不公平な結果に終わってしまいました。そういう意味で、とても難しいシーズンが続いています。ディフェンスのわずかなミス、個人的なミスによる代償があまりにも大きい。相手のチャンスは少ないのですが、それをゴールに結び付けられています。少ないミスを、さらに少なくするためのトレーニングをして改善しなければなりません。負けた試合に対しては心が痛いですが、選手はすべての力を出し切ってくれています。私の意見ですが、少なくとも悪い試合ではなかったと思います。チームは勝ちにいっている。いいサッカーを生み出している。それでも、少ないチャンスをゴールにつなげられている。もちろん、それが今シーズンにおける現状ですから、さらに強く、さらに団結しなければなりません。そして、絶対にあきらめないこと。誰ひとりとしてあきらめないことです。

サポーターの皆さんには心から感謝しています。皆さんが勝ちたいという気持ちを持っている中で、どんな状況でも声援を送ることが難しいことは理解しています。だからこそ、本当に残念です。サポーターの皆さんに喜びを与えられないことが、本当に残念です。選手に対しても同じです。彼らの努力はもう少し報われるべきだと思っています。だからこそ、団結して強くありたいと思います。いつもやっているように、次の試合に向けていい準備をします。次の試合に出る選手に関しては、少なくとも今日と同じような努力を見せてもらいたいと思います。

―― システムをダブルボランチに変更しました。

今日は良かったと思いますか？　私も良かったと思います。試合の大部分が良かった。狙いとしては、相手の最終ラインと中盤の間のスペースで指宿にボールを受けてもらいたかった。前半に関しては、ラリベイの存在感をペナルティエリアの中でもっと出したかったと思います。（熊谷）アンドリューと（佐藤）勇人は並んでプレーすることに慣れていますから、私の意見としてはとても良かったと思います。全体としての意図はいつもと変わりません。試合を支配して攻撃をする。彼らがやりやすいポジションでプレーしてほしいと思っていましたし、実際にうまくやってくれたと思います。

試合の入り方はすごく良かったと思います。でも、ああやって簡単に失点してしまったので、残念という気持ちが大きいです。僕の感覚では、いい形が作れていると思っていました。そういう状況で、本当に1本のピンチから失点してしまった。後半も相手のチャンスを本当に少なく抑えることができたのに、同じように1本のピンチから失点してしまって。本当に悔しいです。失点シーン以外はピッチの中でうまく対応して守れていたと思うので、一発で失点してしまうケースをなんとかして修正しなきゃいけないですね。

もちろんこれからも、全員がチームのために、キツい時に走ったり、身体を張ったり、そういう部分が大事だと思います。これで下を向くのではなくて、全員で結束して戦い続けたいと思います。

立ち上がりはチームとしていい入り方ができていたと思います。その中でたまたま自分が点を取ったというだけ。いいボールが入っていたので、もしかしたらこぼれてくるかなと思っていました。GKがファーサイドのコースを切っていたのが見えていたので、そこは冷静に流し込みました。勝利につながれば良かったですけれど、悔しいですね。

システムが変わって、ここ数試合よりはロングボールが減ったと思います。中盤に人数をかけているので、しっかりつないで前に運ぶというシーンも多かった。ただ、相手のセンターバックが大きく開いてきた状況で、プレスに行くのか、行かないのか、そのあたりの対応が少し中途半端になってしまった気がします。前半の最初は押し込むことができたので、それをどうやって続けていくかが今後の課題だと思います。

立ち上がりは良かったと思います。ただ、1点取ってから、チームとしてプレッシャーをかけるべきところでかけられなかったり、そういうシーンが出てきてしまって、一発でやられる失点につながったのかなと思います。今日は自分も失点に絡んでしまっているので、自分自身も、先制点を奪ってから安心してしまった甘さが出てきてしまったんだと思います。

でも、決してすべてが悪いわけではありません。後半はいい距離感で攻撃できていたし、失点シーンも“個”の問題なので。攻撃に関しては、最近になかったショートパスがいい感覚でつながっていました。今シーズンは一発でやられる試合が続いているので、解決策に対してもっと真剣に向き合わないといけない。あきらめていません。上に行けるチャンスや可能性がある以上、残り試合をしっかり戦いたいと思います。