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2019 SEASON MATCHES試合日程・結果

2019プレナスなでしこリーグ第4節マイナビベガルタ仙台レディース戦は、Jヴィレッジ駅開業記念「JR東日本マッチデー」として、20日(土)の午後12時30分にJヴィレッジスタジアム(福島県楢葉町)で開催される。

Jヴィレッジは1997年に日本初のサッカーナショナルトレーニングセンターとして開設され運用をされてきたが、2011年3月に発生した東日本大震災に伴い施設は営業を中止。そして8年の時を経て、明日20日に全面営業再開となる。その記念すべき日に公式戦の一歩を記すのが、この一戦なのだ。

ジェフLは、第3節伊賀フットボールクラブくノ一戦を0-4で落とし、前回のなでしこリーグカップ第2節INAC神戸レオネッサ戦では0-1の惜敗。公式戦2連敗を喫している。
瀬戸口梢は「3連敗は避けなければいけません。チームを良い方向に持っていくために頑張ります」と、敗戦の中で感じた“自分たちに足りないもの”をトレーニングの中で修正し、気持ちを切り替えて前を向く。

一方、対戦相手のマイナビはリーグ戦では6位(1勝1分1敗)。前回のカップ戦日体大FIELDS横浜戦を3-1で勝ち切る強さを見せている。チームの中心で10番を背負う浜田遥がF日体大戦で2ゴールを決めており、注意しなければならない選手の一人だ。

また、今シーズンから指揮を執る辛島啓珠監督のもと、隅田凛や白木星、そして昨シーズンまでジェフLに所属していた佐藤瑞夏などの新加入組がチームに厚みをもたらせている。

鴨川実歩はマイナビの印象を「縦に速いサッカーで、前線の選手もスピードがありサイズが大きい」と話した。

その上で求められている戦い方について、鴨川は次のように話した。
「球際で競り負けないようにセカンドボールを拾うこと。チームとしてボールの取りどころを統一して試合に臨みたいと思います」

無失点で抑えることがベストだが、試合に勝つためには相手よりも1点でも多く得点を取ることが必要だ。
そのためには、一人ひとりがシュートへの意識を高く持ち「少ないチャンスで決めることも大事ですが、打てるタイミングでは狙っていきたいです」とジェフLの10番は意気込む。

この戦いに勝利することで、勝点1差のマイナビとは順位が逆転するためジェフLにとっては重要な試合となる。

一方で、この試合が勝敗を別にした、尊くかけがえのない試合であることを藤井奈々監督は口にした。
「(Jヴィレッジの)アカデミー出身の選手もいます。私の友人も被災をしながらサッカーのために頑張っています。サッカーのつながりのある土地でもあります。被災地で行う公式戦となりますが、私たちのプレーを見て明るくなってもらえたり、サッカーによって街が活性化されていくためのお役に立てればと考えています」

まだ復興は道半ばで険しい道のりがあることも事実だ。
しかし、サッカーというスポーツは人と人との心をつなげる力を持っている。だからこそ被災者に勇気や元気を届けられる熱いプレーは何よりも大切になる。
“ひた向きに、最後まで諦めないプレー”が信条のなでしこリーグのサッカーをピッチで表現することで、福島の復興に励む人々のためにエールを届けたい。
TICKET INFOこの試合のチケット情報

4.20 (土) 12:30 KICKOFF プレナスなでしこリーグ1部 第4節

試合会場Jヴィレッジスタジアム

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