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2018 SEASON MATCHES試合日程・結果

SEASON
前節・愛媛FCとのアウェイ戦で喫した黒星によって、J1昇格を目標とする今シーズンの目標達成は崖っぷちに追い込まれた。

第35節を終えて勝点42。6位横浜FCとの差は17ポイントにまで開き、順位は18位にまで後退した。可能性はゼロではないが、文字どおりの奇跡が起こらなければ目標の実現は難しいだろう。むしろ、J3への自動降格圏となる21位との勝点差は15と“上”より近く、まずはきっちりと残留を決めることを優先に考えるほうが現実的と言えるかもしれない。

ただし、勝点がいくつであっても、どの順位にいても、今シーズンのジェフがやるべきことは変わらない。目の前の1試合に全精力を注ぎ、自分たちの持てる力をすべて発揮して勝利を目指す。そうした“姿勢”におけるブレはない。

アウェイで迎える今節の相手は、自動降格圏の21位に位置するロアッソ熊本だ。フアン エスナイデル監督が言う。

「やるべきところをやらないと、どんな相手であろうが苦しみます。たとえば愛媛戦、下馬評ではもしかしたら、簡単に勝てると思っていた人もいるかもしれません。でも、簡単ではありませんでした。相手の順位は下かもしれませんが、我々があるべき姿でなければ、苦しむのは分かり切っています」

20位のFC岐阜を6ポイント差で追いかける熊本は、最近6試合、勝利から見放されている。前々節は松本山雅FCに0-2、前節は京都サンガF.C.に0-4と完敗を喫し、いずれも無得点。そうした状況を考えればアウェイとは言え「ジェフ有利」と見る向きは強いかもしれないが、指揮官の言うとおり、相手がどこであっても“やるべきこと”をやらなければ苦戦するのは目に見えている。

愛媛戦について、小島秀仁が振り返る。

「自分たちで決めるべきところを決められず、負けるべくして負けてしまったという試合でした。自分が決めるべきチャンスもありましたし、そういったところは突き詰めていかなければと思います」

町田也真人は“気持ち”を強調した。

「熊本も厳しい状況にあるので、もちろん必死になって向かってくると思いますし、そういうチームに勝てるかどうかに自分たちの力が問われると思います。ただ、それ以前に、今の僕らはどんな相手であっても勝たなきゃいけないし、そういう気持ちを見せる試合をしなきゃいけない。そう思っています」

守備には安定感が見え始めていることから、勝敗を左右するポイントは“決定力”となりそうだ。愛媛戦でもボール支配率で相手を圧倒しながら、引いて構える相手を最後まで崩すことができなかった。

累積警告による出場停止処分でこの試合を欠場した熊谷アンドリューが言う。

「前回の熊本戦は、全体的に試合を支配できていました。先制点を奪われた以外はほぼ自分たちのペースだったので、あのような戦いができれば勝てない相手ではありません。(金沢でチームメイトだった)ビョンくん(安柄俊選手)は身体能力が高いし一発があるので、そこはしっかりみんなでケアをしていかなくてはいけないと思います」

一戦必勝――。この1試合にすべてを懸けるジェフの姿を見たい。


フアン エスナイデル監督
(熊本戦は)ここ最近の試合展開と同じようになるのではと予想しています。我々がボールを持ち、結果は我々の手にかかっているということです。たとえばそれはフィニッシュへの覚悟や、勝ちたいと思う熱意、そういったところで勝つかどうかが決まります。もちろん、相手のことはリスペクトします。それは他のチームに対しても同じです。
やるべきところをやらないと、どんな相手であろうが苦しみます。たとえば愛媛戦、下馬評ではもしかしたら、簡単に勝てると思っていた人もいるかもしれません。でも、簡単ではありませんでした。相手の順位は下かもしれませんが、我々があるべき姿でなければ、苦しむのは分かり切っています。我々がそういう勝ちたいという強い気持ちや気迫を持ってやれば、勝てると思います。

下平 匠
数字として失点は減っていますが、相手がブロックを作って守っているから自分たちがボールを持っている時間が多いし、そういうなかでもワンチャンスで決められてしまうのはもったいないです。(攻撃面では)もうちょっと高い位置でプレーしたいというのもありますし、自分じゃなくても誰かがサイドに流れるなりしていければと思います。最後は相手の裏を取らないとなかなか全部足元で崩していくのは難しいので、どうやってそういう場所に入っていくかが大事です。
熊本とは対戦したことがないのであまり印象はありませんが、相手もとにかく勝点が欲しい状態ですし、自分たちも勝点3を取らなければいけない試合です。残り試合を考えても、簡単な試合はありません。相手どうこうよりも、自分たちがどのようにサッカーをして、どういう形でゴールを取っていくのか。ちゃんと(周囲と)合わせていければと思います。

小島 秀仁
愛媛戦は自分たちで決めるべきところを決められず、負けるべくして負けてしまったという試合でした。自分が決めるべきチャンスもありましたし、そういったところは突き詰めていかなければと思います。チームとして2試合ゴールを奪えていないので、(熊本戦は)自分たちで主導権を握りながら、ゴールを貪欲に狙っていきたいです。
熊本の前線の選手は技術が高いです。それにミナさん(皆川佑介選手)はセットプレーや高さのところ、ボールを収めるといったプレーはすごく上手です。ミナさんは高校(前橋育英高校)のときにお世話になった先輩なので、試合で会えるのは楽しみです。でもフリーにさせるとやられてしまうので、良さを消していきたいと思います。

熊谷 アンドリュー
(出場停止明けとなる熊本戦は)準備万端です。チームの流れがそこまで良くないので、自分も含めてチームを助けられるように、結果で応えられればと思います。一つひとつのプレーに対して選手全員が責任を持ってやれば、勝てる試合はできます。
前回の熊本戦は、全体的に試合を支配できていました。先制点を奪われた以外はほぼ自分たちのペースだったので、あのような戦いができれば勝てない相手ではありません。(金沢でチームメイトだった)ビョンくん(安柄俊選手)は身体能力が高いし一発があるので、そこはしっかりみんなでケアをしていかなくてはいけないと思います。(安選手を含めた)相手のフォワードは強力なので、しっかり抑えて自分たちのサッカーをやっていきたいです。

清武 功暉
(途中出場した愛媛戦は)自分は、結果を残さなければいけない身でした。シュートチャンスもあったし、良い関わり方はできたかなと思います。これまでもブレずにやっていましたが、(出場機会に恵まれないのは)何かが足りていないからだとも思っていたので、トレーニングからしっかりアピールしなければいけないと思ってやっていました。愛媛戦でメンバーに入って、準備してきたことをそれなりには出せたかなとは思います。
(熊本との古巣戦は)他のチームと対戦するときとは違う感情があります。熊本は(残留に向けて)後がないぶん死に物狂いでやってくるでしょうし、厳しい試合にはなると思います。でも42試合のうちの1試合には変わりありませんし、僕らにとっても落とせない試合です。しっかり戦いたいと思います。

町田 也真人
熊本も厳しい状況にあるので、もちろん必死になって向かってくると思いますし、そういうチームに勝てるかどうかに自分たちの力が問われると思います。ただ、それ以前に、今の僕らはどんな相手であっても勝たなきゃいけないし、そういう気持ちを見せる試合をしなきゃいけない。そう思っています。
相手が守備的に戦ってくることも予想できるので、それをどう崩すかが課題になると思います。これまでの試合でもいろいろな方法を試してきたつもりですが、現状としてはなかなか結果として示すことができていない。具体的には、相手のサイドにいる選手と3バックの一枚を引っ張り出して、そのスペースを突くような攻撃が必要だし、状況に応じたアクセントも必要になると思います。 それから、攻撃している時にイージーなミスをなくすこと。もしミスでボールを失っても、その後のリアクションでもう一度ボールを奪い返してシュートにつなげること。そういうプレーが増えれば、ゴールのチャンスは増えるはずです。もちろん失点を防ぐ意味でも、特にボールを奪い返すとことの質は重要だと思っています。今シーズンは一発のロングパスから失点することが多いですが、攻撃時に発生するイージーなミスをどうやって回収するかによって、その課題を克服できるかどうかが決まってくると思います。

ラリベイ
(5試合ぶりの先発となった愛媛戦は)久々に長時間出場し、痛まずにプレーできたのは良かったと思います。ただ、映像を見直したところ悪くない内容だったと思うのですが、結果は本当に悔しいものになりました。次の試合、絶対に結果を出すという自信を持って戦うことが大事です。我々の力をもってすれば、ゴールは生まれると信じています。その点に目を向けながら、ここ2試合で無得点であることを気にしすぎず、次のゲームを迎えたいと思います。
自分がゴールを決めた試合は、思い出しやすいです。前回の熊本戦はゴール(チーム2点目)を決め、マス(増嶋選手)のゴールを自分がアシストしたのを覚えています。ホルヘ(サリーナス選手)の初ゴールも生まれましたね。次の試合も、フクアリで対戦したときと同じような良いゲームができればと思います。


[前節の結果/熊本]
熊本 0-4 京都


[前節の布陣/熊本]


[前節の布陣/ジェフ]



[最近の戦績/熊本]
09/01 山形 2-1 熊本
09/08 熊本 1-3 大分
09/16 東京V 2-2 熊本
09/23 松本 2-0 熊本
09/30 熊本 0-4 京都


[過去の対戦成績]
2016/05/15 千葉 2-0 熊本
2016/08/14 熊本 3-0 千葉
2017/05/21 千葉 1-1 熊本
2017/07/16 熊本 1-0 千葉
2018/05/27 千葉 3-1 熊本
TICKET INFOこの試合のチケット情報

10.7 (日) 15:00 KICKOFF 明治安田生命J2リーグ 第36節

試合会場えがお健康スタジアム

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