HEAD COACH
―― 今日の試合の総括をお願いします。
粘らなければいけない試合だと思っていたので体を張って耐えていましたが、ボールを奪ってから失ってしまうシーンがたくさんあって自分たちの攻撃に入っていけなかったところが試合の流れを悪くしてしまった要因だと思います。
―― 失点シーンまでは、本当に粘りを見せていましたが?
相手の一番、抑えるべき部分を抑えていて、そこは良く戦ってくれたと思います。前半は上手く対応しボールを奪えていましたが、後半に細かいパスで前後左右を使われた時に後手になったと感じます。
―― 櫻本選手が出場停止となり、市瀬選手を抜擢しましたが?
怪我人もいましたので、“思い切りチャレンジしてこい”という意味でチャンスを与え、やるべきことはやってくれたと思います。
―― 山根選手がチームを離れますが?
自分が見た4年間で成長をしてくれたと思います。次のステージでも頑張って欲しい。何かを変えるために自分でチャレンジをしたいということだったので、頑張ってきて欲しいですね。
―― 次戦までの準備期間は?
攻撃の部分において自分たちでボールを持つところを積み上げて行きたい。継続して、強いチームと対戦をした時に苦しい時間帯でもボールを奪えるタイミングやクリアにしてもワンプレーで流れが変わってしまうところの意識をもち、練習の中でやっていきたいと思います。
―― 次戦(AC長野パルセイロ・レディース)については?
長野のスタジアムでやることを楽しみにしていますし、相手も必死になってくると思います。自分たちの積み上げたものでカップ戦を戦っているので、リーグ戦に向けてもしっかりと積み上げたいと思います。
―― 今日の試合を振り返ってください?
相手に回されて耐えなければいけない時間が長い中で、一人ひとりがやるべきことをやってくれて我慢してくれていたので、ゼロの時間を長く保てていました。個人としてはゴールを守る仕事を最後までやり切ることだけを考えていました。
―― 海外挑戦をするという発表がありましたが、ジェフレディースでの5年半を振り返ると?
自分のせいで負けた試合もあります。微力ですがチームを救うプレーというのもあったと思います。このチームの結果に貢献できたかは分かりませんが、チームの一員としてピッチに立たせてもらったことは、監督、スタッフ、チームメイトに感謝をしています。
―― ロッカーでも思いの丈を口にしていたと聞きましたが?
自分が加入してから、チームの“走る・闘う”は変わりませんでした。このサッカーが日本で一番好きなので、チームを少しでも支えるため、でも噛んでしまって(笑)。「ジェフレディースらしいサッカーで90分、戦い切りましょう!」と泣き笑いして、ピッチに出ました。
―― 試合後に両チームから山根コールがありましたが?
まさかベレーザのサポーターの皆さんから呼んでいただけると思っていなかったので本当に嬉しかったです。応援していただけることに感謝をして前に進んで行きたいです。
―― ジェフレディースでの5年半、一番の思い出に残る試合は?
昨年のカップ戦の決勝戦です。その時も相手は日テレ・ベレーザでした。あの時は0対4だったので、今日は(あの時よりも)少しは戦えたかなと思います。みんなからも“私の最後を飾りたい”と言ってくれていたので“自分も頑張らないと”と思いました。光栄です。
―― 海外ではどんな部分を成長させたいと考えていますか?
このチームで安定して出場する道もありますが、もう1度、自分の将来を一から作り上げることを考えた時に、自分は戦いに行かないと自分の成長がないと思いました。それを達成させて、このチームに帰ってくるのが目標です。
―― あなたにとってジェフとは?
トップチームも含めて、関わってくれたすべての皆さんが大切な存在です。レディースのみんなは大切な仲間です。大切な場所です。
―― チームメイトに一言。そしてサポーターにメッセージをお願いします。
いたらないキーパーでしたが、一緒に戦ってくれてありがとう。みんなのお陰で成長できた5年半でした。まだまだジェフレディースは上を目指していけるチームなので、ひた向きに“走る・闘う”ことを貫いて日本一を目指してください。
サポーターの皆さん、いつも応援をしてくださってありがとうございました。皆さんの声が、自分の成長につながったと心から感謝しています。もっとチームを支えてもらえたら嬉しく思います。私の大切な仲間たちをよろしくお願いします。そして、行ってきます。ありがとうございました。
―― 初先発となりましたが?
日本代表選手に招集されている選手が多いチームと戦う中で、自分に何が出来るかが楽しみでした。ミスをしないことを目標にしていました。出来た部分と出来なかった部分とがありますが、しっかりと練習をして次につなげていきたいと思います。
―― 対面した選手が、代表選手の田中(美南)選手でしたが?
ロングボールが足元に入った時に、縦に強いというのが自分の長所でもあり、そこは上手くプレーできていましたが、その力を利用されターンをされた場面や裏へのボールの反応が(相手より)遅かった部分があったので修正をしていきたいと思います。
―― 失点するまでは、粘り強い守備を披露していましたが?
山根選手の最後の試合でもあったので絶対に失点が出来ないと感じていたので悔しいです。
―― 先輩方からアドバイスを受けたことは?
自分が自信を持ってプレーが出来るように、みんなが声をかけてくれました。やりやすかったです。
―― 対人やラインの上げ下げは?
まだ甘い部分があり、自分だけラインを下げてしまったり、プレスにいけなかった部分もあったので修正したいです。
―― 今シーズンの抱負をお願いします。
2種登録という言葉に甘えず、スタメンを取れるように頑張ります。そして、もっとチームに貢献が出来るように頑張るので応援よろしくお願いします。
―― 今日の試合を振り返って?
チーム全体で守備から入り、前半を無失点で終えられましたが、後半に決められたのはもったいなかったと思います。いつもよりも前から(守備に)行くという訳ではありませんでしたが、ボールが入ってきたら行くことができていました。失点のところはそれが甘かったと思います。
―― 相手は後半にエンジンがかかり、受け手に回る時間が増えていましたが?
後半の頭は、押し込まれた中でも体を張って守れていましたが、ラストはもう1度引き締めていかなければいけなかったと思います。
―― 山根選手が、この試合を最後にチームを離れるということで、試合前に特別な話はあったのですか?
試合前のミーティングでは、山根選手が強い思いを話してくれ、試合に勝ちたいと思ったのですが悔しい気持ちです。
―― 次戦に向けて、メッセージをお願いします。
次の試合では、しっかりと勝って予選リーグを突破できるように頑張ります。応援よろしくお願いします。