NEWS & INFO新着情報

新着情報

2019 NEWS & INFORMATIONレポートの新着情報

2019 August08

2019.8.28 UPDATE

ジェフレディースU-15 農業体験レポート

レポート

今年もジェフユナイテッド市原・千葉レディースでは、千葉県旭市の農業体験に行ってきました。
ジェフユナイテッド市原・千葉レディースU-15の中学1年生12名、中学2年生1名が8月5日から8月9日の5日間、旭市の4軒の農家さんのお宅で農業体験をさせていただきました。歓迎式では、明智忠直旭市長、都市農漁村交流協会会長も駆けつけてくださり、旭市の魅力や激励の言葉をいただきました。

その日の午後から若林さん、菅生さん、椎名さん、石毛さんの4件の農家さんのお宅に別れて作業開始です。

<若林家のネギ畑>
ネギ畑の雑草取りとブロッコリーの種植え。雑草取りは猛暑の中で30分毎に休憩を取りながら行いました。美味しいネギを育てるためにとても必要な作業です。この暑さの中、広い畑を手作業で雑草を抜くことはとても根気が必要でした。またネギの他にブロッコリーも育てており、おいしいブロッコリーが育つように小さく分けられた部屋に種を植えました。細かい作業を集中して行いました。




<菅生家のメロン畑>
メロン畑でメロンを収穫する作業。しゃがんで拾って、かごに入れてトラックまで運びました。バケツリレーのようにエンジェルパスを合言葉にトラックいっぱいに収穫しました。またメロンのお皿を回収する作業は本当に大変でした。収穫したたくさんのメロンを出荷するための準備と出荷場で出荷のお手伝いもしました。




<椎名家の洋ラン園>
お花が折れないようにお花を支える支柱を束ねる作業。一つ一つ丁寧にかつスムーズに出来るよう3人で分担。メインのお花と一緒に植える植物を植えるお手伝いや植木鉢を箱から出す作業もしました。
湿度と温度が徹底管理されたハウスの中には、たくさんのお花の種類がありました。その中でもリンリン、ランランはとてもきれいでした。




<石毛家のトマト畑>
ミニトマトを育てるビニールハウスの中で雑草を抜く作業。ハウスの中は50℃近くにもあがり、何度も音を上げそうになりましたが、最後に山になった雑草を見たときは達成感でいっぱいでした。他にもスーパーに並ぶミニトマトの容器にラベルを貼る作業や容器にミニトマトを160gで詰める作業も行いました。容器を前に黙々と丁寧に作業をしていました。




8月7日:午前
道の駅「季楽里あさひ」で、商品の陳列や品出し、レジ体験、お花の販売、レストランのホール作業など、様々な職場体験をさせていただきました。




8月7日:午後
旭市の小学生約50名を対象にサッカー教室を開催しました。
サッカー教室には、レディースの市瀬選手と曽根選手が参加をしてくれました。
小学生vsレディース&中学生との試合では、小学生チームがリードする場面もありましたが、あっという間に逆転するなど盛り上がりをみせていました。




8月7日:夕方
夕方からはお世話になっている農家さんに感謝の気持ちを伝えるおもてなし会を行いました。
感謝の気持ちを込めてみんなでカレーを作ったり、部屋の飾りつけをしたり、出し物もしました。
今回は旭市で人気のあるゆるキャラ、あさぴーも駆けつけてくれました。




8月9日
最終日、農家さんでの活動を終えて送別式を行いました。
5日間体験の感想、農家さんの方々から激励の言葉をいただきました。




○ネギ農家 若林さんより
この暑さの中、嫌がらず楽しく作業する姿を見てすごく嬉しかったです。これからもみんなで力を合わせて、頑張ってください。

○鈴木日南乃(浦安市立日の出中 1年)
ネギ畑の雑草を取る作業をして、とても腰が痛かったけれど、若林さんたちは一切痛い姿をみせることなくやっていたので、すごいなと思いました。毎日そういうことをやってくださっていて、おいしいネギを育てていることが分かりました。この農業体験で学んだことがたくさんあったので、家で何か育てられたらいいなと思いました。

○吉福紗帆(船橋市立芝山中 1年)
この農業体験で貴重な体験をたくさんさせてもらいました。実際に農業や道の駅での体験を通して、普段私たちが食べている野菜や果物がお店に出されるまでに色々な努力や関わりがあることを知りました。これから何をするにあたっても関わってくださっている方に感謝して取り組んでいきたいです。貴重な体験ありがとうございました。





○メロン農家 菅生さんより
5日間お疲れ様でした。メロンのお皿拾いはとても大変だったと思いますが、4人とも集中力を切らさずに頑張ってくれました。これからも怪我に気を付けて頑張ってください。応援しています。

○杉山咲和(市原市立有秋中 1年)
自分たちが普段食べている野菜や果物がこんなにも苦労をして作っているということを知りました。農作業はつらくとても大変でしたが、終わった後の達成感はとても大きかったです。今回学んだことを普段の生活でもいかしていきたいです。
○見崎紗恵(柏市立大津ケ丘中 1年)…今回の体験で丁寧に作業を行う事の大切さと食のありがたみの2つを学びました。丁寧に作業を行うことは、普段の生活やサッカーでも大切なことです。きちんと心がけて行動しようと思います。食べ物ひとつひとつにたくさんの人が関わっていることを知り、感謝をして食べようと思います。今回感じたことを無駄にしないようにしていきたいです。





○お花農家 椎名さんより
5日間一緒に楽しく過ごさせていただいてありがとうございました。これからいろいろなことがあると思いますが、しっかり前をみて目標と夢をちゃんと立てて進んでいけば素晴らしい人生が送れるのではないかなと思います。これからも頑張ってください。

○原媛凛(千葉市立真砂中 1年)
お花もサッカーも一人ではできないことを仲間と協力をして作っていくことで、より良いものができるのではないかと思いました。今回、挨拶をしっかりすること、そして相手の気持ちを考えることを学びました。お客さんはどんなお花が欲しいのか。相手の気持ちになって考えることでお花を作る時の気持ちも変わってきます。サッカーも一緒で味方がボールを持った時に自分だったらどこにいてほしいのかなど、たくさんいかせると思います。この経験をしっかりいかしていきたいです。

○宮内愛美(千葉市立貝塚中 1年)
お花にはたくさんの人が関わっていることを知りました。また一人一人が自分の役割を全力でやっているからこそ素敵なお花を作ることができていました。この農業体験ではたくさんのことが学べました。周りをみて行動できるようにしていきたいです。





○ミニトマト農家 石毛さんより
ミニトマトの雑草をとる作業をとても暑い中一生懸命頑張っていました。終わったあとの達成感はすごかったね。5日間お疲れ様でした。

○岩本未颯(千葉市立花園中 1年)
雑草抜きやトマトのパックへのシール貼りを行いました。サウナのように暑いハウスでの作業はとても大変でしたが、抜いた草を見てとても達成感がわきました。このような作業を毎日やっている農家さんに感謝をして、好き嫌いなく野菜を食べようと思います。5日間ありがとうございました。

○成本希美(船橋市立宮本中 1年)
一番印象に残っているのはハウスの草取りです。三人で協力をしてとった草を見て達成感がわきました。今回みんなと協力をすることが楽しく、協力をすることで一人ではできないこともできることがわかりました。サッカーできついなと思った時は、今回のことを思い出し、協力をして頑張っていきたいです。





5日間という短い時間でしたが貴重な体験をさせていただきました。普段何気なく食べている物にたくさんの人の努力や苦労があることを実際に体感することで、当たり前が当たり前ではないということを選手それぞれが実感できたと思います。また、5日間共に過ごすことによって、お互いを思いやる気持ちが生まれたなと感じました。農家さんのお宅の小さなお子さんの面倒を率先してみている姿を見て、人として大切なものを学べたと感じています。これも全ては選手を受け入れていただいた農家さんのお陰です。
人、もの、環境、いろいろなものに感謝をして、何かのかたちで返せるように、応援していただける選手を目指して今後の活動に取り組みたいと思います。

13名の選手を受け入れてくださった農家の皆様、旭市役所農水産課の皆様、本当にありがとうございました。

ジェフレディースU-15コーチ
関根 麻里