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2019 SEASON MATCHES試合日程・結果

中3日のスケジュールで続いた3連戦はいよいよラスト3試合目。ジェフは敵地・金沢に乗り込み、3連勝を懸けてツエーゲン金沢と戦う。

ジェフと同様、金沢も好調の波に乗りつつある。最近5試合は3勝1分1敗。第6節で横浜FCを、第7節で鹿児島ユナイテッドFCを退けて2連勝を飾り、第7節終了時点の順位を6位にまで押し上げた。

江尻篤彦監督がその印象を語る。

「本当に強いチームだと思いますし、柳下正明監督が何年も積み上げてきたチーム作りで、良い形で今年新たな選手を補強している。本当に印象的に強いチームになっているなと感じます」

さらにこう続けた。

「我々がどういう風に相手の良さを出させずに得点を奪うか。どういう形を取っていくかというのは、まだ考えています」

つまり“金沢対策”をいくつか用意してこの試合に臨むことになるのだが、江尻監督の就任以降、やはり相手をしっかりと分析して戦術に落とし込むスカウティングがピッチに立つ選手たちにとっての指針となっていることは間違いなさそうだ。その手応えを、江尻監督の「相手の良さを出させずに得点を奪うか」という言葉に読み取ることができる。

前節のFC琉球戦も、まさにスカウティングが奏功したゲームだった。パスワークに優れる相手に対し、ジェフは「相手の矢印を外側に向けるような守備」を実践。最後まで集中力を切らすことなく耐え続け、虎の子の1点をしっかりと守りきった。決勝点を奪ったのは、01年3月31日以来となるホームスタジアムでのゴールとなった佐藤寿人。待望の千両役者の活躍はスタジアムのボルテージを最高潮に押し上げ、スタジアムが一体となる感覚を覚えた。

快足を活かした攻撃参加で、ゲリアは右サイドの攻撃を活性化し、チームを盛り上げる原動力となった。

「琉球戦はタフな時間帯もありましたけれど、しっかり勝てて良かったです。勝利に対して満足しています。2連勝できたことで、より自信を持ってプレーできる、勝負できるというところはありますし、確かにチームの雰囲気も良いです」

2017年から柳下正明監督が指揮を執る金沢は、確かに着実なパワーアップを遂げている印象がある。ジェフと同様にここ2試合は無失点での連勝を遂げており、最後には杉浦恭平や清原翔平、金子昌広ら攻撃のタレントがきっちりと仕事をする。そうしたスタイルを定着させて、接戦をモノにしてきた。今シーズンも即戦力の補強を積極的に行ったが、昨シーズンまでの既存戦力も頼もしい成長を遂げている。J2では屈指と言えるテクニシャン、清原と杉浦には警戒したい。

江尻監督が続ける。

「スタッフと分析していますけども、(金沢は)勢いがあると思いますし、その勢いをうまくかわさなければいけないと思っています。守備のところも含めてですけれども、攻撃でも今度は少し、ウェイトをかけないといけないかなと。比率的にいうと、ここ数試合よりも攻撃のウェイトも少し考えて、ゲームプランを立てたい」。

3連勝が懸かったビッグゲームだ。ケガ人が続出する現状だからこそ、ここまで特別なエネルギーでチームを引っ張ってきた江尻監督の手腕にも期待が集まる。


江尻 篤彦監督
(金沢は)本当に強いチームだと思いますし、我々がアウェイで戦うにあたってここ何年か良い戦いができていないというのもあるので、しっかり準備したいと思います。柳下正明監督が何年も積み上げてきたチーム作りで、良い形で今年新たな選手を補強している。本当に印象的には強いチームになっているなと感じますし、我々はどういう風に相手の良さを出させずに得点を奪うか。どういう形を取っていくかというのは、まだ考えています。
今、僕自身、スタッフと分析していますけども、(金沢は)勢いがあると思いますし、その勢いをうまくかわさなければいけないと思っています。守備のところも含めてですけれども、攻撃でも今度は少し、ウェイトをかけないといけないかなと。比率的にいうと、ここ数試合よりも攻撃のウェイトも少し考えて、ゲームプランを立てたいと思っています。

ゲリア
(琉球戦は)首位のチームに勝てたことと、自分たちがやろうとしていたことをしっかり表現できました。タフな時間帯もありましたけれど、しっかり勝てて良かったです。勝利に対して満足しています。2連勝できたことで、より自信を持ってプレーできる、勝負できるというところはありますし、確かにチームの雰囲気も良いです。
次は金沢戦ですが、2連勝があるからこそ、さらに自信を持ってプレーできると思います。まだ監督が代わって3週間なので、まだまだ(チームとして)良くしていかないといけない部分があると思います。お互いの距離感だったり、フォーメーションをもっと完成させる、もっと詰めていくべきところがたくさんあると思います。フォーメーション的なところ、自分たちがどうやって機能していくのかというところを、より突き詰めていきたいと思います。

新井 一耀
金沢は得点が多いチーム(リーグ2位の13得点)なので、十分な警戒をしたいと思っています。ただ、そこで勝てばどんどん自信にもなっていきますし、次も無失点で勝つことが大事だと考えます。
自分たちはセットプレーも武器です。流れが良くない時間帯でもセットプレーで得点が取れると試合の流れが変わりますし、武器も増えてきています。(3バックの手ごたえについては)ジェフには守れる選手がいますし、流動的にポジションも変えることもできます。タメも作れてゲームの流れを読める選手も多いので、バランスが良いと感じています。“みんながハードワークをすれば勝てる”。それを信じて、目の前の試合に対して戦っていくだけです。

田坂 祐介
金沢は前節(鹿児島戦)3-0で勝っていて、勢いのあるチーム。勢いを与えないためにも、自分たちがボールを握ることが大事なります。攻撃で押し込むことができれば、守備もうまくハメられると考えます。まずは“自分たち主導のサッカー”が、どれだけできるか。簡単にロングボールを蹴って相手に渡しているシーンがまだ多いので、攻撃の精度を高めるためにも修正したいです。そこをつなぐことができれば、攻撃の回数が増やせますし、フィニッシュにまで持っていくことができると思います。落ち着いてボールを回し、判断の精度を上げれば、もっと得点は取れるでしょう。
守備は2試合クリーンシートなので、問題はないと感じています。(前節・琉球戦で)首位チームを止めたので、次も、相手の連勝を止めます。


[前節の布陣/金沢]


[前節の布陣/ジェフ]



[最近の戦績/金沢]
J2第3節 03/09 vs 東京V(A) 1●2
J2第4節 03/17 vs 町田(H) 6○1
J2第5節 03/23 vs 甲府(A) 1△1
J2第6節 03/30 vs 横浜FC(H) 1○0
J2第7節 04/03 vs 鹿児島(A) 3○0


[最近5試合の戦績/ジェフ]
J2第3節 03/10 vs 山口(H) 2●5
J2第4節 03/17 vs 水戸(A) 1△1
J2第5節 03/24 vs 京都(H) 1△1
J2第6節 03/30 vs 福岡(A) 1○0
J2第7節 04/03 vs 琉球(H) 1○0


[過去の対戦成績]
17/05/07 金沢 2-1 千葉
17/07/22 千葉 2-0 金沢
18/04/08 金沢 3-1 千葉
18/07/15 千葉 3-4 金沢
TICKET INFOこの試合のチケット情報

4.7 (日) 14:00 KICKOFF 2019明治安田生命J2リーグ 第8節

試合会場石川県西部緑地公園陸上競技場

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