今回で7回目の開催となる「なでしこ交流戦 in 千葉」。
新シーズンの開幕に向けたこの時期に、各チームが実戦の中で集中的に強化ができる貴重な場としてすっかり定着しています。

今年の参加チームは

浦和レッドダイヤモンズレディース（なでしこリーグ1部）
マイナビベガルタ仙台レディース（なでしこリーグ1部）
ノジマステラ神奈川相模原（なでしこリーグ1部）
AC長野パルセイロレディース（なでしこリーグ1部）
ちふれASエルフェン埼玉（なでしこリーグ2部）
オルカ鴨川FC（なでしこリーグ2部）
日テレ・ベレーザ（なでしこリーグ1部）
国民体育振興公団(韓国WKリーグ所属)
ジェフユナイテッド市原・千葉レディース（なでしこリーグ1部）

の9チームです。
2月14日（水）から18日（日）までの5日間、市原スポレクパークと姉崎サッカー場を会場に全試合22試合が行われます。


今日はその3日目。ジェフレディースは初日に1試合、2日目に2試合、そして今日も2試合が組まれています。
今日の1試合目はちふれASエルフェン埼玉と対戦し、佐藤瑞夏選手のゴールで1-0で勝利。
2試合目は浦和レッズレディースと姉崎サッカー場での対戦です。



今シーズンからジェフレディースの指揮を執る藤井奈々監督。
昨季までジェフレディースU-18の監督を務め、年代別の日本女子代表にも選出されている佐藤瑞夏選手や市瀬千里選手らを育て、昨年末に開催された第21回全日本女子ユース(U-18)サッカー選手権では、ジェフレディースU-18を見事優勝に導きました。


試合前の円陣で藤井監督からの指示を聞く選手たち。
この合宿を「チームのコンセプトを共有して理解する時間」と位置付けている藤井監督。選手は一言一句聞き逃すわけにはいきません。


冷たい風が吹き、曇り空の姉崎サッカー場で15時にキックオフしました。


相手は浦和レッズレディース。
昨季、レッズレディースには「なでしこリーグカップ1部」決勝では価値ある勝利を挙げたものの、リーグ戦では2戦2敗でした。今季も手強い存在になることは間違いありません。


昨季に引き続き、今季もキャプテンを務めるDF上野紗稀選手。
得意の緩急をつけたドリブルで左サイドを突破しチャンスメイク。
「チームとしても個人としても、昨年の成績をすべて上回りたい」と意気込んでいます。


昨季、右サイドバックとしてシーズンを通じて活躍した若林美里選手。
元々の能力に加え、昨季の「経験」という武器を携えて、今季もスタメンを狙います。


右から左からドリブル突破を仕掛け、相手DF陣を翻弄したMF安齋結花選手。


右サイドから中央に切り込んで左足を一閃。
シュートは惜しくもポストに阻まれましたが、チャンスメイクだけでなく、自ら積極的にゴールも狙いに行きました。


今季の新加入選手の1人、FW山崎円美選手（AC長野パルセイロレディースから加入）


ポストプレー、ドリブルでの仕掛け、ターゲットなど、アグレッシブなプレーを見せた山崎選手。FWのポジション奪取を目指して猛アピールです。


昨季の終盤に膝の負傷から復帰したばかりのFW三橋明香選手。
スペースでボールを受けようとする動き、ポストプレーなど、後半に途中交代するまで前線で奮闘し続けました。
「（監督から）裏に抜ける動きを求められている」（三橋選手）とのこと。
プレーが出来る喜びを感じながらも、今日は「相手のDFが堅かった」と納得のプレーは出来なかったようです。


ジェフに移籍して2年目のシーズンを迎える成宮唯選手。
中盤からフォワードまでこなせる力は既に証明済み。
成宮選手の活躍なくして、ジェフレディースのリーグ戦での上位進出はあり得ません。
さらなる飛躍への期待が高まります。


そして最後はこの人、FW深澤里沙選手。
この試合は後半から出場。押され気味の展開に守備に追われる時間帯がほとんどでしたが、終盤には鋭い動きでゴールに迫りました。
惜しくもシュートまでは持ち込めずこの表情。
勝利へのこだわりは今季も健在です。


試合は、全体の足が止まってしまった後半に1点を奪われ、0-1で終了しました。

「レギュラーを獲るために競争しなさい」「チャレンジのミスは今しか出来ない。どんどんチャレンジしてミスをしよう」と選手を鼓舞する藤井監督。
「選手たちが意見を出し合って、自分たちからミーティング出来るような雰囲気になってきた」と、藤井監督が”変化”を感じています。

なでしこ交流戦も残り2日。
ぜひレディースの選手たちの「競争」と「チャレンジ」に試合会場で声援を送ってください！

◆17日（土）の予定
10:00～　vsマイナビベガルタ仙台レディース（スポレクパークC）
15:00～　vs日テレベレーザ（スポレクパークC）

◆18日（日）の予定
10:00～　vsAC長野パルセイロレディース（スポレクパークC）

※スポレクパークへのアクセスは　こちら

□協賛

株式会社明星電気商会、古河ライフサービス株式会社、株式会社オカムラホーム、ホテルソガインターナショナル、市原マリンホテル、五井グランドホテル、八幡宿第一ホテル


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