LADIES TEAM選手・試合情報

2018 SEASON MATCHES試合日程・結果

SEASON

負けられない試合は続く



2018プレナスなでしこリーグ第15節ジェフユナイテッド市原・千葉レディース(以下:ジェフL)とセレッソ大阪堺レディース(以下:C大阪堺)の一戦は、2対2のドローで試合を終えた。

先発にはGKに根本望央、DFは若林美里、千野晶子、櫻本尚子、上野紗稀、MFに鴨川実歩、西川彩華、瀬戸口梢、深澤里沙、FWは山崎円美と小澤寛でスタートした。

C大阪堺の平均年齢は18歳前後。勢いに乗らせないためにも試合の「立ち上がりは集中して入る」(藤井奈々監督)ことを指示。ジェフLがキックオフの笛と同時に相手を押し込んで行く。

8分、右サイドのクロスを深澤がボレーシュートで狙うが相手キーパーにセーブをされる。

ここからギアを一段上げると怒涛の攻撃を黄色が見せる。
19分には鴨川のミドルシュートはクロスバーとなり、21分のコーナーキックのサインプレーでは再び鴨川が強烈なシュートを狙うがファインセーブをされる。
そして22分、若林の縦へのパスを千野がヘディングシュートで捻じ込み先制点を手にした。
「若林選手が点で合わせてくれたので首を振るだけでした」(千野)。

カウンターに対してのリスクマネジメントを徹底。守備陣とゴールキーパーも声を掛け合い網を張ることでC大阪堺のアタッカーから仕事を奪っていた。

45+1分に若林が接触プレーで負傷。ここで林香奈絵を投入した。

そしてジェフLは後半、疲れの見えた小澤に代えて大澤春花を投入する。47分、山崎が1対1の場面を作ったが決め切れない。60分に左サイドからのクロスを深澤が合わせたが惜しくも枠を逸れる。
そして、64分にコーナーキックのチャンスから櫻本がドンピシャで合わせて、ついに2点目を奪うことに成功した。
「芦川コーチからアドバイスをもらい狙い通りのボールが来て、狙い通りにしっかりと決めることが出来ました」(櫻本)。

ただ右サイドの守備が思ったようにハマらず後半は反撃に出るC大阪堺の攻撃を受ける形となる。70分には根本がループシュートを片手でセーブするも、78分には勢いに押されて失点。
ここで指揮官は81分に大澤に代え、曽根七海を投入し流れを呼び寄せ粘り強い対応を見せたが、試合終了間際の90+3分に失点し追い付かれた。

藤井監督は「情けないの一言」と言うと「気持ちを切り替えてやらないといけません。残り試合が皇后杯につながります。もっと先のことを見据え、自分たちに何が足りないのか、何を意識できていないのか、基礎から徹底し判断の準備をして行きたいと思います」と力強く続けた。

リーグ戦も残り3試合。
上位を目指すチームにとって負けらない試合は続いて行く。