2018プレナスなでしこリーグ開幕記者会見

2018プレナスなでしこリーグ開幕を3月21日（水・祝）に控えた12日（月）、東京都内にあるＪＦＡハウスで開幕記者会見が行われ、ジェフユナイテッド市原・千葉レディース（以下：ジェフＬ）からは、藤井奈々監督と上野紗稀主将が登壇。プレナスなでしこリーグ1部に所属する10チームの監督とキャプテンが一堂に会する中、今シーズンの目標や意気込みを語った。



藤井監督は「リーグカップ1部では連覇とリーグ戦では1つでも上を目指し、近い将来には“リーグ3強・4強”と呼ばれるチームになりたいと思います」と目標を語った。
そして、2年連続でキャプテンとしてチームを引っ張る上野主将は「リーグカップ1部では優勝をしましたが、リーグ戦では7位でした。上位を狙うためには1人ひとりが勝つ気持ちを持って闘うことが大切。個人としても2年連続7位では納得は出来ません。気持ちを前面に出して闘って行きたいです」と力強く話した。



ここまで積み上げてきたジェフＬの“走る・闘う”をベースに、個の能力や判断、そして質を高めてワンランク上のチームへと成長を続けて行く。個の努力を惜しまない闘う集団となったジェフＬの新章がスタートする。


リーグ開幕戦は、21日（水・祝）に敵地でマイナビベガルタ仙台レディースと対戦し、ホーム開幕戦は24日（土）にフクダ電子アリーナにおいてアルビレックス新潟レディースと対戦する。

質疑応答

【藤井奈々監督】

――開幕記者会見を終えて？

（チームは）完全で臨めるまでには達していませんが、1年を通して急成長することを目標に、昨日ミーティングをしました。7年前の震災に立ち返り、なでしこジャパンが多くの人に勇気と感動を与えたこと、「あなたたちは、みんなにそういう思いを伝えるサッカーが出来ているのか？」と確認をしました。気持ちを引き締しめてくれたと感じますし、開幕に向けての準備は整っていると思います。

――選手の成長具合について？

良い意味で頭を使ったサッカーについて悩んでいます。結論を出すために、もがいている大切な時期です。答えを先に教えるのではなく“何がベストなのか”を見つけて行きたいと思っています。

――開幕戦に向けてメッセージをお願いします？

“走る・闘う”の進化形として、判断、質を高めて行きたい。進化したジェフＬを見ていただけたらと思っています。

【上野紗稀選手】

――開幕記者会見を終えて？

今のままでは危ない部分も多々あります。ただ2年連続7位は満足していません。技術が足りなくても試合で見せる気持ちが足りないと思っています。

――チームの成熟度は？

守備面では出来ている部分が増えています。ただ攻撃面で足りない部分があります。得点をしなければ勝てませんし、勝ちにこだわること、1人ひとりの気持ちがまだ弱いと感じています。

――2年連続キャプテンとして？

去年は周りに助けてもらってばかりでしたが、今年は自分が変わらなければチームが変わらないと思っています。自分に厳しく、プレーで示し、みんなが付いてきてくれるようにしたいです。

――ホーム開幕戦に向けては？

大勢のサポーターが来場をしてくれると思っているので、それに恥じないプレーと結果を出したい。去年とは気持ちの入り方が違うという試合をしたいです。