LADIES TEAM選手・試合情報

2020 SEASON MATCHES試合日程・結果

前節の日テレ・東京ヴェルディベレーザ戦(1-3)では、現時点での力の差を見せつけられる結果となった。
猿澤真治監督は「試合運びと勝負どころで勝ち切れなかった」と分析。自分たちに流れがある時に決め切れず、相手にリズムを渡してしまった。
ただ、敵陣に向かう出力を上げて、カウンターに打って出て決定的なチャンスを作れていたことは事実だ。

今節の対戦相手であるマイナビベガルタ仙台レディースはリーグ6位。18ポイントを積み上げ5勝3分7敗。ジェフユナイテッド市原・千葉レディースと勝点で並ぶが得失点差でマイナビが上回っている。

ただ、この直接対決における勝敗の持つ意味は大きい。
MF山崎円美は「リーグ戦も残り少ないので、一つでも上を目指したいですし、皇后杯も控えているので、勝つことで勢いをつけたいと思っています」と口にする。

また5日には、GK山根恵里奈が2020シーズンをもって現役を引退することが発表され、フクダ電子アリーナでは、これが現役ラストマッチとなる。
山根は「自分の力を(現役生活の)終わりに向けて見せなければいけない責任感が強くなりましたし、あとは楽しんでというか、残りの期間の中で、周りのみんなに出来ることもたくさんあるので、そこを考えたいと思っています」と話すと、試合に向けて「いつも通りにプレーすることを心がけ、気負ったりせず、そのままの姿勢で臨みたいと思います」と続けた。

前回のアウェイ対戦では、リードを許すも62分にMF成宮唯のゴールで同点に追いつき1-1のドローで試合を終え、勝点1を持ち帰ることに成功した。

直近の試合でマイナビは、愛媛FCレディースと対戦し5-0の大勝を収めている。2トップが躍動し白木星が先制点を挙げ、浜田遥の3得点で相手を突き放している。

山根はマイナビ戦に向けて次のように言う。
「セットプレーや、一つのズレでやられてしまうイメージがあります。ジェフLとしては、その瞬間を作らせないこと、相手に流れがある時でも、どれだけ耐えて自分たちに良い流れを引っ張って来られるか。FW陣は毎試合、得点を取ってくれています。後ろがしっかりしなければ前が生きないと感じるので締めていきたいと思っています」

また、マイナビにセットプレーを与えないためにも不用意なファールをせず落ち着いて試合に臨みたい。例え、その場面になっても受け身にならず跳ね返す守備を見せることが重要だ。

ジェフLとしては、ボールを一気に前に運びカウンターでチャンスを作り、得点ランキング上位に名を連ねるFW大滝麻未や成宮にボールを集めることが理想だ。
「ボールは持てると思うので、相手に合わさず持てるところは持って、自分たちのサッカーが出来れば良いと思っています」(山崎)。

リーグ戦も残り3試合となり、今節の勝利は極めて重要だ。サポーターと共にホームで戦える地の利を生かし勝利を引き寄せ、一つでも上を目指したい。
山根は「コロナ禍の難しい状況の中で、スタジアムに来場してくださる方や映像配信で応援をしてくださる方が、たくさんいることを理解し、感謝をしています。その期待に応えられるように全員で頑張りたいと思っています」と前を向いた。
背番号17を中心に歓喜の輪を作るためにも、勝利を掴み取り、最高の餞を送りたい。

この試合は7日(土)14時よりフクアリでキックオフされる。
TICKET INFOこの試合のチケット情報

11.7 (土) 14:00 KICKOFF プレナスなでしこリーグ1部 第16節

試合会場フクダ電子アリーナ

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