LADIES TEAM選手・試合情報

2018 SEASON MATCHES試合日程・結果

SEASON

リーグ中断前の一戦は悔しいドローとなる



ジェフユナイテッド市原・千葉レディース(以下:ジェフL)の布陣は4-1-4―1。先発にはGKに船田麻友、DFに右から若林美里、櫻本尚子、千野晶子、上野紗稀、中盤には西川彩華、安齋結花、瀬戸口梢、成宮唯、深澤里沙が入り、前線に山崎円美が構えた。

リーグ戦ではAC長野パルセイロ・レディース(以下:長野)に4戦4勝と負け知らずのジェフL。試合の立ち上がりから相手陣内に押し込んでいく。2分には右サイドを崩すと山崎がボレーシュートを放つと、9分にも瀬戸口がミドルで相手ゴールに襲い掛かる。そして14分にはカウンターから山崎が強烈はシュートを打つが相手キーパーにファインセーブをされるも、直後の15分にはコーナーキックの折り返しを山崎が頭でねじ込んだ。

「こぼれ球を体ごと押し込みました」と今シーズン、長野から加入してきた山崎にとっては、これが恩返し弾ともなった。

その後も試合を優位に進めるジェフLは22分にショートカウンターを繰り出すと成宮のシュートのこぼれを深澤がきっちりと詰めゴールマウスに押し込み追加点をモノにした。

深澤は「成宮選手が1対1となって、決めてもいいし、こぼれてくる可能性もあったので自分は前に詰めていました。良い状態で決められて良かったです」と得点シーンを振り返った。

ピッチの幅を使い足元と裏への攻撃を駆使して効果的に攻めた前半だったが、後半は試合の入りからリズムを作れない。

「守備の部分で引いてしまったこと、ボールに対し行くことが出来ませんでした。ボールホルダーに対して選択肢を作ることも出来ず孤立させてしまったことでゲームを握られてしまいました」(若林)。

3点目を取りに行くジェフLだが、53分山崎がシュートを打つがゴールポストに嫌われた。

ただ長野も黙ってはいない。ここまで二桁得点をマークする長野の攻撃陣が反撃に力を注ぐと66分には右サイドを起点とされ1点を返された。そして83分にはコーナーキックから失点。ゲームを振り出しに戻されてしまった。

ここで指揮官は、89分に安齋に代わって佐藤瑞夏を投入し逆転への打開策を図るも、スコアはそのまま動かず2対2のドローで試合を終えた。

リーグ前半戦を6位で折り返したジェフL。タイトルを取るためにも、ここからの巻き返しに期待をしたい。

若林は「勝点3を1で終わらせてしまう、1をゼロで終わらせてしまうことが目立った前半戦でした。それがこの順位で折り返すことにつながっています。勝点を積み上げられれば上に行けます。トレーニングから一つひとつを突き詰めて上に行けるように頑張ります」と語った。

なお、リーグ戦は一旦中断期間に入り、9月9日(日)に再開され、フクダ電子アリーナで浦和レッドダイヤモンズレディースと対戦をする予定だ。