2017プレナスなでしこリーグが25日（土）に開幕。ジェフユナイテッド市原・千葉レディースは、26日（日）にゼットエーオリプリスタジアムで、午後1時からマイナビベガルタ仙台レディースとの初戦を迎える。

ジェフレディースは、エース菅澤優衣香が抜け前線の核を失ったが、オフシーズンのトレーニングや練習試合では若手選手を積極的に器用。小澤寛や佐藤瑞夏、鴨川実歩、安齋結花、そして、コノミヤ・スペランツァ大阪高槻から加入してきた成宮唯など若手選手を鍛え上げてきた。そこに深澤里沙や保坂のどか、櫻本尚子、山根恵理奈など経験のある選手との融合を図ってきている。
すべての選手が同じスタートラインに立つことでポジション争いを促し、シーズンを通してチームを成長させることでタイトル獲得への可能性を高めていく。

対するマイナビベガルタ仙台レディースとの対戦成績は、昨シーズンのリーグ戦は1勝1敗だが、なでしこリーグカップ1部準決勝では1対0で接戦をモノにしている。

今シーズンもゆるまぬハードワークと豊富な運度量を武器に戦っていきたい。

その中でも注意をしたいのが、左足を武器に局面を打開する元なでしこジャパン代表の中野真奈美やポジショニングと球際の強さが特長の佐々木繭、そして新加入の2016年アジアサッカー連盟（AFC）女子年間最優秀賞を受賞したオーストラリア代表フォワードのケイトリン フォードは危険な存在だ。

「（マイナビベガルタ仙台レディースは）基本的な部分が上手いチーム。一瞬の隙を突いて行きたい」（三上尚子監督）

また、今シーズンからキャプテンを務める上野紗稀は「目標は二桁勝利。一人ひとりが勝ちにこだわり“走り・戦う”ことを継続してジェフレディースらしいサッカーをしたい」と意気込みを口にした。

チームが新たに構築したのは“アグレッシブにボールを奪いに行き、自分たちから仕掛ける守備”と“多くの選手が絡みながらゴールに迫る攻撃”の形だ。

三上監督は言う。
「全員で守り、全員で攻撃することがポイント。前の選手もしっかりと守備をして、後ろの選手も攻撃に加わる。個で打開して行くのではなく一丸となり戦いたい」

ホーム初戦の試合だからこそ、思い切りの良いプレーをすることでシーズンへの勢いを付ける。
チーム全体のベクトルを合わせ、前へ前へと突き進んで行く。90分間、“走る・戦う”サッカーをピッチで見せることで白星を手に入れたい。