プレナスなでしこリーグ第5節 INAC神戸レオネッサ戦を落とし、連敗だけは避けたかった第6節 ちふれASエルフェン埼玉戦だったが、最後まで1点が遠くチームは2連敗を喫し8位にまで順位を下げた。

相手の縦に速いサッカーを受けて後手に回り、全体が間延び。攻撃面でもチームとしての“イメージの共有”を図れずに終始した。
「セカンドを拾えず、相手のボールになっていました。間延びが原因だと思うので、コンパクトにしていきたいと思います」（上野紗稀）

いち早い修正は元より、負の連鎖を断ち切るための良薬は勝利しかない。チームの根幹である“走る・闘う”を、ベースに、もう一度、前を向いて闘って行くことが重要になる。
7日（日）に行われるアルビレックス新潟レディース戦は、中3日の連戦で厳しい中での戦いになるが、条件は相手も同じだ。気持ちで負けないことも大切になる。

現在、5位（2勝2分2敗）に位置するアルビレックス新潟レディースは前節、ノジマステラ神奈川相模原と対戦し、フォワードで出場した大石沙弥香が2得点を決め、引き分けに持ち込んでいる。
また、中盤でゲームをコントロールし、チームの大黒柱である上尾野辺めぐみの精度の高い左足のキックには注意が必要だ。

若林美里は「個々の選手の足下の技術が高く、攻撃ではリズムの使い方が上手いので飛び込まずに対応し、球際で負けないことも大事になります」とアルビレックス新潟レディースの印象を語った。

2試合連続で先制され、2試合連続で無得点が続いている。攻守において、チームが“やろうとしていたこと”が、上手く表現できなかったことが連敗の原因ともなっている。

山根恵里奈は「自滅をしないことが大事になる」と引き締める。
ミスを恐れずゴールに向かって行くプレーを増やし球際とボール奪取が鍵になるだろう。

目指すのは3試合ぶりの勝利だ。
「前節に続き、勝利できずに連敗という形になってしまいましたが、次はチーム一丸となって勝ちにつなげていきますので、熱い応援をよろしくお願いします」（若林）

3連戦の最後となるアルビレックス新潟レディースに勝ち、3ポイントを積み上げることで一つでも順位を上げ、上位チームへの追撃体勢を整えたい。