LADIES TEAM選手・試合情報

2017 SEASON MATCHES試合日程・結果

SEASON
2017シーズンを締めくくる大会が第39回皇后杯全日本女子サッカー選手権大会となる。
プレナスなでしこリーグを7位で終えたジェフユナイテッド市原・千葉レディース(以下:ジェフL)は、今シーズン2つ目のタイトルを獲得するために再び歩き始めた。

2回戦から出場したチームは、アンジュヴィオレ広島(チャレンジリーグ)を、成宮唯、磯金みどり、千野晶子の3得点で下し、勢いをもったまま3回戦・日体大FIELDS横浜(なでしこリーグ2部)と戦った。相手は今シーズンのなでしこリーグ2部で優勝し、昇格を決めている、力を持っているチーム。難しい展開になることは予想されていた。21分に右コーナーキックを櫻本尚子のヘディングシュートで先制するも、29分、33分に連続失点。後半、後がないジェフLは再びコーナーキックから途中出場の千野が頭でゴールネットを揺すると、終了間際の87分にはふたたび千野が勝ち越しゴールを押し込み、3対2のスコアで勝ち切ると準々決勝へと駒を進めた。
「チャンスは作ってもシュートがなかなか入らなかったので、残り20分くらいの時はちょっと焦っていたんですが、自分たちのペースだったので『決められる』と信じてプレーしていました」とチームに白星を呼び込んだ千野は語った。

ベスト8に名乗りを挙げたジェフLの準々決勝の対戦相手は、なでしこリーグ1部でもしのぎを削り合うAC長野パルセイロ・レディース(以下:AC長野)だ。2回戦でバニーズ京都SC(チャレンジリーグ)を3対2で破ると、3回戦の常盤木学園高等学校(チャレンジリーグ)を3対0で押し退け進んできた。

ただ、過去の対戦を振り返ればAC長野とは公式戦で6戦全勝と相性の良さが伺える。苦手意識は敗者に生まれるからこそ、ジェフLとしては早い時間帯で先制点を取り、しっかりと試合を締めることが理想となる。

そのためにも相手の裏を徹底して狙いに行くプレーを増やすこと、そして攻撃と守備に切り替わるタイミングで全体のバランスを全員で共有するチーム戦術を遂行したい。

ジェフLが強みを発揮する根本(こんぽん)はハードワークにある。勝機を呼び込むためには、徒労に終わろうとも最後まで走り切ることが重要だ。
ピッチの中で声を出し合い、お互いを鼓舞をすることでチーム一丸となったプレーが大切なポイントとなる。

ただ、一発勝負ゆえに何が起こるかは分からない。最後の1秒まで集中することを忘れてはいけない。

鴨川実歩は言う。
「今シーズンやってきたことを全体でできれば勝てると思うので、しっかり準備して行きたいと思います」

ベスト4を目指し、チームの士気は高い。
黄色のハイエナジーが、橙色の壁を打ち破る。

TICKET INFOこの試合のチケット情報

11.18 (土) 11:00 KICKOFF 第39回 皇后杯 準々決勝

試合会場栃木県グリーンスタジアム

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