公式戦2連敗となったが、今週の様子、そして選手にはどんな声をかけたのか。
当然2連敗できつい状態ではありました。(前節は)メンバーを入れ替えチャレンジし、攻撃でボールを動かす部分では良さが出ましたが、選手には「ここから切り替えて、シーズン後半戦が始まっていく」ということを伝え、「前を向いていこう」と話しました。
今週、強調したトレーニングについて。
I神戸はアグレッシブにボールを奪いにきます。強度が高いサッカーをやってくるのが一番の特長。強度が高い中でプレーすることを意識してトレーニングをしました。
試合のポイントについては。
強度が高いので立ち上がりの10、15分で失点しないこと。前回はそこで失点をしてしまい自分たちのリズムになった時には「時すでに遅し」の形でした。早い時間帯での失点は避けたい。自分たちがシュートまで打ち切れないことが課題としてあるので、思い切りの良さも必要だと感じています。ただ(三菱重工浦和レッズレディース戦では)相手に分析をされ、自分たちが狙うところを守られたので、中々、シュートまでいけませんでした。相手が変われば少し違ってくると思いますが現状としては、そう思っています。
その中でも、特に注意したい点は。
I神戸は([4-3-3]に)システムを変えていますが、特長としては個で得点を取ったり、ボールを動かしたりする中でアグレッシブさが入り、ずっと止めきるのは難しい相手だと思います。ある程度、自分たちに流れを持ってくることができれば、逆に自分たちの良さを出せる相手です。前からくることで入れ替わる状況もたくさん起きます。自分たちの良さが出せるまで、どれくらいの時間がかかるのか、そこまで間に得点がどう動いているのかがキーになります。
公式戦2連敗を喫したが、気持ちの切り替えはできているのか。
皇后杯決勝戦とリーグ後半戦の初戦で同じ相手に連敗をして落ち込む部分はありましたが、まだまだ試合は続くので、しっかりと切り替えていきたいですし、切り替えはできていると思っています。
一番の改善点は。
守備・攻撃の部分で中途半端になっています。勝てている時期は勢いを持ってやれていた部分がありました。直近の2試合は迷いの部分が出て、それで失点してガクッと落ちてしまいました。全員で連動し、攻撃・守備をするチームなので、しっかり出さなければいけません。
I神戸の印象は。
リーグ前半戦では[3-4-3]でマッチアップする形でした。前節では[4-3-3]に変わり、サイドバックが高い位置を取ります。難しい部分もあると思いますが、前節、I神戸も上手くいっていない印象を受けました。どんな布陣でくるのか分かりませんが、ちょっとした変化などにしっかり対応できるようにしたいです。
ポイントにしたいのは。
成宮(唯)選手は気合いが入っていると思うので、自由にやらせないことと、阪口(萌乃)選手はゼロトップ気味のポジションを取ります。髙瀬(愛実)選手、田中(美南)選手のフォワードの2人を、しっかり止めなければいけないと思います。
セットプレーでの得点について。
セットプレーからの得点が少ないので、チームで「改善したい」と話しています。選択肢を増やしている段階でトレーニングをしていますし、それを試合の結果としてつなげたいです。セットプレーは大事なポイントになってくるので、守備であれば「絶対にやらせない」こと、攻撃であれば「得点を取る」ことで、試合を楽に運べるので大事なポイントだと思います。
前節、リーグ初出場をしたが、その感想は。
楽しかったです(笑)。いつもより落ち着いていましたし、いつも通りのプレーができました。
リーグ後半戦に向けて、どんなプレーをしたいと考えているのか。
特長のある選手ではないので、周りの選手とコミュニケーションを取りながら、試合の流れを変えたりするなど、周りと上手く試合を動かしていきたいです。
途中出場で心掛けていることは。
外から見ていて、「どこが相手は嫌なのか」、「ここにいけばチャンスだ」と常々、見ています。
先発への思いは。
先発が一番試合の流れを作るには早いですし、大事なメンバーだと思います。先発出場をすれば大事な役割や任されたことをやりたいです。
I神戸の印象は。
攻撃面で言えば、スピードに乗られた時や髙瀬(愛実)選手に入った時、ピンチになってしまうと感じました。守備面もリーグ後半戦は変えて、前からきていたので上手く打開できればチャンスになると思います。
試合のポイントについては。
ロングボールの処理が苦手そうな部分もあると思いますし、セカンドボールを拾うことでチャンスになると思っています。
I神戸戦に出場したら、どんなプレーを見せたいのか。
得点を取るプレーや良い流れを作る起点になりたいと思います。
前節、クロスから失点をしたが、チームとしての修正点については。
ミーテイングで話し合いをしましたが、失点する前の守備で整っていない部分がありました。全体ラインの押し上げを早くすること、どのラインを確実に守るのか、トレーニングで整えました。
フクアリでのプレーについては。
すごく楽しみです(笑)。