―― この試合の総括をしてください？

前半は最悪で、後半は最高の試合でした。前半はディフェンスの優先順位が間違っていてサイドで奪うことを意識しすぎていました。中を固めて縦を強くしてからサイドに押し出すという順番が、最初からサイドになってしまっていたので真ん中が締められず、そこを使われて誰も行けなくなってしまった。ミーティングをした時に「ディフェンスの優先順位がまず違う。中を固くしなければサイドでボールが取れる訳がない」と言いました。それを常に頭の中に残しつつ、プラスアルファを積み上げていかないと試合前のミーティングが3時間になると冗談で言いました（笑）。

―― 鴨川選手と小澤選手のポジションを変えたことについて？

相手は鴨川中心の攻撃をスカウティングして潰しにきていると感じていました。鴨川も力が入り過ぎて後ろを取られていた場面もありました。鴨川は前目のポジションでやらせていますが、（もう）1つ前に上げ、小澤は縦に飛び出すスピードがあるので思い切って（後ろに）代えました。そこで相手は鴨川が上がってくる準備をしていなかったので上手くハマッたと思います。

―― 後半は最高の試合となった、その要因は？

あの怒涛のクロスに飛び込む迫力、走り方の質は上がっています。最後の質だったり、個がどれだけ自分磨きをして押し込めるか、その回数はたくさん出せました。あとは“いつ・誰が”決める強さだと思います。

―― 攻撃と守備での成長について？

攻撃は成長が見られましたが結果を出せていません。守備が最初からできていれば・・・キーパーのトンネルなど改めて技術を上げていきたいと思いました。

―― 今シーズン、最多となる2200人以上のお客さまがフクアリに訪れましたが？

見てくださる人が「変わったね」と言ってくれることが大事です。皆さんをハッピーにさせることができれば嬉しいです。

―― 次戦に向けて？

Ｃ大阪はノジマを倒した勢いがあるので油断できません。相手はカウンターもあるので守備の意識をしっかりと持ちたい。失点を抑え競り勝つこと。相手が誰であろうと自分たちのサッカーを貫くことをトレーニングの中からベクトルを合わせたいと思います。

―― サポーターにメッセージをお願いします。

フクアリでの最終試合に勝利できなかったことは非常に残念でした。私たちのチームが女子サッカーを引っ張れるように努力をして参りますので、なでしこリーグを含めて応援をよろしくお願いします。

―― 同点ゴールとなった場面を振り返ってみてください？

深澤選手がサイドで受けて、右足に持ち変えた時に、ニアに入るか迷いましたが、トレーニングゲームでディフェンスを超えてクロスを上げたシーンがあったので、それを待った時に良いボールが来ました。かすったぐらいなので自分のゴールだと自信を持って言えませんが良かったです（笑）。

―― 渾身のガッツポーズが出ましたが？

自分だけゴールが遠ざかっていたので、やっと1点を取れたことは大きかったと思います。

―― 試合を振り返ってください？

右サイドで先発しましたが、思うように仕掛けられず、途中、ポジションが変わり、相手のプレスが弱くなりました。そこで前向きに仕掛けられました。

―― フォワードに位置を変えて、どんなことを意識しましたか？

スペースがありました。ターンをして運べるだけ運ぶことと、ディフェンスラインを下げることを意識し、勝負をしました。

―― この日の結果をどう捉えますか？

チームとしては勝つことを目指していました。1ポイントを取れたことは良かったのですが、攻撃陣としては決め切れないことは課題。ただＩ神戸に対しチャンスを作れたことをプラスに捉えて精度を上げていかなければいけません。

―― 2200人を超える多くの方が集まってくれましたが、その中でプレーをした感想を教えてください？

シュートやドリブル突破をした時に普段では味わえない歓声が聞こえました。サッカーをやっていて嬉しく感じました。

―― サポーターにメッセージをお願いします。

フクアリに足を運んでいただきありがとうございます。チームとして勝った姿を見せることはできませんでした。もっともっと面白いサッカーを見せることができるように進化をしていきたいと思います。次の試合で勝ち切れるかどうかで、今後の順位が変わってきます。勝ち切れるチームになれるかが成果となります。しっかりと準備をしたいと思います。

―― 2200人を超える多くの方が集まってくれましたが、その中でプレーをした感想を教えてください？

色々な方が、この試合のために動いてくださり自分たちは、それに恥じないように闘うことを意識しました。小さな子どもに憧れられる選手になるためにもピッチの中で表現をすることが大事なので心がけてプレーをしました。

―― 試合を振り返ってください？

ゼロで抑えることを目標にしていましたが、早い時間帯に失点をしてしまいました。チームとして同点に追い付けたことは良かったと思います。

―― アシストの場面については？

シュートでした（笑）。ただ良い所に鴨川選手が入ってくれたので良かったです。右足で持った時に空いていたので、もし入らなくても誰かが触ってくれればと。まずはシュートを選択しました。

―― 守備でも体を張る場面も見えましたが？

もう1点を取られたら追いつくことは厳しいと感じていましたし、後半をゼロで抑えて少ないチャンスをモノにできたらと考えていました。しかし、フィニッシュの部分でまだまだ足りないモノがありました。

―― 後半に向けて、リズムが良くなった点は？

粘り強い守備であったり、フクアリで結果を出すという強い気持ちが出たと思います。

―― この日の結果をどう捉えますか？

悪くはありませんが、勝ちを目指していたので悔しいです。最後、自分が押し込めれば・・・まだまだ足りない部分です。

―― サポーターにメッセージをお願いします。

たくさんの応援ありがとうございました。次戦は勝利という結果を皆さんに届けられるようにチーム一丸となって闘うので、これからも応援よろしくお願いします。

―― 2試合連続の先発出場となりましたが？

前半戦では1試合もベンチに入れませんでした。苦しい思いもしたので続けて入れていることは良いことだと思いますが、ただ、そこでやらなければ意味がないと感じています。

―― 監督にはどんなことを求められていますか？

「自分の特長を生かせ」と言われます。裏への抜け出しをもっとやらなければいけません。

―― 試合を振り返ってください？

前半、スピードを生かし1対1に持ち込めたと思います。そこで1点が欲しかった試合でした。

―― ポジションを変わった狙いは？

サイドを潰す狙いがありましたが潰しきれませんでした。

―― 山崎選手との2トップを組み、意識をするのは？

山崎選手は（ボールを）収めてくれるので、その裏を自分が狙っています。ただ自分はもっと戻って守備をしなければなりません。

―― この日の結果をどう捉えますか？

フクアリで勝ちたかったです。

―― サポーターにメッセージをお願いします。

2200人以上の皆さんに勝利を届けることができず残念です。下を向かず、次戦に勝つことで上位に食い込んでいけるように頑張りますので応援よろしくお願いします。