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2020 SEASON MATCHES試合日程・結果

先制したが、惜しくも逃げ切れず



プレナスなでしこリーグ第7節ノジマステラ神奈川相模原戦は1-2でジェフユナイテッド市原・千葉レディースが敗れた。

ジェフLの布陣は[4-2-3-1]。GKに船田麻友、DFに右から千野晶子、田中真理子、林香奈絵、市瀬千里。MFには瀬戸口梢、岸川奈津希、鴨川実歩、成宮唯、大澤春花が入り、FWには大滝麻未が構えた。

ジェフLは、アグレッシブな姿勢を打ち出し、前線から圧をかけて行く。ノジマが最終ラインの裏にロングボールを送ってくるが、ディフェンス陣はこれを落ち着いてクリア。お互いが[4-4]の堅いブロックを敷き、隙を狙うのだが決定機は中々、生まれない。

33分には、成宮が左サイドを切り崩すもクロスは相手キーパーにキャッチされる。37分にはマイナスの折り返しを瀬戸口がシュートに持ち込むが枠を捉え切れず。そして43分には千野のクロスに岸川が飛び込むなど、着実にゴールへと迫っていた。
大滝は「前半は我慢をしながら自分たちのサッカーをする中で、思うように試合を運べました。後半がスタートしても上手く進めていました」と話すようにジェフLの狙いがピッチで表現されていた。
序盤から攻守が噛み合ったジェフLは51分に大滝が先制点を奪取する。
右サイドからのパスに反応。並走する相手ディフェンダーに競り勝つと冷静に右足を振り抜いた。
「緊張せず、ボールを受けた瞬間に入ると思いましたし、思い切り振り切りました」(大滝)。

しかし、先制してから試合の流れが相手に傾き、61分に被弾。すぐさま同点に追いつかれた。
さらに69分、フリーキックのこぼれ球を拾われシュートを打たれると、ペナルティーエリアにいた選手に当たり、これがゴールに吸い込まれ逆転を許してしまう。
不運な形から1点のビハインドを背負ったジェフLは、72分に鴨川→小澤寛、大澤→広瀬桜の2枚替えのカードを切り、再び攻撃にリズムが生まれる。
ボールを動かし、大澤や大滝が再三相手ゴール前に迫るが同点を奪うことが出来ず、試合はそのまま終了。先手を取っただけに非常に痛い敗戦となった。

猿澤真治監督は「運動量が落ちたこと、先制点を入れたことで気持ち的に緩んだこと、その両方が重なって、今日の試合展開になったと感じます」と試合を振り返り、「今日は踏ん張って先制点を取れたので、次は勝ち切れるように戦って行くだけです」と続けた。

この敗戦で下を向いてはいられない。全員で顔を上げ、勝利のみを追及して行く。