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2019 October10

2019.10.18 UPDATE

1ページ: 佐藤勇人選手の冒頭挨拶およびコメント(佐藤勇人選手 現役引退会見)

レポート

10月16日(水)、ユナイテッドパークで佐藤勇人選手の現役引退会見を行いました。


会見場の入口。

壇上はこのような形になりました。



たくさんの報道・メディアの皆さまに
お越しいただきました。

司会はDAZNピッチリポーターでおなじみ
野中智子さんです。


14:00、佐藤勇人選手が登壇し、マイクを持って話を始めました。


「皆さんの貴重な時間に、自分のためにお越しいただきありがとうございます。自分の引退を決めるまでの流れ、その辺りを少し説明したいなと思います。なかなかこういう機会がないので、緊張しています。いつもスタジアムで話ができる皆さんとここで顔を合わせるというのは、ちょっと不思議な感じでいますけど、少しの時間自分と付き合ってください。よろしくお願いします」

そして着席し、言葉を続けます。


自分がまず今回引退するにあたり、リリースをする2週間前に選手とクラブスタッフにこの場に集まってもらって話をしました。多分本来だと、(話を聞くのは)選手とコーチ陣だけだと思うんですけど、自分という人間をここまで育ててくれたのは本当にクラブスタッフのお陰なので、どうしても選手に話す瞬間に立ち会ってもらいたくて、(クラブスタッフにも)その場に来てもらいました。

そのときに話した内容にちょっと触れたいんですけど、まず自分自身が引退を決めたのはシーズンが半分終わったときのクラブのチームの順位、その順位で自分はユニフォームを脱ごうと決めました。その翌日には妻と(弟の)寿人に伝えて、そしてクラブの社長とGMにも伝えました。寿人からも妻からも「まだまできるだろうと。辞める意味が分からない」という言葉をもらいましたけど、自分としては、試合に出たら誰よりも走れている、毎日の練習でも誰よりも走って、誰よりも闘えている、その状態で引退するという意味を、残った選手に感じて欲しかった。これは選手としての責任だと思いますし、このクラブが今年こういう順位になってしまっているというのは、一人ひとりが責任を感じなくてはいけない。
自分はジェフがJ1にいるときに京都サンガF.C.に移籍して、京都で2年間お世話になり、京都にいるときに自分が12歳のときからお世話になっているジェフがJ2に落ちた瞬間をテレビで見て、自分がこのクラブをJ1に上げる、上げたい、上げなくちゃいけない、その思いが強くなってジェフに戻ってきました。


1年で上げる覚悟を持って戻ってきましたけれども、自分の力のなさで上げることができませんでした。そして時間が経ってしまっているんですけども、先ほど話したように、選手とクラブスタッフに伝えたのは「プロとして20年間やらせてもらいましたけど、やはり後悔しかないと。本当にそれしかない」ということを伝えました。その内容は、やはりJ1にいるときにあと一つ勝てばリーグ優勝できるシーズンも2回ありましたし、J2になった時もあと一つ勝てばJ1に昇格できるというシーズンもありましたし、やはり、できたかもしれないじゃなくて、しなくちゃいけない、そういうときが来たら絶対にしなくちゃいけないということを、自分は後悔しているので、残ってくれる選手やクラブスタッフにはそのときが来たら、後悔しないようにしなくてはいけない、そういう話をさせてもらいました。

(以上で)ある程度自分は、引退を決意するまでの話はできました。すごくファンやサポーターの方々からいろいろなメッセージもあったので、メディアの皆さんも含めてですけども、ちょっと皆さんの言葉に自分から返せたらなと思います。



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