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2018 SEASON MATCHES試合日程・結果

SEASON

8試合ぶり無失点の勝点3。



我慢に我慢を重ねて、チーム一丸となってつかみ取った勝利だ。

アウェイの栃木SC戦に臨んだジェフは、7分にラリベイが奪ったゴールを最後まで守り抜いたジェフが1-0で勝利。8試合ぶりの完封勝利でリーグ前半戦のラストゲームを飾った。

スタメンは4-4-2の布陣。GKはロドリゲス。最終ラインは右から茶島雄介、近藤直也、増嶋竜也、高木利弥の4人。中盤の真ん中に熊谷アンドリューと矢田 旭が並び、右に船山貴之、左に為田大貴が位置。縦に並ぶ2トップには指宿洋史とラリベイが入った。

戦前の予想どおり、試合は立ち上がりからジェフがボールの主導権を握る展開となった。

5分にはCKを獲得し、ペナルティーエリアの外で待ち構えた茶島がボレーシュート。相手を押し込んだジェフは、直後の7分に幸先よく先制点を奪う。

ピッチ中央から右サイドに展開すると、下がり気味の位置でパスを受けた船山が縦にスルーパス。走り込んだ茶島がニアサイドにクロスを入れ、ラリベイが技アリのヘディングシュートをゴール左隅に決めた。

その後もジェフの攻勢は続き、12分にはまたしても右サイドからクロス。ラリベイがヘディングで落とし、指宿がシュートを放った。さらに21分には左サイドから中央に切り込んだ為田がシュート。DFに当たってこぼれたボールを船山が拾い、立て続けにシュートを放つ。23分には左サイドを為田がドリブルで突破し、指宿がヘディングシュート。欲を言えばこの時間帯に追加点を奪いたいところだったが、ジェフは両サイドを起点とする攻撃で何度もチャンスを作った。

前半は、その後もボールを支配し、時折チャンスを作って相手ゴールに迫った。しかし追加点を奪うことはできず、前半は1-0のまま終了。気温も湿度も高い厳しい条件下で、後半は耐える時間が続いた。

まずは50分、キレのある動きで存在感を示した西谷和希にジェフの右サイドを突破され、シュートを打たれる。さらに56分にはロングカウンターを受けたが、ここは船山が気迫あふれる守備でピンチを回避。66分には再び西谷にシュートを打たれたが、近藤が身体を投げ出すブロックで阻止した。

フアン エスナイデル監督は63分に高木に代えてDF乾貴哉、73分に指宿に代えてDF岡野洵を投入し、3バックに変更。一方、栃木は69分にFWネイツ ペチュニクとMF川田拳登、88分にFW榊 翔太を投入するなど攻勢を強め、ジェフにとっては我慢の時間が続いた。試合終盤を迎えるにつれて体力の消耗は激しく、追加点のチャンスを作れなかったが、チーム一丸となって1点を守り抜いた。

近藤が振り返る。

「久々にこんなに暑い中での試合だったので、ペース配分が難しかった。動けなくなった時にどう守るかというところでは、前から後ろまで、もう少し統一された守りができれば良かったと思います。やっぱり、前半のいい時間帯に2点目、3点目を取れると相手の勢いを消すことができるので、決められる時にしっかりと決めて試合を終わらせることが課題です」

前節の反省を踏まえれば、無失点で勝ち切れたことの意味は大きい。指揮官が言う。

「チームは苦しい状況でもやり方を理解しているし、ハードワークすることができます。それを実行してくれた選手たちを誇りに思いますし、勝利を喜んでいます。この勝利を選手たちとサポーターに捧げたいと思います」

次はホーム連戦。まずは強豪・大宮アルディージャから勝点3を奪って、この勢いをさらに加速させたい。