皇后杯を終えて、チームや選手の雰囲気は。
勝てていないので落ち込んでいるとは思います。期待が高く、それに応えようと臨みましたが残念な結果となりました。ただ直ぐに次のゲームがあるので落ち込んではいられません。「サッカーを振り返って前に進んでいこう」というところです。
皇后杯決勝戦まで進んだことでの自信は。
こんなに負けていない期間(公式戦10戦)があるというのもあまりないと思います。次の試合に勝つことで、また良い波がくると思いますし、自分たちが「ここからどうもっていくか」。先に得点を取ってしまえば相手が嫌がること、それも実力だと考えます。勢いがある時に見えてなかったものが少しずつ見えてきている状態だと思っています。
浦和戦でのポイントは。
(皇后杯の)振り返りとして、守備に重きを置き、勝ちたい部分も含めて、サッカー的にも気持ち的にも守備的となりチャンスの数が少なかった。自分たちがボールを持つ時間もありますし、もう少し攻撃ができていたらと感じます。次の試合では自分たちがボールを握って攻撃する時間を増やし得点を取りたいです。守備を疎かにする訳ではありませんが、少しウエイトを攻撃にかけたプレーをしたいと思います。
リーグ後半戦を戦う上で、浦和戦は大事になると考えているのか。
後半戦に良い結果を残し、大きな目標である3位以内で終えることを考えています。そこに届く位置にいるので1試合1試合がとても大事。結果だけを求めすぎた皇后杯決勝戦よりは、中身を求め、よりレベルアップする。選手には「自分たちはもっと成長し、レベルアップしなければいけない」と言っています。それを忘れずにやっていきたいです。
皇后杯決勝戦に続き、再び、浦和と対戦するが。
皇后杯決勝戦では負けてしまったので、その借りを返すため強い気持ちを持ってプレーしたいと思います。
ポイントになるのは。
先制点が大事だと思っていてリーグ前半戦でも先制をして勝てています。先に得点を取ることが一番大事だと思います。前から守備をし、相手を追い込みボールを奪って素早い攻撃からクロスを上げることを意識したいと思います。
攻守でイメージするのは。
浦和はテンポ良くボールを回してきます。まず守備ではファーストディフェンダーを決め、その次で取り切ること。相手は切り替えが速く直ぐにボールを奪いにくるので、攻撃では、その裏返しでフォワードの選手に収めてもらい攻撃をすることが大事になると思っています。
相手はゲーム中に立ち位置を変えてくると思うが。
個人的には1トップより2トップの方が剝がしやすい。そうするためには菅澤(優衣香)選手を抑えて潰す。2トップにさせることができたら攻撃も上手くいくと思います。
3バックで話し合ったことは。
(皇后杯決勝戦では)ズルズルと下がってしまい、ボールを奪っても攻撃にいけなかったところと、ビルドアップで距離感が遠く前に進めなかったことが反省点となったので確認をしました。
チャレンジ&カバーについては。
前がスイッチを入れてくれることで、後ろも連動しボールを取り切ることができていたので、チャレンジ&カバーの意識は上がっていると思っています。
皇后杯決勝戦に続き、再び、浦和と対戦するが。
連続で同じチームとの対戦は少ない中で、皇后杯決勝戦の借りを返す訳ではありませんが、勝ちたいと思っています。決勝戦までいったのはプラスに捉えていますが、ボールを持つ時間が少なくシュートまでいくことができず、敵陣にボールを進めることができませんでした。結果、内容とも悔しい思いをしました。
次の試合では、どんなプレーをしたい。
前でタメや時間を作ることができなかったので、前の選手が押し上げられる時間を作ることができれば、もっとゴールまで向かえるのでしっかりやっていきたいです。
相手のストロングは右サイドにあると思う。中盤の強度も高く、センターバックも固い。得点を取るイメージは。
清家(貴子)選手は攻撃的な選手なので高い位置に上がってきます。攻守の切り替えで、そのスペースを使えたらチャンスは作れると思っています。南(萌華)選手、高橋(はな)選手は前に強く、特に南選手は頭を使った守備をするので裏をかかなければいけません。フォワードの部分で時間を作れなければ攻撃はできないので考えながらプレーしたいと思います。
相手のロングボールに対しての対応は。
浦和は足元でパスを回してくるチームですが、(プレスを)嫌がり蹴ってきたので、そこは狙い通りでやりやすい部分もありました。リーグ前半戦での対戦でも得点はプレスからだったので続けていきたいです。
リーグ後半戦は、何点取りたいと思っているのか。
毎試合1得点以上は取りたいと思っています。