LADIES TEAM選手・試合情報

2020 SEASON MATCHES試合日程・結果

前節のホーム・伊賀FCくノ一三重戦では、先制されながらも同点に追いつき、大滝麻未の豪快なヘディング弾で勝利(2-1)をもぎとったジェフユナイテッド市原・千葉レディース。直近の5試合では4勝1敗と波に乗っている。

猿澤真治監督は「首位を走る浦和(レッドダイヤモンズレディース)以外は、全部勝っています。逆に言えば前半戦に、“もっとやれた”という気持ちもありますが、選手たちが力を付けてきての4勝です。良い方向に向いていると思っています」と話す。

シーズン途中から採用した[3-4-3]システムがハマり、中盤でボールを奪うと前線につなげ、3トップが流動的なプレーでゴールを狙う。

また、なでしこジャパン(日本女子代表)のトレーニングキャンプに召集されたGK山根恵里奈が最後尾を引き締め、相手のチャンスではDF陣が徹底抗戦。力強くボールを弾き返している。

千野晶子は「自分たちの強みが[3-4-3]に出ています。みんなで助け合い、カバーをしていますし、それが11人だけではなくベンチメンバーも含め、出来るようになっています。チーム力が上がっている手応えを感じています」と力を込める。

何よりもチームからは、目の前の相手に“勝ちたい”という熱い気持ちがピッチから伝わってくる。

その中で迎える今節の対戦相手は“強敵”日テレ・東京ヴェルディベレーザだ。勝点25を積み上げ3位に位置。注意すべきはその攻撃力だ。リーグナンバーワンの39得点を記録。1試合平均2.78は驚愕の数字だ。

GK山下杏也加、DF清水梨紗、MF長谷川唯、三浦成美、FW小林里歌子などなでしこジャパンの中心選手が顔を並べ、各ポジションで能力の高いタレントが揃う。

大熊環は「足元が上手い選手が多く、長谷川選手や小林選手などロングシュートも上手い選手がいる」と警戒した上で、(ジェフLの)ワイドが押し込まれないように、一歩でも前にプレッシャーをかけていけばチャンスはあると思っています」と口にする。

前回対戦では、54分に藤代真帆のクロスを成宮唯がヘディングシュートを決め、最後まで体を張った守備で虎の子の1点を守り切り勝点3を手にした。

ピッチ中央でのボールを回しは相手のお家芸だ。それをサイドに限定させ、高い位置でボールを奪ってショートカウンターを仕掛けたい。

「守備の部分で、ジェフLらしい“走る・闘う”ことを表現できればいいですし、チャンスが来た時に、私が良いボールを送れば前線の3人が決めてくれると思っています」(大熊)。

簡単な戦いではないが、全員で守り全員で攻めることをベースに、積み上げてきた結果と自信をもって強敵に向かって行きたい。

千野は「全員が一人二役、三役をするつもりでハードワークをして戦いたいと思います」と話すと「日テレという強いチームに勝った姿を皆さんに見ていただきたいですし、スタジアムに来場してくれた方々と一緒に喜び合いたいです」と前を向いた。

リーグ&ホーム3連勝を懸けた一戦は、31日(土)14時よりフクダ電子アリーナでキックオフされる。

今シーズンの大一番となる試合だ。選手たちを後押しするためにも、フクアリに足を運んで欲しい!
TICKET INFOこの試合のチケット情報

10.31 (土) 14:00 KICKOFF プレナスなでしこリーグ1部 第9節

試合会場フクダ電子アリーナ

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