LADIES TEAM選手・試合情報

2020 SEASON MATCHES試合日程・結果

スコアレスドローで、ホーム初勝利はお預け



プレナスなでしこリーグ第4節愛媛FCレディース戦は、0-0で勝点1を分け合う結果となった。

スタメンにはGKに船田麻友。DFに右から千野晶子、田中真理子、林香奈絵、小澤寛。MFには曽根七海、岸川奈津希、大澤春花、成宮唯、山崎円美が入り、FWには大滝麻未が構え4-2-3-1の布陣でスタートした。

試合開始のホイッスルと同時にジェフLが仕掛ける。山崎が左サイドを突破し、マイナスのクロスを送ると走り込んできた千野がシュート。枠を捉え切れなかったが勝利への強い意思を示す。

前線の選手がスイッチを入れプレスをかけて行くことでアウェイチームを押し込むと、20分にはショートコーナーから岸川がヘディングシュートを放つも僅かに逸れる。

だが前半の飲水タイム後から愛媛Lにボールを握られ、セカンドボールも拾われるシーンが増え、お互いが隙を窺う展開のまま時間が過ぎ前半が終了。
ハーフタイムに猿澤真治監督から「出力を上げてプレーすること」を指示された選手たちは。後半に入るとさらに強度の高いプレスをかけ、ボールを奪ったら3人目の動きを意識することで攻撃のテンポを上げていく。64分には、大澤のパスを受けた大滝がシュートを放ったが、相手キーパーのセービングに阻まれた。

何とか現状を打開しようと、猿澤監督は72分に大澤→鴨川実歩、大滝→広瀬桜と2枚同時投入のカードを切ると、ホームチームはギアを一段上げた。
ラスト15分。攻撃の出力を最大限に上げたジェフLが怒涛の攻撃を繰り出すと、愛媛Lのゴール前に迫る回数が増えていった。
75分には敵陣深くでインターセプトに成功すると、最後は山崎が右足を振りぬいてゴールを狙うも枠を捉え切れず。さらにゴール正面約20メートルの位置でフリーキックのチャンスを得ると、鴨川が直接狙ったが惜しくも外れてしまう。

勝ちたい気持ちがピッチに表現され、あとはネットを揺らすだけだったのだが、最後のひと押しが足りない。
89分、ショートカウンターから鴨川のパスを受けた成宮がループ気味のシュートを狙うも相手キーパーにキャッチングされ、アディショナルタイムにカウンターを繰り出したものの決め切れず、スコアレスドローで試合は終了した。

山崎は「最後の15分に関しては全員でゴールに良い形で向かえていたので、前線の選手が(ゴールを)決めるだけだったのですが、決めないと結果は付いてきません」と言うと、小澤は「ゼロで終われたことは今日の試合で良かったことです。ただもっと攻撃に絡んで得点を取れるプレーを増やしたいと思います」と続けた。

決定力の質を上げることは最重要事項だが、今季初の無失点をプラスに捉え、自分たちの力を信じ相手に負けない強い気持ちで次戦に臨みたい。