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2018 SEASON MATCHES試合日程・結果

SEASON
2018年も、ジェフの新たな1年は「ちばぎんカップ」で幕を開ける。

18日間に及ぶ沖縄キャンプを無事に終え、ジェフがフクアリに帰ってくる。就任2年目を迎えたフアン エスナイデル監督は、このキャンプで得た手応えを次のように語った。

「昨シーズンのキャンプより今シーズンのほうが、落ち着いてできたところが大きかったです。お互いに知っている選手がいるということ、既にそれだけでアドバンテージです。トレーニングに関しては本当に良かったし、戦術練習もできたし、うまくいったと思います」

今シーズンのジェフは、「継続」と「上積み」をテーマとする。

2017シーズンはリーグ戦7連勝、プレーオフ進出とクライマックスに“改革”の成功を実感させる結果を得たが、シーズン序盤から中盤にかけては安定感に欠け、勝点を伸ばすことができなかった。その不安定さを改善するための近道は、積み上げてきたスタイルの確立と、さらにパワーアップさせるための刺激である。昨シーズンの主力がチームに残留し、即戦力と言える選手が加わったオフの動向がその姿勢を明確に示している。

今シーズンもキャプテンマークを巻く近藤直也が言う。

「昨シーズン最後に良い形で結果を出していたのでそれを継続しつつ、さらにポイントで良い選手が入ってきました。(ちばぎんカップは)勝ちにこだわりたいと思いますが、内容にもこだわりたいです。ただ、すべてがうまくいくとは考えていません。この時期は、修正する部分が出たほうがリーグに向けて改善につながります」

多くの新戦力が加わったことで、ポジション争いは昨シーズンに増して激しくなった。シーズン序盤の成否を分けるのは、彼ら新戦力がチームにフィットするスピードと、健全な競争によるチーム全体の底上げだ。それらがうまく噛み合えば、開幕直後から昨シーズン終盤と同様の充実感を示せるに違いない。J1でも屈指の強豪、柏レイソルと向き合う「ちばぎんカップ」は、その意味においても重要な位置づけにある。

同じ千葉を本拠地とする柏レイソルも、昨シーズンからの好調をしっかりと維持している。

4位で終えた2017シーズンは、ベストイレブンに選出されたGK中村航輔、進境著しいCBコンビの中山雄太と中谷進之介、さらに日本代表入りしたMF伊東純也など、例年どおり若いタレントが躍動。クリスティアーノを軸とする強力なブラジル人助っ人に加え、MF大谷秀和や栗澤僚一、細貝萌らベテランが攻守ともバランスのいいチームを支えている。

さらに、今オフにはアルビレックス新潟からFW山崎亮平とMF小泉慶、大宮アルディージャからFW江坂任、アビスパ福岡からDF亀川諒史、横浜F・マリノスからDFパク ジョンスら即戦力を獲得。選手層に一層の厚みを増して新シーズンを迎える。1月30日にはAFCチャンピオンズリーグ本戦出場を懸けてタイのムアントン・ユナイテッドとプレーオフを戦い、見事に勝利。チームとしての完成度の高さを示している。

フアン エスナイデル監督が言う。

「(柏は)良いチームです。本当に良いチームです。レベルはJ1の中でも上のほうだと思いますし、そういうチームと対戦できるのは本当に嬉しいと思っています」

そして何より、同じ千葉を拠点とするライバルである。戦うリーグ戦は異なるとしても、この一戦を簡単に落とすわけにはいかない。第23回となる今大会の舞台はフクアリだ。内容にこだわりながら、もちろん勝利も手に入れたい。指揮官が続ける。

「スタジアムを人で埋めつくしてほしいと、本当に思っています。我々が良いサッカーをする、すべてを出し切る、そういう風にすればお互いのサポーターが盛り上がると思います。その盛り上がりに負けないようなプレーを我々も見せたいと思うし、サッカーにとって大切なのは、満員の観客が良い雰囲気を作ってくれることがベースにあります。そういう意味でも良い試合をしたいですし、勝ちたいと思います」

どんな試合でも「らしさ」を表現することと、何としてでも「結果」を手に入れることの両立は、今シーズンのジェフにとって最大のテーマである。その可能性を示すために、「ちばぎんカップ」で、フクアリで、全力で戦い、柏レイソルから勝利を奪いたい。


フアン エスナイデル監督
昨シーズンのキャンプより今シーズンのほうが、落ち着いてできたところが大きかったです。昨シーズンに関してはすべてが新しいことでしたが、今回に関してはそういうことはなく、落ち着いてできたと思います。お互いに知っている選手がいるということ、既にそれだけでアドバンテージです。トレーニングに関しては本当に良かったし、戦術練習もできたし、うまくいったと思います。
(柏は)良いチームです。本当に良いチームです。レベルはJ1の中でも上のほうだと思いますし、そういうチームと対戦できるのは本当に嬉しいと思っています。
スタジアムを人で埋めつくしてほしいと、本当に思っています。それを望んでいます。我々が良いサッカーをする、すべてを出し切る、そういう風にすればお互いのサポーターが盛り上がると思います。その盛り上がりに負けないようなプレーを我々も見せたいと思うし、サッカーにとって大切なのは、満員の観客が良い雰囲気を作ってくれることがベースにあります。そういう意味でも良い試合をしたいですし、勝ちたいと思います。

近藤 直也
(エスナイデル体制2年目での上積みは)昨シーズンのこの時期は、ラインを上げることとプレスに集中して練習をしていましたが、(シーズンの)後半は自分たちも考えてライン調整ができました。今シーズンはそれを継続できています。もちろん上げるところはしっかりと上げるよう(エスナイデル監督から)言われていますが、そこは柔軟性をもたせてくれています。昨シーズン最後に良い形で結果を出していたのでそれを継続しつつ、さらにポイントで良い選手が入ってきました。監督も細かくアドバイスをしています。
リーグ開幕まで3週間あります。(ちばぎんカップは)勝ちにこだわりたいと思いますが、内容にもこだわりたいです。ただ、すべてがうまくいくとは考えていません。この時期は、修正する部分が出たほうがリーグに向けて改善につながります。内容も良い上で勝てればいいのですが、トントン拍子にはいきません。90分間、新チームで公式戦のようにできるので、全体の確認をしたいと考えています。

増嶋 竜也
(沖縄キャンプで)たくさんトレーニングをしてきたので疲れがたまっている部分もありますが、楽しみな部分も多いです。慣れるまで手こずりながらやってきましたが、トレーニングゲームを重ねるたびに良くなっています。
(ちばぎんカップに向けて)お客さんが入るフクアリでの試合は、モチベーションの一つです。サポーターの皆さんも期待をしてくれていると思うので、キャンプでやってきたことを出したいと思います。(柏は)一緒に戦ってきた仲間なので楽しみな反面、考える部分もありますが、ちばぎんカップという伝統ある大会なので、楽しみながら盛り上げたいと思っています。柏を相手にどこまでできるかを示したいですし、(自身にとって)初めてホームとしてのフクアリなので、自分がこういう選手だというのをサポーターの皆さんに見せたいです。地元のスタジアムなので頑張りたいと思います。

高木 利弥
戦い方とかがこれまでいたチームとは違った形だったので、まずはそこに慣れていくことと、あとは体をしっかり作っていくところを意識していたのですが、いいキャンプができたと思います。一番大事なのはリーグの開幕戦ですが、でもサポーターの皆さんも(ちばぎんカップを)心待ちにしていると思うので、まずは自分がこういうプレーヤーなんだというところをサポーターの皆さんに見せたいなと思っています。
(柏の伊東純也選手とは)神奈川大学でずっと一緒にやってきた仲でもあるので、ある程度得意なプレーを分かっているつもりではいますし、そこをしっかりつぶせれば柏の攻撃のブレーキにもなると思います。あまり意識しすぎず頑張りたいと思います。(ダービーマッチは)あまり実感がわかないのですが、同じ黄色のチームですし、負けちゃいけないということは熟知しているので、そこはしっかり理解して戦いたいと思います。

町田 也真人
キャンプでは、まずは自身のコンディションを上げるということと、新加入選手が自分たちの戦術に合わせられるように監督も指導していたし、自分も新加入選手がフィットできるように声をかけたりしていました。(ちばぎんカップは)歴史ある試合だし、お客さんもいっぱい入ってくれると思うので、「今シーズンも(ジェフのサッカーを)見たいな」と思ってもらえるような戦いを見せられるように、しっかり戦って勝ちたいです。正直、昨シーズンは分からないことだらけで、「これでいいのかな」と思いながらの戦いだったんですけど、今シーズンは昨シーズンとは全然違っているので、自信はあります。J1でプレーをするためにまず自分としてはどれくらいできるのかということと、チームとしてJ1にいけるように、「今シーズンいくぞ!」というようなプレーを見せたいと思います。(柏は)Jリーグでも屈指のチームなので、チャレンジャーとして胸を借りるつもりで僕は戦いたいと思います。

矢田 旭
(沖縄キャンプでは)レベルの高いチームとトレーニングゲームもできたので、充実していました。トレーニングでもしっかりと戦術やセットプレーの確認ができました。(上積みの部分は)新加入の選手もいる中でしっかりとコミュニケーションを取れたこと、自分としても引き続き昨シーズンの感覚を確かめながら、違う形も確かめることができました。個人としてはゴールに絡めなかったので、そこはもっと絡んでいきたいと感じます。
このチームへ加入する前から、ちばぎんカップのことは知っていました。同じ千葉県内にあるチーム同士の対戦でもありますし、相手はJ1の強豪です。その相手にどこまでできるのか。そこでしっかりとできるのであれば、リーグ戦でも自信をもってできると考えています。チャレンジャーとして挑みたいです。

清武 功暉
(沖縄キャンプを通して)個人的には1試合目(1月23日)の札幌戦に手ごたえがあります。自分の中ではコンディションは上がっていますし、準備はできています。昨シーズンほどスタート時にラインを上げているわけでもなく、昨シーズンの終盤の良い感じを引き継げています。そして上積みとして良い部分を新加入選手に伝えることができています。また、セットプレーでの得点を挙げられるように、自分の強みでもあるプレースキックの質を上げて行きたいと思っています。
(ちばぎんカップは)昨シーズンの対戦では負けています。一つのタイトルとして、考えて準備をしたいと思います。(柏の)前線のタレントは豊富で良い選手がそろっていて、強いイメージ。僕らは監督の目指すサッカーが浸透してきているので、昨シーズンよりもしっかりとした戦術で戦えると思います。

TICKET INFOこの試合のチケット情報

2.4 (日) 13:00 KICKOFF ちばぎんカップ 第23回

試合会場フクダ電子アリーナ

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