MANAGER
ボールを持った時にうまくパスを回すことができませんでした。ただ、相手もうまくディフェンスをしたと思います。強さもありましたし、我々がシュートチャンスを作るのは難しかったと思います。焦らずにボールを速く回すことが大切でしたが、今日は我々も良い調子ではありませんでした。チームとしてのやる気を見せましたし、勝ちに行く姿勢を示したと思いますが、全員が活躍したというより、(佐藤)優也が活躍した試合だったと思います。
こういう試合、つまり守りを固めてくる相手との試合は、1年を通して苦労しました。今日もやろうとしたことがすべてできたわけではありません。ただ、選手たちの努力、ハードワーク、チームへの貢献に感謝しています。
―― 後半のシステム変更(4-3-3から4-2-3-1へ)について。
中央からの攻撃を増やしたいと考えていました。外側は相手がうまく封じていたので、(矢田)旭をタカ(船山)の後ろに置いて、そこでうまく連動できるのではないかと試しました。(工藤)浩平の投入は良かったと思います。もしかしたらもっと早いタイミングで決断すべきだったかもしれませんが、試合の後で言うのは簡単ですから。
やりたいことはそこでした。ピッチの中央でプレーを作りたかったし、イブ(指宿)が入ってからの流れも良かったと思います。攻撃に厚みを加えるという意味で機能したと思います。
1年間ありがとうございました。メディアの皆さんは今日もいつもと同じ顔ぶれですね。同じ難しい1年でしたが、ここにいる記者の皆さんと一緒に戦えたことを感謝しています。ありがとうございました。
今日は自分たちらしいサッカーがまったくできなかったと思います。後半、4-2-3-1にしてから流れが良くなったと思いますが、相手は守備にあれだけの人数を割いていたので、崩すのが難しかったというのが正直なところです。
(20得点の期待について)最後がこういう試合になってしまって残念です。みんなが「取らせたい」と言ってくれていたので、その気持ちが嬉しかった。今日は本当に相手に守られてしまったというゲームでしたけど、最後の2、3試合は内容も良かった。プレスもできるし、速攻も遅攻もできる。複数のオプションを持って戦えたので、こういうサッカーは来シーズンにつながると思います。
もう少し中央を簡単に使えたら、シンプルにシュートまで運べたのではないかなと思います。ただ、実際にはああいう引いた相手を崩すのは難しいし、相手の守備は最後までよく整っていました。ボールは持っていたし、PKを除けば危ないピンチを多く作られたわけではないので、やはりああいう守備をこじ開ける力がないと厳しいと思います。
もちろん、僕自身がその役割を担っていることは間違いありません。だからこそ、この1年を個人的に振り返ってみても、全然良くなかったと感じています。満足できるプレーではありませんでした。来シーズンは、こういう試合でこそ局面を変えるようなプレーをしないといけないと痛感しています。
(守備を固める相手を崩し切れないという課題に直面し続けた1年だったが?)そうですね。やっぱり、相手がどんなチームであっても、自分たちが「これをやるべき」という確信めいたプレーをし続けることが大事なんだと思います。崩せる時もあれば崩せない時もあるので、相手のスタイルにかかわらず、選手個々の特長を活かしてそれぞれの能力を発揮することができれば、相手を崩してゴールを奪うこともできるはず。もちろん僕自身も個性を発揮してこその選手だと思うので、その質を上げるしかないと思います。チームとしては、やっぱりセットプレーの質をもっともっと上げることですよね。そこは改めて強く感じました。
この1年については、「チームの結果=自分の結果」と考えています。今年はチームとしても個人としても相手に対策されたと感じているし、そういう中で勝つことができなかった。ただ、個人的にはたくさんのことを勉強した1年でした。悪い流れがあるなら、それを断ち切る選手にならないといけないと思うし、もちろん今年もそれをやりたかったけれど、できなかった。力が足りなかった。この1年を無駄にしないためにも、しっかり準備して来シーズンを迎えたいと思います。