ジェフユナイテッド株式会社（千葉市中央区／代表取締役：島田亮）と神田外語大学（千葉市美浜区／学長：酒井邦弥）は共に協力して、地域における学術、文化、スポーツの活動を通じて、有為な人材の育成とより豊かな地域社会の発展に寄与することを目的とし、包括的連携協力（以下、連携協力）に関する協定を締結いたしました。

神田外語大学7号館クリスタルホールにて

【　締結趣旨　】

これまでも、ジェフユナイテッド株式会社（ジェフユナイテッド市原・千葉）と神田外語大学は、学生による外国人選手への通訳サポートや、外国人選手家族との交流会などを実施してきました。この度、両者は千葉県に拠点がある組織として、今後もより広範な取り組みを推進していくことを目的として、連携協力に関する協定を締結いたします。本学はジェフユナイテッド市原・千葉の協力のもと、語学の単科大学である特性を生かし、専攻言語として設けている8ヵ国語（英語、中国語、韓国語、インドネシア語、ベトナム語、タイ語、スペイン語、ブラジル・ポルトガル語）を中心とした学生の通訳ボランティアの育成や、インターンシップなどを行ってまいります。

【　今後の取り組み予定　】

(1)ジェフユナイテッド市原・千葉に所属する外国人選手への通訳ボランティア
(2)ジェフユナイテッド市原・千葉の試合に来場する外国人への通訳ボランティア
(3)ジェフユナイテッド市原・千葉にて学生インターンシップの実施
(4)ジェフユナイテッド株式会社の職員に対する語学教育の提供
(5)神田外語大学のグラウンドを、ジェフユナイテッド市原・千葉のアカデミー・レディースチームの練習に提供

【　島田亮代表取締役コメント　】

「このたび神田外語大学さまと包括連携協定の締結をするということで、大変嬉しく思っております。我々はJリーグのプロのサッカークラブで、今はJ2リーグに所属しておりますが、何とか一日も早くJ1に昇格してより皆さまのご期待に添えたいと思っております。 ただ私どもが日ごろ行なっている活動というのはプロのサッカーの試合を興業として行っているだけではございません。我々の本来の目的はスポーツを通じて地域の皆さまに勇気や希望を与え、青少年や子どもたちの未来を育んでいくということが一番行いたいことでございます。

その思いと神田外語大学さまの日々の活動や理念がすごく近いものがあると感じましたので、今回の包括連携協定の締結という運びになりました。 我々は、そのような中で地域密着という言葉をキーワードとして活動しています。その意味で地元の大学とこのような形でいろいろなことが出来るということは大変な喜びでございます。そして、サッカーは普及活動や育成という活動でプロになる前の子どもたちに夢を与え、その才能を伸ばすということをしています。

こちらの大学のキャンパスの中で、希望をもって将来世界に羽ばたこうと勉強されている学生の皆さまの考えや日々の取り組みが、我々とすごく近いものがあるのではないかと感じまして、一緒に取り組みたいと考えました。

具体的には選手の通訳のお手伝い（ボランティア）という話もございましたが、私どもは単純に語学の通訳をすることだけではなく、プロスポーツの現場を通じて勝ったり負けたり、つらい練習の中でポジションを取ったりといういろいろな日々の中で、（ボランティアとして）来ていただいている学生にそれを感じていただきながら、その人の将来の財産になったら嬉しいと思いますし、逆に我々もキャンパスにいる学生さんたちが世界に羽ばたこうとを目指している姿を見て、またより一層、勇気をもらうなどという相乗効果も期待できるのではないかと思っています。

そしてここ海浜幕張の場所でいろいろなことが出来ることを通じて、地元の皆さまにより愛されるクラブづくりの一助になればと思っています。私どもは男子のチームだけではなく、なでしこリーグの女子のチームについても同じようにトップリーグそして育成のチームを持っています。女子のサッカー界はまだまだ男子に比べると世の中に浸透しているとは言い難い状況となっています。

今年は女子のワールドカップがありますが、まだまだこれからだというところでもありますし、女子のサッカーの普及あるいは強化ということに関しても神田外語大学の皆さまとともに手を取り合ってやっていければということも今回の協定を結んだ一つの要因でございます。

いずれにしても地域密着、あるいは育成、また海外に羽ばたいていくという、そのようないろいろな思いが合致したということで今回の提携になりましたが、これからいろいろなことが出来る可能性が広がっていると思いますので、期待していただいて我々も頑張っていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします」

【　酒井邦弥学長コメント　】

「本日はジェフユナイテッドさんと私どもが包括連携協定を結ぶということで素晴らしい天気になりました。

私はかねがねサッカーというスポーツについて、重大な関心を持っております。それは何故かと言いますと、70億人いる地球の人間のなかで最も価値が共有されているのがサッカーだと思っているからです。 先ほど社長がおっしゃったように選手だけではなくて、サポーターといわれる人たち、または子どもたちに夢を与えるという意味で、本当に一つの価値というものをグローバルで共有しているなあと感じております。

政治経済または文化芸術の中でサッカーが一番グローバルなものだと私は思っております。そういう意味で今般ジェフユナイテッドさんと包括連携協定が結べるということについては私どもの建学理念とピッタリ合致するものだということで、本当に学生たちも恵まれているという感じがしております。先ほどもお話ししておりましたけれども、もう少しジェフが強くなるともっと元気が出てくるということでございます。（笑）私も一ファンとしてもっともっと応援していきたいと思います。

その中で皆さんご存知だと思うのですが、ネイツ ペチュニクという選手がジェフに今年入っています。この方はスロベニアから来ているのです。スロベニアというのは人口200万人というヨーロッパの小さな国です。ここから一人で日本にやって来て仕事をするわけですから凄いことですよね。この意気というのが僕らのロールモデルになっていくべきだと思います。今日は学生の皆さんも来られていると思いますので、ぜひそういう選手たちに負けないように海外でガンガン活躍する覚悟を決めてもらいたいと思います。

今日、連携協定を結びましたけれども、これからいろいろスタッフ同士で話をしながら内容を充実していきたいと思っています。千葉県民としてまた千葉市民として全面的にこれを推進していこうと思いますので、今後ともよろしくお願い申し上げます」