台風19号の影響で12日(土)に予定されていた伊賀FC戦が中止となり、代替日となった14日(月・祝)14:00に千葉県総合スポーツセンター東総運動競技場(旭市)でキックオフとなった。
ジェフLのスターティングメンバーには、GK山根恵里奈、DFには右から若林美里、千野晶子、林香奈絵、上野紗稀、MFに鴨川実歩、西川彩華、瀬戸口梢、山崎円美が入り、前線には大滝麻未と成宮唯が構え4-4-2の布陣でスタートした。
今シーズン、リーグカップを含めると3試合(1分2敗)で10失点を喫している相手。立ち上がりは慎重かつアグレッシブに入っていく。伊賀FCのロングボールに対し、しっかりとファーストで競り、セカンドボールを回収。全体をコンパクトに保つことでオフサイドにかけることにも成功する。
4分、10分、そして20分とアーリークロスを大滝に集める形で得点を狙う。24分にはカウンターから山崎が強烈なミドルを狙うが相手キーパーに収められる。両サイドから効果的なパスを送り、決定機まであと一歩と迫ったが、ファーストハーフはスコアレスのまま終了した。
セカンドハーフに入り、ジェフLは相手のタイトなマークに苦しみながらも攻撃の手を緩めない。58分にはコーナーキックのこぼれ球を千野が合わせたが惜しくも枠を捉え切れず。先制点をモノにしたいジェフLは、左サイドの山崎、成宮、上野の連係で何度も相手陣内で綻(ほころ)びを作っていくがゴールを割れず、伊賀FCの出足の鋭さとの我慢比べとなった。85分にカウンターから鴨川が果敢に狙うが防がれてコーナーキック。試合終盤に向けてヒートアップをする中で、89分に警戒していたコーナーキックから失点。課題であったセットプレーで泣き、0-1でゲームセット。リーグ戦11戦ぶりに黒星を喫してしまった。
成宮は「今日の試合を落としたのは非常に痛い結果です。特にセットプレーでやられていて失点が多く、選手間でミーティングをしていますが、最後の弱さや隙が出てしまったと思います」と話すと、上野も「あとは決定力が足りないと心に染みた試合でした」と続けた。
これで3連戦の初戦を落としてしまったが、目標とする3位以内を狙うためにはもう負けられない。
藤井監督は言う。
「次も負けてしまうと目指す3位以内が潰れてしまいますので、次戦は是が非でも勝たなければいけない試合となります」
19日(土)にフクアリで行われるAC長野戦では、意地と誇りを見せて勝点3を手にしたい。