LADIES TEAM選手・試合情報

2021 SEASON MATCHES試合日程・結果

後半に修正するも、1点が遠かった



4月29日(木・祝)、ジェフ千葉レディースは、ゼットエーオリプリスタジアムで、2021WEリーグプレシーズンマッチ 大宮アルディージャVENTUS戦を行い、0‐1の結果となった。

千葉Lの布陣は[4‐2‐3‐1]。スタメンにはGKに程思瑜、DFに井上千里、石田奈々海、林香奈絵、藤代真帆、MFには鴨川実歩、大熊環、岸川奈津希、FWは南野亜里沙、大澤春花、広瀬桜が名を連ねた。

立ち上がりは、千葉LのDFラインが低かったこともあり、右サイドを起点にボールを運ばれるが、粘り強い守備で千葉Lがボールを奪う場面が目立った。
自陣に侵入されても落ち着いて対応。球際で負けない姿勢や攻守の切り替えを早め、押し戻していく。
一進一退の激しい攻防が続き、28分、39分にセットプレーでチャンスを作るが得点には結びつかない。前半終盤には自陣でインターセプトをされ強烈シュートを打たれるも“守護神“程がナイスセーブを見せピンチを凌いだが、45分+2分、直後のコーナーキックで失点。「前半のラストプレーで、あのコーナーキックを凌いでいれば全然、変わったゲームになっていたと思うので、もったいなかったセットプレーだと思っています」(林)。

チームは前半を0-1で折り返し、迎えた後半、雨風が激しさを増す中で、井上から田中真理子、広瀬から小澤寛、石田から市瀬千里、大熊から今井裕里奈の4選手を交代。高い位置からボールを奪うこと、そしてラインを上げ全体をコンパクトにすることで選手間の距離感を縮めた。
縦パスやサイドでの仕掛けが活性化すると流れはホームチームに傾き58分には岸川のミドルシュートや、63分にはボックス内の折り返しを南野が足を振っていく。

そして65分には曽根七海と今田紗良を投入し反撃を試み、1点のビハインドを追いかけ、後半だけで11本ものシュートを打つが最後までゴールが遠く0-1で試合は終了。熱戦を終えた両チームにはサポーターから大きな拍手が注がれた。

林は「90分を通じて崩されて、ゴール前に運ばれたことはなかったので、あの失点はもっとこだわって防がなければと感じた試合でした」と振り返る。

ただ最後まで諦めず“走る・闘う”を表現し、現時点での収穫と課題を手にする形となった。

指揮官は言う。
「後半は(自分たちが)やりたいことの色は出せたと思います。メンバーも変えて出力が上がり、自分たちの流れにもっていくことができました。ただ焦ってしまって、決定機を中々、作れなかったことが反省です」

また、この日が千葉Lでのデビュー戦となった南野は「コロナ禍で公式戦を無事に迎えられたこと、試合開催に向けてスタッフの方々が一生懸命に準備をしてくれたことに感謝をしています。千葉Lでのデビュー戦だったので勝利で飾りたかったのですが、修正をして次は勝てるように頑張ります」と前を向く。

次戦は5月8日(土)、WEリーグプレシーズンマッチ 日テレ・東京ヴェルディベレーザ戦となる。

応援してくれた方々に応えるためにもトレーニングを重ね、チームは成長と進化を続けていく。