LADIES TEAM選手・試合情報
2017 SEASON MATCHES試合日程・結果
2年連続でなでしこリーグカップ1部の決勝トーナメント進出を決めたジェフユナイテッド市原・千葉レディース。予選リーグでは4勝1分3敗の成績が示す通り楽な戦いは一つもなかった。安易な失点から簡単に黒星を喫する試合もあったが、チームは一歩ずつ成長を遂げ、目の前の課題を修正しながら白星を積み上げていった。
予選リーグ最終節となったアルビレックス新潟レディース戦では、スコアレスドローの結果に終わったが、前回対戦で苦杯を舐めた相手の戦術をしっかりと抑え込んだ。ボールをトップ(前線)に当て、ボールを逸らして鋭い速攻を繰り出すスタイルにアジャストしディフェンス面での強さを見せた。
また、攻撃面でも、敵陣の深い位置でボールを奪いショートカウンターを仕掛ける場面が増えていることも事実だ。
三上尚子監督は言う。
「シンプルに“走る・闘う”をベースに、人が多く関わりながら攻撃をして行くことの形が出来ていること。そして粘り強い守備が出来ています」
逞しさを増しているチームの目標はただ一つ。“タイトル獲得”だ
その前に立ちはだかる準決勝の対戦相手となるのは、強敵INAC神戸レオネッサだ。
昨シーズンの予選リーグでは1勝1敗の結果で勝点差“1”で相手を上回り、ジェフユナイテッド市原・千葉レディースが決勝トーナメントへと進んだ。
INAC神戸レオネッサは今シーズン予選リーグBグループで浦和レッズレディースともつれあったが、得失点差で振り切り首位で通過した。5勝1分2敗(19得点10失点)の成績を残し増矢理花や伊藤美紀、仲田歩夢、京川舞、福田ゆいというクオリティーの高い若手選手が躍動し、大野忍や高瀬愛美などベテランが脇を固め、チームは爆発的な攻撃力を誇っている。
ただ、鮫島彩と中島依美の2人が日本女子代表のアメリカ遠征のため欠場が濃厚だが、実力者が揃っており危険なチームであることは変わりない。
チームとしては、前線からしっかりとプレシャーをかけ、“攻守の切り替え”を強く意識したプレーでチャンスを創出したい。
また「カップ戦ではセットプレーでも上手く得点を取れていました」(三上監督)。セットプレーのチャンスから櫻本尚子が4得点を積み上げ、チームの大きな武器となっていたことはプラスでもある。
早い時間帯に先制し、相手が前がかりになった場面でカウンター攻撃を仕掛け追加点を狙う試合運びをすることが理想だ。
深澤里沙は「まずは守備から入り、前半をゼロでいければチャンスはあります。奪った瞬間のショートカウンターをしっかりと決めて行きたい。(I神戸に)苦手意識もありませんし、勝てない相手ではありません」と力強く語った。
高くそびえたつ山の頂は見えている。困難で険しい道だがチームは一丸となって進んで行くだけだ。
キャプテンの上野紗稀は「相手がどこであれ、ジェフレディースのサッカーを表現して優勝を目指したいです」と、力強く話した。
熱い戦いが予想される準決勝は、5日(土)午後7時に栃木グリーンスタジアム(栃木県)でキックオフの笛が吹かれる。
TICKET INFOこの試合のチケット情報
8.5
(土)
19:00 KICKOFF
準決勝
試合会場栃木県グリーンスタジアム
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