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2017 SEASON MATCHES試合日程・結果

SEASON

ホーム最終戦は黒星

2017プレナスなでしこリーグ第17節がフクダ電子アリーナ(千葉市)で行われ、ジェフユナイテッド市原・千葉レディースは浦和レッドダイヤモンズレディースと対戦した。
リーグ戦のホーム最終戦を迎え、笑顔で試合を終えるためにも負けられない一戦となったが、0対1での惜敗となった。

先発には、GKに船田麻友、DFは右から若林美里、櫻本尚子、西川彩華、上野紗稀、ボランチには瀬戸口梢と鴨川実歩、右ワイドには千野晶子、左ワイドには成宮唯、そして2トップに安齋結花と深澤里沙が構え4-4-2の布陣でスタートした。

最初のビッグチャンスは浦和レッドダイヤモンズレディースだった。2分、中央突破を許すとシュートを打たれたがゴールポストに助けられる。これで気を引き締め直したジェフユナイテッド市原・千葉レディースは、コーナーキックから再三チャンスを作るもネットを揺さぶれない。
「守備陣が頑張り、つないだボールだったので簡単に失わないことと、攻撃に転じた時に、決め切ることができなかったのはまだまだな部分です」(深澤)。

16分にはゴール正面でのフリーキックを“守護神”船田がきっちりと収め、相手の流れを絶ち切りにかかる。

ショートカウンターからチャンスを創出したいチームは、背後を突いて行く狙いを統一。相手の激しいプレスとパワーのある寄せに負け、最終ラインで跳ね返され続けシュートシーンにまで持っていけない。

後半に向け、三上尚子監督は“球際で負けない”こと“ボールを動かす”ことに対し修正を図り、成宮と安齋のポジション変更をする。
相手に押される展開の中、64分、空中戦で競り負け、ここでもクロスバーに救われる。
反撃を試みるジェフユナイテッド市原・千葉レディースは65分に安齋がミドルシュートを狙うが枠を捉えきれない。
我慢の時間帯が続く厳しい戦いを強いられていたが、77分にクロス攻撃から失点。同点に追いつきたいチームは79分に安齋に代え佐藤瑞夏を投入した。

そして、85分、カウンターを発動させるも不発に終わり、ここで指揮官は88分に成宮に代え小澤寛を、そして千野に代え三橋明香の2枚を同時投入して逆襲体勢を整える。

アディショナルタイムは2分-。

右サイドを起点に反撃を試みるがラストプレーとなったコーナーキックも相手ゴールキーパーに収められてゲームセット。ホーム最終戦を白星で飾ることは出来なかった。

三上監督は「粘り強く出来ていた部分もありました。連続した攻撃に対し、プレーが切れない時間が続き、自分たちの攻撃で返せない時間が長くなり失点をしてしまいました。もっと攻撃の時間を増やさなければいけないと感じました」と振り返る。

上位進出は非常に厳しい状況になったが、ここからの皇后杯に繋げるためにも次節のアウェイ・マイナビベガルタ仙台レディース戦に勝ってリーグ戦を終えたい。

キャプテンの上野は言う。
「(次戦は)皇后杯に勢いを持たせるためにも絶対に勝っておきたいゲームです。それは選手、みんなが自覚をしているのであとはやるだけです」

チームは一丸となって勝利をもぎ取りに行く!