LADIES TEAM選手・試合情報

2020 SEASON MATCHES試合日程・結果

前節、アウェイで行われた日テレ・東京ヴェルディベレーザ戦で8試合ぶりに勝利を挙げたジェフユナイテッド市原・千葉レディース。54分に藤代真帆のクロスを、ファーで構えた成宮唯がヘディングで押し込み、虎の子の1点を最後まで体を張って守り抜いた。
成宮唯は「前半からみんなで連動した守備で、失点をせずにゼロで抑えたことが一番大きかったと思います」と笑顔で振り返った。
チーム一丸で戦い抜く姿勢を見せたことは、今後につながる明るい材料だろう。
また猿澤真治監督は、「ゴールに対してみんながコレクティブに戦ってくれたことが勝因だと思います」と選手を称えた。

これまで苦杯を嘗めさせられてきた“強敵”の日テレに対し、2014年なでしこリーグエキサイトシリーズ第5節以来の勝利。自らの力で殻を破った結果ともなった。

ただ喜んでばかりはいられない。チームは10試合終了時点で勝点9の9位。リーグ前半戦の反省を生かしながら、しっかりと勝点を積み上げていく必要がある。

今節の対戦相手となるINAC神戸レオネッサは、現在勝点17を積み上げ4位に位置する。
ゲルト エンゲルス監督の下、後方から少ないタッチ数でビルドアップし、隙を見ては鋭い縦パスとクロス攻撃を武器にしている印象だ。
日本女子代表選手も多く、両サイドバックにはMF高瀬愛実とDF鮫島彩が務め、MF中島依美やMF杉田妃和ら力のある選手が中盤を構成し、FW岩渕真奈とFW田中美南の強力2トップが虎視眈々とゴールを狙う。活きのいい若手選手もいるだけに、ジェフLとしては攻守両面で組織力と高いプレー強度が求められる試合となる。

前回の対戦(第3節)では0-2で敗れてはいるが、前半の45分間はジェフLが高い位置からプレスをかけることで相手の自由を奪いチャンスを作ったが、小さなミスを突かれて連続失点。もったいない試合となった。
市瀬千里は「代表選手や個の技術が高い選手が多く、前回も個の部分で剥がされるシーンもありました。2トップを抑えられればチャンスはあると感じていますし、相手より先に得点を取ることもカギだと思います」と試合の分水嶺となるポイントを口にする。

前線から連動したプレッシングをかけ、ショートカウンターを発動させたい。
「相手のビルドアップを突くことや隙を突くことが大事で、決め切るところをしっかり決め切ることができれば勝てると思います」(成宮)。

勝利を掴むためにも集中力を持続させ、90分間を戦い抜くことが重要だ。

市瀬は、サポーターに向けて次のメッセージを送る。
「コロナ禍で(サポーターの皆さんに)感謝させられる日々です。結果を残さないと(皆さんに)恩返しはできないと思っているので、ホーム・フクアリでしっかり勝点3を取って、サポーターの方々に見応えのある試合を届けたいと思っています」

ホームの後押しを力に変えて、今季初の2連勝を達成したい。
TICKET INFOこの試合のチケット情報

9.27 (日) 13:00 KICKOFF プレナスなでしこリーグ1部 第12節

試合会場フクダ電子アリーナ

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