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2018 SEASON MATCHES試合日程・結果

SEASON

数的不利を覆せず、完敗。



開幕から3戦未勝利で迎えた第4節、アウェイの徳島ヴォルティス戦は1-4の完敗に終わった。

フアン エスナイデル監督は、これまでの3試合からメンバーを入れ替えてこの試合に臨んだ。フォーメーションは4-3-3の布陣。GKはロドリゲス。最終ラインは右から溝渕雄志、増嶋竜也、エベルト、高木利弥の4人。アンカーのポジションに熊谷アンドリューが入り、インテリオールに茶島雄介と小島秀仁が位置。前線は右に矢田旭、左に町田也真人、中央に指宿洋史が並んだ。

4分、小島の思い切りのいいミドルシュートから始まったゲームは、直後に起きたアクシデントによってゲームプランが崩れた。

13分、ジェフは左サイドの自陣深くで突破を許し、クロスを上げられる。徳島の呉屋大翔のシュートはゴールライン上で溝渕雄志がブロックしたが、これがハンドの判定となり、レッドカードが掲げられて一発退場。PKを決められ、1人少なくなった上に先制点を奪われてしまった。

その後は数的不利を強いられて防戦一方となったが、徐々に“10人での戦い方”をつかんで落ち着きを取り戻し、25分過ぎから反撃。迎えた30分、粘り強くパスをつないで右サイドに展開すると、増嶋がゴール前にクロスを上げる。こぼれ球に素早く反応した指宿が左足を伸ばして押し込み、同点ゴールを奪って試合を振り出しに戻した。

試合はそのまま1人少ないジェフがいいリズムで攻撃を続けていたが、前半終了間際の45分に再びゴールを許す。ジェフの右サイドから縦にスルーパスを通されると、反応したドリブルで運んだ徳島のMF杉本太郎が鋭い切り返しからシュート。これが決まり、前半は1-2で終了を迎えた。

反撃しなければならないジェフは、後半開始と同時に茶島に代えて高卒ルーキーのDF杉山弾斗を投入。61分には矢田に代えてFW船山貴之、65分には指宿に代えてFWラリベイと早めの交代策で局面の打開を図ったが、時間の経過とともに体力的な差が表れ、徳島に押し込まれる時間が続いた。

74分に迎えたピンチは粘り強く守ってマイボールにしたものの、増嶋のパスが相手の足元に転がり、MFシシーニョに追加点を決められる。さらに、試合終了間際の89分にはセカンドボールを拾われて最終ラインの裏を突かれ、徳島のFW島屋八徳に試合を決定付ける4点目を奪われた。ジェフは10人で最後まで戦い抜いたが、特に後半は体力的な消耗が見られ、ゴールを奪うことはできなかった。

試合後、フアン エスナイデル監督は次のように話した。

「退場者が出たことで難しくなりました。前半に追いつくことができて、我々の時間もあったのですが、それだけでは足りなかった。1人少ない中でプレーするというのは、かなり制限がかかります」

前半開始早々のアクシデントは、あまりにも痛かった。これでジェフは開幕から4試合勝利なし。1分3敗と苦しいスタートとなったが、もう一度気持ちを切り替えて次の一戦に臨むしかない。

次節は3月21日(水)。中3日のスケジュールで、ホームにカマタマーレ讃岐を迎える。なんとしても、今シーズン初白星をフクアリで手に入れたい。