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2018 SEASON MATCHES試合日程・結果

SEASON

惜しまれる敗戦



今シーズン、一番の暑さとなる30度以上の中でスタートしたプレナスなでしこリーグカップ1部5節日体大FIELDS横浜(以下:日体大)戦は、0対1でジェフユナイテッド市原・千葉レディース(以下:ジェフL)の黒星となった。

チームは4-1-4-1の布陣で、前回のAC長野パルセイロ・レディース戦から大幅にメンバーを代え、GKに根本望央、DFに右から藤代真帆、市瀬千里、林香奈絵、上野紗稀、中盤の底に曽根七海、そして右から横山亜依、成宮唯、深澤里沙、佐藤瑞夏、前線に大澤春花が構えた。

「リーグ戦での出場機会やコンディション不足で出場機会がなかった選手を中心に出しました。リーグ戦で出続けていた選手もいたので、チームとして総力で闘う判断をしました。立ち上げ当初から「誰がどこで出ても劣らないように」と、「サブもスタメンに劣らないからベンチにいるんだ」と話をしていた中で、これがチームの総力に近い力だと確認しました」と藤井奈々監督は振り返った。

日体大は、長いボールを入れつつ縦への速さでジェフL陣内に攻め入るが、センターバックを中心にこれを跳ね除けて行く。

一方、ジェフLはピッチの幅を使いながらゴール前に迫るのだがパスミスが散見。テンポが上がらずに日体大の最終ラインを崩せずにいた。

しかし、19分にはフリーキックのこぼれ球を深澤がシュートを打って行くが、これは相手GK正面。両者とも攻め手がない状態が続くと、42分に根本の反則からペナルティーキックを与え先制点を許してしまう。

勝つために2ゴールが必要なジェフLは、後半の頭から深澤に代えて鴨川実歩を投入。47分にフリーキックからチャンスを得たが惜しくも得点に結びつかず、52分には成宮がペナルティーエリアでシュートを狙うが、これも相手キーパーに収められてしまった。

徐々にパスワークでリズムを生みだしたジェフL。守備ラインも高く相手陣内でプレーすることで決定的なシュートを打たせていなかった。

そして、59分に横山から山崎円美を投入すると66分に佐藤から安齋結花を入れ、追撃態勢を整える。

ただ押し込み続けるが、あと一手が足りない。ジリジリとタイムアップが迫りくる中、90+2分には山崎がゴールを狙うが打ち破れない。勝ちたいという熱量は報われずにゲームは終了した。

今シーズン、初出場し90分間、ピッチに立った林香奈絵は「センターバックで出場し無失点で終われなかったことは責任を感じます。悔しいですがもっと意識を高め練習からやって行きたいです」と、悔しさを滲ませた。

この敗戦を無駄にしてはいけない。敗戦の中から得たモノを必ず次の戦いに生かさなければいけない。