細かいところを見ると全然違いますが、千葉Lと似た感じで試合を進めます。前に速い攻撃やプレッシングの激しさでは似たところがあります。守備の固さでは上回れると思いますが、本当に面白い試合ができると思っています。

やりにくさはありません。思うように自分たちが試合を進められるかと言えば、それは分からない部分です。

選手には伝えましたが、「こぼれたところのボールをどちらが拾うか」、「特長を出されれば得点を取られる。自分たちの良さで違いを出せれば勝てる」と話しました。

反省としては、監督の準備不足が悪い部分もあるのですが（苦笑）。あとは精神的な部分を含め、試合に負けた後に「良い流れになれば勝てると思います」と話しましたが、皇后杯決勝戦を含めれば3連敗で、強いチームに負けたという部分で、気持ちが下に向いてしまったところを勝つことで上に向けたと思いますし、起爆剤として千葉（玲海菜）選手が活躍してくれたことはチームとして大きいと思います。

それぞれに成長を促して「チャンスが来た時に掴めるかが大事だよ」と前半戦から伝えていました。活躍する選手が入れ替わって出てくることは狙い通りで、やってくれていますし、本人たちも良く頑張ってくれています。

ピッチに立てたことは達成感があることですが、結果が出せてこその復帰。そこにこだわりながら、出場時間も少ないので増やしていければと思っています。妊娠・出産を経て、プロリーグに出場できたことは“1つの目標を達成できた”と思っています。

かなり戻ってきています。あとは試合を重ねる中で感覚やコミュニケーションを高めていく部分が大きいので、その意味では時間がかかるという感覚はありますが妊娠前と比較しても、そこそこ戻っている感じはあります。何％という言い方は難しいのですが、感覚的にはとても良いと感じています。

若い選手には、自分が伝えられることを伝えました。それ以上に妊娠・出産してもプレーできることを見せ、プレーすることができない中でも、やることは見せていかなければと感じていたので、そこは意識をしていました。若い選手の成長は嬉しいのですが危機感もあります。ただ、そうしてチームは強くなっていくと思うので、自分も刺激を受けていますし、（若手には）成長してもらいながら、年齢に関係なく、うまくなれると思っているので、こだわって負けないように頑張りたいと思います。

難しい戦いになると思います。前から（プレスを）かけて高い位置で奪うこと。最近の課題としては奪ってから失うのが早く、ゴールにつながらないことがチームとして見えています。その質を高めるトレーニングを今週は行っています。取るだけではなくゴールまでいくことをチームとして表現したいです。次戦は1点を争う試合になると思いますが、これまで交代選手が得点を決めて勝利につなげた試合はあまりないと思うので、交代選手が試合を決める存在になれるよう準備していきたいと思います。早く初ゴールを決めたいですね（笑）。

ゴールです。いつも100%で支えてくれる夫に「ありがとう」という気持ちを伝えたいですし、個人としてはゴールという形ができたらと思っています。将来的には岩清水（梓）選手のように（子どもを）抱いて入場できたらと思います。とりあえずは初ゴールを目標にやっていきたいと思います。

千葉Lがやろうとするサッカーは奪った後に速く攻めることです。千葉選手が加入して、より速さの特長が強くなりましたし、個人的にはサッカーの質、レベルが上がると感じています。これまで“走り勝てない”と感じたら（パスを）出していなかった場面でも、千葉選手であれば勝てるので、そこの選択も増えてきています。ゴールへ向けての選択枝が多くなったと思います。

結果を出しているので、もっとやらなければと刺激にもなりますし、彼女が活躍をしてくれることで自分にもチャンスが広がると思っているので、お互いが結果を出し、チームを良くしたいと思っています。

前節で3得点を取れている部分は自信を持ち、守備的にならずにいきたいです。多分、ミラーゲームになることが予想されますが、出力の勝負のところで1対1に負けないこと、そこで勝てればチャンスは広がります。一人ひとりが目の前の相手に勝つこと、みんなが目の前の相手に勝てば良い試合ができるので局面で勝ち、最後はチャンスを決め切るだけ。個人としても結果を残したいと思います。

相手は前からアグレッシブにくるチームです。「自分たちのビルドアップに自信を持ってやっていこう」と話しました。（プレスを）かけられている中でも、「しっかり剥がして組み立ていこう」と意識的に取り組んでいます。