉まで色々と綴られておりましたが、長い間応援していただいている方々が、私どもに危機感を持っていると痛感いたしました。
新体制発表会見のときに私も斉藤もお伝えしましたが、今チームを作り直しているところで、これをやり続けていくことに信念を持って活動しております。ご期待に応えてから話さなければいけないことですが、信念を持ってやってまいりますので、引き続きよろしくお願いいたします。

以上

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