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2017 SEASON MATCHES試合日程・結果

SEASON
42試合を戦うレギュラーシーズンは、この試合で幕を閉じる。

J1昇格プレーオフへの出場枠は残り2つ。この椅子を、ジェフは徳島ヴォルティス、東京ヴェルディ、松本山雅FCと争っている。ただし、当該4チームにおける立ち位置は勝点65で8位につけるジェフが最後尾。ただ勝つだけ、たとえそれがクラブ記録となる7連勝でも、それだけでは“可能性”は広がらない。あくまで“他力”であることを考えれば、状況は依然として厳しい。

もっとも、今のジェフがやるべきことは、以前にもましてより明確だ。フアン エスナイデル監督が言う。

「今まで以上にこの試合に集中してほしいと思っています。他の余計なことを考えてしまうと、本当に大切なことを見失ってしまう、今心配していることはそれだけです。しっかり試合に向けて準備をして、勝つために最善を尽くしたい」

運命が他会場の結果に左右されるなら、目の前の相手に全力で挑むことに集中し、自分たちのサッカーを表現して勝利という結果を手に入れるしかない。そうした意識はチーム全体に浸透しており、平常心はしっかりと保たれている。

対戦相手の横浜FCはジェフと勝点差2の9位につけているが、前節のファジアーノ岡山戦をドローで終えたことでプレーオフ進出の可能性が消滅した。そうした意味において、モチベーションには多少の影響があると考えられるが、逆にプレッシャーのない解放感から力を発揮する可能性はある。

中でも、J2得点王ランキングの首位を走るFWイバ、シーズン途中に加入したMFレアンドロ ドミンゲス、スピード溢れるアタッカーのジョン チュングンを擁する攻撃陣には特別な注意を払わなければならない。もちろん、今シーズンにおけるリーグ屈指のMFと高く評価されているMF佐藤謙介にも警戒が必要だ。

柏レイソル時代にレアンドロとともにプレーし、J1優勝を経験しているキャプテンの近藤直也が言う。

「能力は高いことは承知しています。シュート、パスの精度も高い。ドリブルの初速も速く体も強い。球際に激しく行くことで気持ち良くプレーをさせないことも大事になります。自分たちは目の前の試合に勝つだけ」

結果次第では得失点差も最終順位に影響することから、できるだけ多くのゴールを奪って勝利することも求められている。トップ下として好調の攻撃陣を牽引する船山貴之が言う。

「最後にホームで試合ができることは強み。プレーオフ進出は他力になってしまいますが、自分たちは自分たちのことをやるだけです。先制点を取ることも大事ですが、たとえ先制を許しても落ち着いて試合を運べれば、絶対に逆転できます。個人としても、最後に得点を取りたい」

前節、名古屋グランパス戦で2得点を記録し、今シーズンの得点数を「19」に伸ばしたラリベイへの期待も高まる。しかし本人は、いつもどおりの穏やかな口調で「チーム」を強調した。

「(自身20得点まであと1点だが)目標はチームの勝利です。勝つことだけに集中したい。チームを助けること、チームのために頑張ることが大事になります。(自身のゴールが)勝利を取れるゴールになれば嬉しいです」

レギュラーシーズンのラストゲームだが、これを“ラスト”にしないための戦いでもある。ここまでに記録した6連勝という結果こそ、ジェフが持つ本来の力だ。それを信じていつもどおり、“平常心”で戦うことができれば、必ず最高の結果がついてくると信じて決戦の日を迎えたい。


フアン エスナイデル監督
相手(横浜FC)は本当に良いものを持っているので、ウチの選手は今まで以上にこの試合に集中してほしいと思っています。他の余計なことを考えてしまうと、本当に大切なことを見失ってしまう、今心配していることはそれだけです。しっかり試合に向けて準備をして、勝つために最善を尽くしたいと思います。
彼らはプレーオフに出場できなくて本当に残念がっていると思います。(前節・岡山戦の)引き分けというのは痛かったでしょう。ただ、リラックスしてくることはまったくないと思います。勝ちに来るでしょうし、本当に難しいチームだと思います。横浜FCは名古屋とはまったく違うスタイルで来ますし、やり方がうまい。いろいろなプレーのやり方を持っています。2人の真ん中の選手も良い選手ですし、一見ロングパスだけというような印象があるかもしれませんが、そうではありません。中盤のワイドの選手も縦に速いですし、僕らにはまったくリラックスしている余裕はありません。(横浜FCは)危険なチームだと思っています。本当に集中して臨みたいです。

近藤 直也
(名古屋戦を振り返ると)相手がジェフのプレッシングにハマってくれた。守備に関しても良いボール奪取からショートカウンターが繰り出せ、やりたいことがしっかりとできた試合でした。ただ次(横浜FC戦)は相手も変わります。前線の選手がプレスバックする意識をもつことも大事になります。走る量も増えると思います。焦れずに試合を進め、ボールを奪えなくても裏に出された時に自分たちのマイボールにすることと、前で奪うことでチャンスもあるのでカウンターを仕掛けるなど使い分けて行きたいと思います。(横浜FC・レアンドロ ドミンゲス選手は)柏で一緒にプレーをしたので、能力は高いことは承知しています。シュート、パスの精度も高い。ドリブルの初速も速く体も強い。球際に激しく行くことで気持ち良くプレーをさせないことも大事になります。自分たちは目の前の試合に勝つだけ。他のことを考えてもしょうがありません。勝たなければ何も始まらないので最終戦のホームで勝つこと。大量得点で勝ちたいです。

岡野 洵
(名古屋戦の)出場時間は短かったのですが、チームのためにプレーできる時間があることが、自分の中ではとても大きい。これからも“勝つ気持ち”や“交代で入る状況を想定”し、自分がやるべきことをチームのために全力でプレーしていくだけだと思っています。今のジェフならば、どんなに引かれた相手でも対応できると感じますし、ボールを持つ相手にもしっかりと対応できます。いい柔軟性と勝つ雰囲気があるので、残りリーグ1試合に勝つだけです。
(横浜FC戦に向けては)個人としても与えられたチャンスを掴めるようにしたいと考えています。いつ出番がくるかは分かりませんが、ゲームをより良い方向にもっていくため、あらゆるシチュエーションを想定して、全力でプレーをしたいと思います。

為田 大貴
自分たちのやっていることは変わっていない中で、(名古屋戦は)クオリティー高くできた一つの試合だったと思います。内容もついてきているので、次の横浜FC戦もそれを継続させるだけです。(横浜FCはプレーオフの可能性が消滅したが)サッカー選手である以上、どんな試合でもプロフェッショナルに戦うことは変わらないし、みんな負けず嫌いなので、消化試合であっても相手に負けたくないという気持ちは強いと思います。その中で相手の方が落ち着いていたり、ちょっと余裕を持ってプレーできたりするところは多少あるかもしれませんが、いま自分たちはずっとやってきたハイプレス・ハイラインがしっかりできていると思うので、まずは(リーグ戦の)ラスト1試合、監督がやってきたことを体現したいです。しっかり勝点3を取って次につなげられるように。それだけです。

熊谷 アンドリュー
(名古屋戦の)前半、ちょっと自身は空回りしてしまった感じがあったんですけど、後半は自分たちのやりたいサッカーができて、自分もチームの勝利に貢献できて良かったです。(ダブルボランチは)バランスを見るのが少し難しかったですが、アンカーよりは前でボールを受けるシーンも多いし、前の選手との距離感が近いぶん、自分も出しやすいし、やっていて面白かったです。実際対戦してみて名古屋は一人ひとりの選手がうまかったですが、気持ちの面では自分たちの方が絶対上だったと思うので、そこは自信を持って横浜FC戦も臨みたいです。相手がどういう状況であろうと、自分たちは勝たないと何も起こらないので勝ちに行くだけです。(横浜FC戦は)サポーターの皆さんが大勢来てくれると思うので、集大成として、自分たちの1年間やり続けたサッカーのいいところだけを出していきたいです。

ラリベイ
名古屋戦は(相手に)プレッシャーをかけなければ勝てないと思っていました。彼らは質が高く足元がうまい。自由にプレーをさせないように高い位置からのプレスを意識して試合に入りました。プレッシングがうまくハマって前半はチャンスをモノにできませんでしたが、後半にゴールを取れたことで、落ち着いてプレーを進められました。
(横浜FC戦に向けては)やっているサッカーのレベルを持続することが大事。名古屋戦のようなインテンシティーをまた再現したいです。(自身20得点まであと1点だが)目標はチームの勝利です。勝つことだけに集中したい。チームを助けること、チームのために頑張ることが大事になります。(自身のゴールが)勝利を取れるゴールになれば嬉しいです。

船山 貴之
(名古屋戦は)良い勝利でした。全体的に出足が速く、前半で決められるチャンスもあったので、そこは確実に決めたかったと感じます。しっかりと決め切ることを次に生かしたいです。
(横浜戦に向けては)最後にホームで試合ができることは強み。プレーオフ進出は他力になってしまいますが、自分たちは自分たちのことをやるだけです。(横浜FCは)パワーがあるチーム。特に前線のイバ選手やレアンドロ ドミンゲス選手をしっかりと抑えることができれば問題ないと考えます。ウチの時間帯に入れば敵なしだと思います。その時間を少しでも長くできるような試合運びをしたいです。先制点を取ることも大事ですが、たとえ先制を許しても落ち着いて試合を運べれば、絶対に逆転できます。個人としても、最後に得点を取りたいです。


[前節の結果/横浜FC]
横浜FC 1-1 岡山


[前節の布陣/横浜FC]



[前節の布陣/ジェフ]



[最近の戦績/横浜FC]
10/14 山形 2-0 横浜FC
10/20 横浜FC 2-2 町田
10/28 京都 2-2 横浜FC
11/05 横浜FC 2-0 熊本
11/12 横浜FC 1-1 岡山


[過去の対戦成績]
15/05/03 千葉 3-0 横浜FC
15/08/23 横浜FC 0-1 千葉
16/03/13 千葉 1-0 横浜FC
16/07/31 横浜FC 2-1 千葉
17/04/22 横浜FC 4-0 千葉


TICKET INFOこの試合のチケット情報

11.19 (日) 16:00 KICKOFF 明治安田生命J2リーグ 第42節

試合会場フクダ電子アリーナ

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